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最速タイムへと導くランニングシューズ『New Balance HANZO』vol.2「影の努力が光のゴールに向かって行くのをイメージして」

ニューバランス・ジャパンが日本から世界へ発信する『HANZO(ハンゾー)』シリーズ。前回の「HANZO S」に続いて、自己記録更新を後押しするレーシングモデル「HANZO R」とアスリートや学生の日々の練習用として力を発揮するトレーニングモデル「HANZO T」についても、企画開発担当者の武田氏に熱く語っていただいた。

Icon 3  2 佐久間秀実 | 2017/12/25
<vol.1は、こちらから。>

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――「HANZO R」について、教えていただけますか。

武田:「ハンゾーR」は、3時間切りから3時間半を目指すランナー用のモデルでして、「ハンゾーS」を履くランナーがトレーニング用としても履いています。

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「ハンゾーS」と基本設計は同じですが、ソールに厚みを持たせてクッション性を意識して設計しています。アッパーには3Dプリントの技術を採用することによって厚みが出て剛性が高まり、ホールド感、軽量性、通気性を兼ね備えた作りにしています。

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――「HANZO T」について教えていただけますか。

武田:こちらは、トレーニング用でして、陸上部だけでなくサッカー部や野球部など他の部活の子達の走り込み練習でも使われています。ソールは厚みがあり耐久性重視でして、軽くて変形量も大きいブローンラバーと言うゴムを使用し、グリップし易くしています。長時間、長距離、サイドステップも入るようなトレーニングに対応できる作りにもなっています。

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軽量化を実現するために、3レイヤーのメッシュのパッケージで、ベースレイヤーの上に少し耐久性と剛性が強いマテリアルを置いて、その上にメッシュを被せているので通気性
もあります。見た目はシンプルですが、良いサポート感が生まれてくる作りとなっています。


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――カラーをどうやって決めましたか。

武田:ブランドとしては目立ってほしいので、1代目の時にブライトで輝いたカラーにして、今回は開発当初から構想にあった黒と白のモノトーンにしました。影の努力が光のゴールに向かって行くのをイメージして黒と白で表現したいというのがありました。アパレルの色もセットアップになっています。
 

――企画から完成まで、どれほどの期間を要しましたか。

武田:通常は企画をしてから店頭に並ぶまでが2年間ですが、これは3年半かかりましたね。短いスパンで行いたかったのですが、きちんとデータ採りをして研究して作っている中で徐々に新しいテクノロジーが入ってきまして、色々トライしている内にあっという間に3年半かかってしまいました(笑)。

――どの部分に1番時間がかかりましたか。
 

武田:ソールですね。2つの素材を組み合わせて作っているので、2層にすることが本当に良い事なのかという検証も必要ですし、EVAと言うスポンジで作られているので、この金型を作るのに時間がかかりますし、1発でそれで良いという訳にもいかなかったので、何度も何度も焼き直しをするので時間が1番かかりました。

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――今後の展望を教えていただけますか。
 

武田:日本の伝統的な細かいもの作りをリスペクトしながらシューズの中に落とし込み、見た目やテクノロジーで常に新しい所を行くアメリカのDNAを入れていくことは、ニューバランスだからこそやれることだと思っているので、今後もこだわっていきたいです。

現在の『ハンゾー』シリーズはエリートランナー用の物となっているので、サブ4とか完走レベルに向けても落とし込んでいけないかなという構想はあります。マラソンを走るためのシューズを探しに来たお客様が、「ニューバランスの『ハンゾー』を買えばいいよ!」という状況に持っていきたいです。  (了)
   

『New Balance HANZO』

http://www.newbalance.co.jp/running/nb_hanzo/


取材協力/株式会社ニューバランス ジャパン
写真提供/株式会社ニューバランス ジャパン
取材写真/佐久間秀実