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東京ヤクルトスワローズドラフト1位/【中村優斗(なかむらゆうと)】愛知工業大学

愛知工業大学の中村優斗投手は、東京ヤクルトスワローズにドラフト1位で指名された。※イラスト/vaguely

Icon kinggear icon KING GEAR編集部 | 2024/11/24

プロフィール

名前:中村優斗(なかむらゆうと)
ポジション:投手
投打:右投げ左打ち
出身:長崎県
生年月日:2003年2月8日
身長/体重:176㎝/81kg
経歴:長田小(長田ジュニアクラブ)ー長田中ー諫早農高ー愛知工業大学

選手としての特徴

MAX160kmのストレートと、打者の手元で鋭く落ちる切れ味抜群のフォーク、縦と横2種類のスライダー、カットボール、スプリットなどを持ち球とする本格派の投手。試合終盤でも球威が落ちないスタミナも魅力だ。

加えて、抜群のコントロールや先発・救援どちらもこなせるユーティリティー性、ピンチになっても冷静で淡々とピッチングができるメンタル面も評価が高く、アマチュア界でも屈指の右腕といわれている。

所属する愛知工大では、3年春、秋、4年春に最多奪三振を獲得。ピンチで三振が奪える点もストロングポイントだろう。投手としての総合的な完成度の高さから、プロの世界でも即戦力として活躍が期待されている。

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球歴

中村は長崎県諫早市に生まれ、小学2年生の時から地元の「長田ジュニアクラブ」に入団し野球を始める。中学までは軟式野球部に所属していた。

高校時代

高校は「県庁で働いて地元に貢献したい」という思いから、公務員への就職実績が高かった県立諫早農業高校に進学。甲子園常連校ではなかったものの、1年秋から背番号1を背負う。2年を迎えるころには、球速140kmをマークし、才能の片りんを現す。2年の春・夏は県大会ベスト8に進出した。

3年生で迎えた最後の夏は、新型コロナウイルスの影響もあり、甲子園大会が中止となってしまう。長崎県が独自で開催した大会では、1回戦で強豪長崎日大と対戦。5回まで1安打無失点の好投を見せるも、6回に捕まり、一挙4点を失う。

そのまま、0-4で敗れて中村の高校野球は幕を閉じた。最高成績は県大会ベスト8だった。

大学時代の活躍

大学は愛知工業大に進学し、1年生の春からベンチ入りを果たす。主に先発として活躍し、第6週・中京大戦では、自らの初勝利を初完封で飾った。3年生の春季リーグでは、9回を自責点0、奪三振15、さらに4年生の春季リーグでは9回を自責点0、奪三振16、被安打2という驚異的な数字を次々に叩き出すなど高いポテンシャルを見せつけた。

4年間で球速を15kmも伸ばし、3年生の春からは3期連続で最多奪三振をマーク。一気にプロ注目の投手として浮上した。

4年生の春に行われた強化試合・欧州代表選で侍ジャパンとしてデビュー。1-0の3回から2番手としてマウンドに上がり、最速157km、1回自責点0、奪三振1の力投を見せた。

国際大会には、4年生の夏に行われたプラハ大会とハーレム大会に出場。主にリリーフとして登板し、2つのセーブを挙げた。

出場成績

侍ジャパンでの主な戦績・個人成績

2024年第43回 プラハベースボールウィーク:優勝/3試合(8回・防御率0.00)
2024年ハーレムベースボールウィーク:4位/3試合(12・1/3回・防御率5.68)

高校時代

諫早農業高校1年(2018年)
夏の長崎県大会:3回戦敗退
秋の長崎県大会:3回戦敗退
諫早農業高校2年(2019年)
春の長崎県大会:準々決勝敗退
夏の長崎県大会:準々決勝敗退
秋の長崎県大会:3回戦敗退
諫早農業高校3年(2020年)
春の長崎県大会:中止
夏の長崎県大会:1回戦敗退

愛知工業大学での成績

2021年春季リーグ戦:4位/5試合(29回)1勝3敗 防御率1.86
2021年秋季リーグ戦:5位/5試合(25回・1勝1敗/防御率2.16)
2022年春季リーグ戦:3位/6試合(20回・1勝1敗/防御率2.70)
2022年秋季リーグ戦:4位/出場なし
2023年春季リーグ戦:4位/4試合(28・2/3回/0勝0敗/防御率1.88)
2023年秋季リーグ戦:4位/6試合(38・2/3回/0勝0敗/防御率2.09)
2024年春季リーグ戦:5位/7試合(33・2/3回/0勝0敗/防御率1.87)
2024年秋季リーグ戦:開催中

※記事内の情報は配信時点の情報です(2024年11月現在)