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『プーマ新作スパイクevo TOUCH J 発表会にキングカズ&ゴン中山登場』 vol.2

カズとゴンには節目がいっぱい?今年一番「神ってる」出来事からトルシエ時代の機内エピソードまで、二人が明かす赤裸々トークと来年50歳を迎える二人の抱負とは? ボリューム満点の囲み取材を全文紹介!

西村 真 | 2016/12/13
ーー久々に2人でのトークイベントでしたが、本日はいかがでしたか?

中山雅史
(以下、ゴン) 緊張しました(笑)。カズさんが落ち着いた雰囲気なので自分はどう振る舞うか、というところで。まあでも昔を思い出しましたね。こういう間柄だったかなと。

三浦知良 (以下、カズ) プーマの新しい商品の発表イベントに、「もう50歳になる二人が出てきていいのかな?」と、さっき二人で話をしていて(笑)。若い選手たちもやっぱりプーマを履いて、こういう場に呼ばれるぐらいの選手が出てきて欲しいなと思いますね。  

−−−スター選手がもっと出てきて欲しいということですが、今の若い選手がそのように成長するには何が必要でしょうか?

ゴン: 難しいですね。「スターになろう!なろう!」と思ってもなれるわけでは無いですし、自分がスターだとも思ってませんからね、僕自身も。とにかくグランドで結果を出すことであったり、皆が望むプレーをどれだけできるのか、というのがスターへ繋がる道だとは思います。僕自身ももっともっとスターを目指して頑張っていきたいなと思います。

カズ: スターというのは、作れるものでは無いですからね。自然発生というか、こうやってメディアの方々に育ててもらうこともありますし、サポーターに育ててもらう部分もありますしね。自分で意識して、僕らの場合はサッカーですから、サッカーでまず結果を出さないといけません。注目される中で結果を出していくことで、段々とスター性が出てくると思います。やはりそれは全て、ピッチ上での結果ではないかなと思います。  

−−−イベントでもお話がありましたが、来年お二人は50歳という「節目のシーズン」だと思いますが?

カズ: 節目って何回あったんだろうね?(笑)

ゴン: かなりありましたよね?(笑)

カズ: うん、20歳くらいの時も言われましたしね。

ゴン: まだ人生1/3ですからね! まだまだこれから「節目」は多いと思いますけどね。

カズ: 32歳の時にトルシエにも言われたね。

ゴン: 過渡期だと言われましたね(笑)。飛行機の中でも言われましたけどね、 モロッコから帰る飛行機で! 二人で機内に呼ばれて、こんな時に言うなよって(笑)  

−−−来年50歳で迎えるシーズンですが、選手としての展望、意気込みをお聞かせください。

ゴン: 僕自身は挑戦を続けられれば良いと思いますし、選手としてやるのかどうかは、色んな人と相談しながら、どう高めていけるのかも考えていかないといけないな、とは思っています。やるのであれば、とことんやるしかないので、その中でチームの力になれれば良いですし。まだまだ先は長く、やることが多いと、自分をもっと成長させなければ厳しいなと思っています。そういうところもしっかり考えて、次に臨んでいければと思います。

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カズ
: そうですね、ゴンちゃんが凄く大事な事を言ってくれたと思うんですけど、やっぱり「自分の挑戦」というか、人がどうとかではなくて、自分の中で自分を高めていく、そういう気持ちが大事だと思うので、来季も良い準備をして、スタメンで出てゴールをあげられたら良いかなと。それが一番身近な目標でもあり、夢でもありますので、精一杯それに向かって自分自身に負けないように頑張りたいなと思います。  

−−−いま12月で、今年を振り返る時期になりましたが、リオオリンピック等あったなかで、2016年で一番印象に残っているスポーツのシーンはありますか?


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ゴン
: 所属しているアスルクラロの最終戦ですね。なんとか勝ってJ3への参入を決められたという事が、大きなニュースです。あとは札幌がJ2で優勝した、ジュビロがJ1に残留した、その辺でしょうかね。

カズ: オリンピックはどのシーンも思い出しますし、特に100m x 4のリレーは本当に興奮しました。練習が丁度終わった頃でね、皆で観ながら大騒ぎしたのを思い出します。日本人ならではの一体感というんですかね、それに凄く感動しました。  

−−−そして今日は「神ってる」という言葉が流行語大賞に選ばれましたが?

ゴン: アモーレじゃないですか!?(笑)  

−−−アモーレはベスト10には入ったんですけど・・・

ゴン: アモーレじゃないんだねぇ・・・(笑)

カズ: 長友に言っておかないとね、ちょっと(笑)

ゴン: いやーそれは悔しいですね。  

−−−ちなみにですが、長友選手にはどんなことを言われる予定ですか?

カズ: 「アモーレは最初に俺が言ったんだぞ」って(笑)。まあ、もう言ったんですけどね(笑)。

ゴン: かなりそこら中で使ってましたよね?(笑)

カズ: 普通ですからね。女性みたら皆もうすぐ「アモーレ」って言いますからね(笑)。

ゴン: そういうことです、はい!(笑)  

−−−長友選手は「俺が最初に言ってたんだぞ」という事に対しては、何かおっしゃっていましたか?


カズ: 特に言ってないですけど(笑)。「はい、わかりました」って(笑)
 
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−−−ありがとうございます。流行語大賞が「神ってる」ということで、2016年を振り返っていただいて、「神ってる」シーンはありましたか?

