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新川優愛が始球式で“ライオンズ愛”注入!苦しむ西武への熱い想い「彼らの野球が好き。ずっと“青炎(せいえん)”を送り続けたい」

女優でモデルの新川優愛が6月12日、ベルーナドームで開催された日本生命セ・パ交流戦、埼玉西武ライオンズvs広島東洋カープの試合前のセレモニアルピッチに登場した。サウスポーからの美しい投球フォームでスタンドを沸かせ、西武は5ー0で勝利し連敗を8でストップ。まさに“勝利の女神”として、チームの快勝を後押しする登板となった。

Icon 1482131451808 佐藤 主祥 | 2024/06/17
埼玉県出身で、熱狂的な西武ファンとしても知られている新川。プライベートでは今シーズンすでに4試合、ベルーナドームに足を運んで観戦しているという。

仕事においても、プロ野球中継の主音声・副音声へのゲスト出演(BS12 トゥエルビ)や、月刊誌「LIONS MAGAZINE」での連載、2022年には女性ファンが主役の企画「ライオンズ獅子女デー」でメインアンバサダーを務め、始球式も行った。

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筆者撮影
それ以来のマウンドとなるこの日は、白い車に乗ってバックスクリーンから球団マスコットのレオとライナとともに登場。直筆のメッセージボールをバズーカから発射し、レフトスタンドのファンへ“ライオンズ愛”を届けた。

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筆者撮影
初めてのバズーカ砲に新川は、「すごい緊張したんですけど、レオがめっちゃサポートしてくれて、うまく飛ばすことができました。すごくレオにキュンキュンしてました(笑)。かっこよかった」と絶賛。車に乗り降りする際やバズーカを担ぐ時などつねにエスコートを欠かさない、レオの紳士的な対応に“ベタ惚れ”だった。

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筆者撮影
2024年にちなみ背番号「24」のユニフォーム姿でマウンドの前に立つと、ファンに向けて「なにがあっても、どんな時でも、ずーっと“青炎(せいえん)”を送ります」と直筆で書かれた色紙を掲げた。

このメッセージを綴った理由を、新川はこう語る。

「私が見てきた中でも、今年はやっぱり悔しいというか……。ファンの皆さんもいろいろと考えてしまう年かもしれないなと思う。それは私も感じてて。昨日もやっぱり結構ちょっとキツいものがあったんですけど、でもどんな時でもライオンズが好きだし、ライオンズの選手の皆さんがやってくれる野球が好きだから、私はなにがあってもどんな時でもずっと青炎を送りますっていう、私の気持ちですね」

セレモニアルピッチ前日の11日には、今シーズン早くも40敗に到達し、借金も「22」にまで膨れ上がった西武。5月、6月と2ヶ月連続の8連敗は球団史上初の屈辱となり、敗北が決まった瞬間、キャプテンの源田壮亮は、あまりの悔しさに両手をついてうずくまったまま動けなかった。

そんな西武ナインの姿を見た新川は、あえて選手を鼓舞する言葉ではなく、自分の素直な想いを色紙に記したという。そのメッセージがバックスクリーンに映し出されると、スタンドからは温かい拍手が送られた。きっと、ファンも同じ想いを抱いていたのだろう。

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筆者撮影
続けて、縫い目がハート形になっているボールをお披露目。本番前から「素敵なボールで投げさせていただけるんだな」とワクワクしていた様子で、「あらためて実物を見たらやっぱりカワイイな」と思いながらピッチに立ったという。

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筆者撮影
そしてセレモニアルピッチ開始のアナウンスを受けると、すぐさま足を上げ、投球動作へ入っていく。

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筆者撮影


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筆者撮影


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筆者撮影
テイクバックが小さく、綺麗な無駄のないフォームでサウスポーから投じられたボールは、ホームベース横にわずかにショートバウンドし、捕手を務めた柘植世那のミットにしっかりと収まった。その瞬間、会場からは大きな歓声が巻き起こった。

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筆者撮影
投球後には「緊張もしましたけど、柘植選手に届け!と思って投げて、なんとかキャッチしてもらえたので良かった」とコメント。自己採点は「いっぱい練習もしたし、もっとちゃんと(ボールを)飛ばしたかったけど、伸び代がある、という意味で85点」とした。

次回の登板については、「(ノーバウンド投球ができず)やっぱり悔しかったので、もっと練習してきます。サイドスローにしたら100点超えますね(笑)」とリベンジに向けて投球フォームの変更を示唆。

さらに「與座(海人)投手みたいに、下から“ワッ!”てくるような球を投げられるようにしたい。あんまり言うと次、呼んでもらった時に自分の首を締めることになるかもしれないですけど(笑)、頑張りたいです!」と意気込んだ。

次のマウンドでは、球界でも貴重な左のサイドスローでの始球式が実現するかもしれない。

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筆者撮影
セレモニアルピッチ後にも、試合終了までさまざまなイベントに参加した新川。試合は西武が広島に5ー0と快勝し、連敗は8でストップ。

“ライオンズ愛”を込めて投げ込んだ一球が、チームの勝利を後押しする「青炎」として西武ナインに届いた形となった。

これからも若き獅子たちの“勝利の女神”として、心からの「青炎」を送り続けていく。