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元Jリーガー長谷川太郎氏が「キングオブストライカー2019」を開催 ストライカーの育成と決定力向上を目指す

日本サッカーにおいて長年課題と言われてきた決定力。その決定力不足の解消と、世界的なストライカーを輩出することに重点を置いたサッカー大会、「U−12ストライカー選手権大会 THE KING OF STRIKERS 2019(キングオブストライカー2019)」が、東京都足立区の「ミズノフットサルプラザ千住大橋」で開催された。この「キングオブストライカー2019」を主催したのは、かつてJリーグの柏レイソルやヴァンフォーレ甲府などのチームで、FWとして活躍された長谷川太郎氏。今回は大会当日の様子や、ストライカー育成に対する思いを伺った。

Icon     白鳥純一 | 2019/09/30

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「U−12ストライカー選手権大会 THE KING OF STRIKERS 2019(キングオブストライカー2019)」は、東京都足立区で開催された。 

主催は長谷川太郎氏が代表理事を務める一般社団法人TRE。「~2030年みんなで育てよう!W杯得点王~」を合言葉に、ストライカーの育成に特化したサッカースクールの運営などを行っている。
 

今回初の開催となる「キングオブストライカー2019」には、12歳以下の選手で構成された全8チームが参加。交代自由の3人制(登録は4人以上)、試合時間11分の形式で試合が行われた。
 

ストライカー育成に重きを置いた「キングオブストライカー2019」には、いくつかの大会独自ルールが存在する。

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その一つが、このゴール正面が塞がれた大会独自のゴールだ。得点を積み重ねるためには両コーナーへの正確なキックが求められる。
 

このゴールには「明確なイメージを持ち、何度もチャレンジし続けること。さらには相手との駆け引きを楽しむ心が大切」という、長谷川さんのゴールに対する想いも強く反映されている。
 

長きに渡って日本人選手は「決定力不足」だと言われてきた。その理由について尋ねると、「育成年代からの蹴慣(しゅうかん)の違いがあると感じている。一見すると僅かな差のように見えますが、実際には大きな差を生むケースも多い」と話す長谷川さん。

 FWとしてプレーした現役生活を振り返って、「一緒にプレーした外国人選手は、必ずといっていいほど、その後のシュートを意識したプレーをしていた。

相手の気持ちが分かる日本人だからこそ、常にゴールを意識した駆け引きをしていけば、決定力不足の解消はもちろん、世界トップの攻撃力を誇っていけるでしょう」と、今後の活動に対する抱負や、日本サッカー界の発展に対する想いについても語った。
 

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この日のゲストとして、長谷川さんが「現役時代に影響を受けた選手のひとり」だというフランサ氏。
 現役時代はFWとして活躍。

元ブラジル代表でレバークーゼン時代にはUEFチャンピオンズリーグに出場。柏レイソルや横浜FCでもプレーした実績を持つ。 

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大会優勝者から第3位までのチームと、
MGP(得点王)の田辺礼生くん。

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フランサ氏が選んだMIS(最も印象的なストライカー)には松井美優さんが選ばれ、フランサ氏からトロフィーと海外挑戦権が贈呈された。


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第1回大会は、エクセレントフィートFC(埼玉県さいたま市・左)が決勝リーグを全勝で勝ち抜き優勝。準優勝のTRE2030 Striker Academy(写真・右)を7対5で退けた。 

優勝:エクセレントフィートFC
準優勝:TRE2030 Striker Academy
第3位:ソレイユFC 

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長谷川さんは、今大会に参加された選手に向けて、「自分がなりたい姿や、決めたいゴールをハッキリとイメージすること。イメージできるまで練習をすることがとても大切。何度も繰り返しチャレンジして、自分の感覚を磨いていってもらいたい」とエールを送った。

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今後は、このストライカー選手権大会の世界開催や、ストライカークリニックの実施、さらにはストライカーコーチを日本に普及させるといった活動によって「2030年に日本からW杯得点王を輩出する」という目標に向かって邁進していくとのこと。 

「子供達がGOAL(夢)に向かってチャレンジしやすい環境を整えていきたい」という長谷川さんの今後の動向にも目が離せない。