ゴン: いやいやいや、「神ってる」には程遠いですよね。薄っぺらい神(紙)ですよ、はい。まあもうそれがダンボールになり・・・。

カズ: 自分自身のことでなくても良いんだよ、別に?(笑)

ゴン: え!?あ、いいんですか? でも自分自身のことって言いましたよね、今ね!?(笑)

カズ: 自分自身のことでなくても良いってことだから(笑)

ゴン: まあ、僕以外の事であればすべてが「神ってる」んじゃないですか?

カズ: あれじゃないですか? 2016年ホームゲームのワールドカップ予選で・・・。

ゴン: あ! そうですね! 山口蛍の、あれ「神ってる」じゃないですか!

カズ: あれは凄かったですね。僕は寝ながらベッドで観てたんですけど、やっぱり興奮してその後寝れなくなりましたよね。

ゴン: 寝ながらなんですか?

カズ: はい、すみません(笑)

ゴン: 僕は解説席で(仕事していたのに)(笑)

カズ: もう睡眠時間だったので・・・(笑)

ゴン :で、もう寝れなくなったと? あれはね、日本に大きな光を差し込んでくれたというか。希望をもたらしてくれたというか。

カズ: あれは「神ってる」って感じだったんじゃないですか?

ゴン: そうですね! 神々しさを感じましたね、はい(笑)  

−−−ありがとうございます。先ほどのお話にもありましたが、来年50歳になられるというお歳で、楽しみにしていることは何ですか?

カズ: 僕はだから試合に出てって言ったでしょ(笑)  

−−−サッカー以外のことでは?


ゴン: サッカー以外というか、サッカーがすべてというか・・・。自分が少しでも今の自分よりも成長できることを望んでいますし、それが確かめられるのがサッカーになってしまうので。まあそれ以外にも色々と挑戦していくべきものもありますし、そういう部分で自分が納得できるものを手にできればいいなと思っています。

カズ: Jリーグの公式戦もそうなんですけど、こうやってゴンちゃんなんかと皆で会うんですけど、また仲間が集ってサッカーの試合をできたらいいな、という風に思いますね。2016年は1回もなかったですから。

ゴン: そうですね。

カズ: だからまた、昔の仲間が皆で集まって、お客さんの前で試合ができたらいいですね。

ゴン : どこまで遡ります? 昔の仲間というのは?

カズ: まあ、30代ぐらいまで。

ゴン: 40代ぐらいだったら、まだキレキレでいけるんじゃ?(笑)

カズ :はい、そうですね(笑)  

−−−話題は変わるんですが、久保建英くんがJ3デビューも果たしまして、あと東京五輪世代の代表遠征にも呼ばれました。大先輩のお二方から見て、久保くんをどのように見ているか、どうなって欲しいかという部分でコメントを頂ければと思います。

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ゴン
: 非常に受け答えというか、そういうものも堂々としていますし、U-16ですか? アジア選手権も見させてもらったんですが、非常に落ち着いているし、自分のプレーを高めようと、どう活かしていこうかと考えながらやっているな、というのも感じましたし。年齢の低い方なんだけど、既に中心的存在になっているので、そういう中からちょっとずつ上積みして、日本の中心選手になって日本を引っ張っていくというか、日本の象徴となるような選手になってもらえたらいいなと思います。それに周りが追随というか、良い影響力をもたらしてくれるプレイヤーになって欲しいなと思います。

カズ: そうですね。報道やニュースとかでしか観たことがないんですが、あの若さでグラウンド上での存在感がありますし、J3の試合で出てきた時に皆を惹き付ける、視線を一点に集められるスター性みたいなものがあると思うんでね。フィジカルの問題がまだあって、上のカテゴリーの人とやるには本当に大変なことだと思うんですけど、技術は本当にしっかりしていると思いますし、少しずつステップアップしていけば。世界を代表する選手を意識して戦っていると思いますんでね。ゴンちゃんが言ったように、日本を、そしてアジア、世界に日本という国やサッカーを引き上げてもらいたいなと思います。中学生ですよね? 凄いですよね。  

−−−お二人から見て、高校年代の選手に限らず、日本人の世界で通用する特性はどこだと思いますか?


ゴン: 技術的には非常に高いものがありますから。それをスピーディーでタフな戦いの中で、そして時間のない、スペースのない中で活かしていけるのか、というところだと思います。そういう状況の中で練習をしていくことが、さらに技術云々を高める事に繋がると思うので、志を高く持って、グラウンド上で出してもらいたいなと思います。ただ、今でも十分技術はあると思いますし、僕が思っている高校年代よりも、全然上のレベルでやっていると思いますね。
 
カズそうですね、非常に勤勉だと思いますし、指導者の言うことを100%やろうとする力だったり、皆でまとまって動く力、協力する能力、そういうものは非常に高いと思います。あとはやっぱり、自分達がそこで何をしなければいけないのか、というところですよね。すべてがミーティング通りにいくわけではありませんし、1試合1試合全ての試合で、違う状況に追い込まれたりしますから。しっかりとした判断を身につけていくことが大事だと思います。ゴンちゃんが言ったように、日本の選手は右足も左足もしっかり蹴れますし、ブラジルなんかでも右足だったら右足しか蹴れないとか、左足だったら左足だけという選手もいますから。そんな中で器用に色んな部分を使えるという良さもありますから、その良さをどんどん伸ばしていくべきだと思います。

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取材協力/PUMA JAPAN
写真/佐久間秀実 

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