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現役Fリーガーが見て感じた九州北部豪雨の被災状況と、アスリートとしての社会的立場

2017年7月に起きた台風3号は、九州地方に大きな被害をもたらした。「現地の状況を知りたい」との思いから、フットサルプレーヤーの大徳政博は、貴重なオフを利用してボランティアへと旅立った。

Icon segawa.taisuke1 瀬川 泰祐 | 2017/08/27
2017年7月。活発な梅雨前線による大雨と台風3号による豪雨により、九州北部は福岡県、大分県を中心に大きな被害を被った。

このとき、被害の様子は連日ニュースで報道されていたが、関東に住む私にとっては、対岸の火事のごとく,どこか他人事であったし、世間の関心もそこまで大きくなかったように思う。  

ちょうどその頃、ある企画に基づいてフットサル選手の取材を進めていた私は、何人かのフットサル選手とコンタクトをとっていた。その中に、大徳政博はいた。そして、フットサル選手からの返信を待っているときに、たまたま、大徳政博が書いたブログ記事を発見した。


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  「僕、行ってきます。現地の状況を自分で感じます。そしてみなさんに自分なりに伝えます。」

  会ったこともない無名のフットサル選手のブログをみて、この若者に会いたいと思った。なぜだかは、わからない。彼自身のブログにも書いてある通り、売名目的とらえられてもおかしくないし、実際に私もその考えが頭をよぎった。

しかし、シーズン中のフットサル選手が、束の間のオフを利用した、たった1日だけのボランティアだからこそ、大徳政博という一人の人間の意思を感じたし、フットサルという競技にかけるアスリートのリアリティを感じたのかもしれない。

 次号では、現地の状況や、現地で感じたフットサル選手の社会的な立場について、本人の言葉を正確に伝えるため、インタビュー形式でお伝えする。