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アスリートと農家にエールを!全農が「卓球日本代表選手応援キャンペーン」を実施

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、卓球のワールドツアーの中止が続々と発表されている。3月に韓国・釜山で開催予定だった世界選手権団体戦は、一度は6月に延期としたが、9月27日~10月4日に暫定的に再延期。国際大会や活動の停止期間も、7月末まで一時中断という状況だ。そんな中、卓球日本代表オフィシャルスポンサーの全国農業協同組合連合会(全農)は、現在、日本代表の応援キャンペーンを実施している。特設サイトから代表選手へのエールを“デジタル絵馬”に入力し、ツイッターに投稿。それにより、再開の日を待ち望みながら外出自粛の日々を過ごしている選手たちに向け、熱い想いを届けることができる。

Icon 1482131451808 佐藤 主祥 | 2020/05/07
●全国 どど~ん!と「どんぶり」スポーツ応援キャンペーンサイト

昨年を振り返ると、全農は卓球日本代表に、海外ネットワークを活用し、慣れない海外の遠征先で「ニッポンの食」を提供。食事面で全面的にサポートを行ってきた。

 2019年6月の香港オープンでは、大会前日に全農ブランドのみそ汁など「ニッポンの食」を支給。その直後には、全農直営の焼肉レストラン「和牛焼肉 純」に、全農所属の石川佳純をはじめとする日本代表選手・スタッフら計21名を招待し、和牛や日本産米などを振る舞った。 

10月のドイツオープンでは、大会の開催地であるブレーメン現地の日本食レストランと連携。大会期間中、試合会場のビュッフェに全農ブースを構え、日替わりで「どんぶり」を提供した。

メニューとしては、日本産米(新潟県産コシヒカリ)と和牛(群馬県産上州和牛)を使用した「カレー丼」や「牛丼」を各日100名分用意。受け取った選手たちからは思わず笑顔がこぼれていた。
 

それに加え、梅や昆布、おかかなど、馴染みのある具材が入った同じく日本産米の「おむすび」も提供し、試合や練習に励む選手の疲労回復、エネルギー補給に寄与した。 

さらに11月にシンガポールで開催されたT2ダイヤモンドでも、食べ慣れた日本産米の「おむすび」や「いなり寿司」を提供し、代表選手の食事をサポート。

なお、ここでの支援は、現地で日本産米を使用したおむすびを販売する「哲平食堂」の協力もあったため、日本産米のシンガポールでの需要拡大を目指した取り組みでもあった。

そのため日本選手団だけでなく、中国やドイツなど各国の選手・スタッフが日本食を手に取る姿が多く見られ、全農ブースは大賑わいとなった。
 

こうした「ニッポンの食」による代表選手へのサポートをワールドツアーの際に行ってきた全農だが、現在は新型コロナの感染拡大の影響によって世界中の大会が開催中止・延期となり、"支える場"さえなくなっている。

活動自粛中の選手たちも、自宅でできるトレーニングを行ったり、SNSやユーチューブで発信活動をしたりと「今できること」を見つけて取り組んでいる最中だ。
 

本来なら今年7月開催予定だった東京五輪・パラリンピックも1年後に延期となり、選手たちのモチベーション維持は難しい状況であることは間違いない。

そんな時だからこそ、全農は立ち上がり、今回の全国 どど~ん!と「どんぶり」スポーツ応援キャンペーン第5弾の実施を決意した。

●全国 どど~ん!と「どんぶり」スポーツ応援キャンペーンサイト

 企画内容としては、卓球ワールドツアーの開催が見送られている中、「ワールドツアーに参加する卓球日本代表選手を応援!!」と題して、選手にエールを送る、というもの。

やり方は、キャンペーンサイト上で、卓球のデザインが施された“デジタル絵馬”に応援メッセージを入力し、ツイッターに投稿するだけ。
 

キャンペーン参加者には、賞品として「一頭分」の国産の牛肉(※一頭あたりの主要な可食部位は200kg)が用意され、抽選で100名に牛肉2kgが当たるという。
 

なお、国産の牛肉は、新型コロナの影響によるインバウンドの激減や外出自粛によって外食する機会が減り、消費が低迷している。

そのため当キャンペーンでは、“デジタル絵馬”の投稿時に「#国産の牛肉をうちで食べよう」とハッシュタグを付けることにより、農家の方々にもエールを送ることができる。
 

実施期間は4月27日〜8月31日まで。その間、練習や試合ができない日本代表選手たち、そして需要減少に苦しむ農家の方々に向けて熱いエールを送ってほしい。

その言葉一つひとつが、きっと、それぞれがコロナ危機を乗り越えるための大きな活力となるはずだ。
 

<インフォメーション>

●全国 どど~ん!と「どんぶり」スポーツ応援キャンペーンサイト