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発起人Kの独り言・番外編 vol.21『体脂肪29.9%からの大逆襲/イケてる身体に俺はなる! その14・伊香保温泉で雪見酒。自分に甘くなるわたし』  

子供と一緒にプールに行ったときに、恥ずかしくない身体になる! お酒大好き、運動嫌いなキングギア発起人の金子達仁(50歳)は、パーソナル・トレーナーと出会い、イケてるボディを目指してトレーニングを始めた。開始3ヶ月で成果が出始め、暴飲暴食の正月を経ても体重はオーバーせず…。

Icon kaneko 金子 達仁 | 2017/01/27
天気予報によると、週末の北関東は大雪だという。聞いた途端、居ても立ってもいられなくなってしまった。  

温泉で雪見酒がしてえ。  

さっそくネットで検索してみると、正月明けということもあって、かなりおトクな値段設定をしているところがいくつかあった。三が日だと1泊素泊まり1人3万円ぐらいしていたところが、家族3人2食つきで3万円を切ってしまうのである。  

というわけで土曜日の朝から群馬県伊香保温泉に出かけていき、思う存分、雪見酒を堪能してきたわたしである。  

で、気づいたことがあった。やっぱ、身体って大事。  

温泉に入るということは、公衆の面前で裸体をさらすと言うことである。たいていの方がそうであるように、わたしも温泉を愛してやまない人間だが、振り返ってみるに、ここ数年、数十年のわたしはどこかオドオドしながら更衣室に入っていたような気がする。  

いろいろと貧弱なのが情けなくて。  

これはわたしだけなのかもしれないが、以前のわたしには、温泉やゴルフ場の大浴場に入るたび、周囲のお客さんといろんなところを比較して勝った、負けたをジャッジしてしまう傾向があった。  

でもって、自分の努力ではどうしようもならない部分の負けはガマンできても(辛いことではあるんですけどね)、身体つきというか筋肉のつきぐあいというか、個人の努力や節制が如実に現れる部分でも年々負けが込んできていたのが、思えば、結構ショックだったのだろう。
 

というのも、17年1月の伊香保温泉におけるわたしは、どうやったって勝てない部分はタオルで隠しつつ、我ながらびっくりするほど堂々と胸を張り、更衣室で衣服を脱ぎ捨てていたからである。
 

まだ腹周りはたぷんたぷんしている。誰が見てもかっこいいと思える身体にはほど遠い。けれども、貧弱で情けなくて、つい卑屈になってしまうような身体ではなくなってきたという自覚が、気持ちを前向きにしてくれた。  

思うに、02年の阪神タイガース的心理状態なのかもしれない。負けて負けて負けまくった前年までの暗黒時代を思えば、たかだか4位になれただけでも大満足…な感じである。  

でもって、翌年には優勝するんですけどね。  

さて、せっかく伊香保まで出かけていった以上、ただ温泉を楽しむだけでないのは言うまでもない。正月期間に負けないぐらい、わたしは飲みまくって食いまくった。

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というのも、飲みまくった挙げ句の締めペヤングとか、傍若無人の限りを尽くしたお正月明け、『ボディゴールド』で乗った今年最初の体重計の数字は、年末とほとんど変わっていなかったからである。  

むしろ、減っていたぐらいだった。

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9月にトレーニングを始めてからというもの、ベンチプレスにしろスクワットにしろ、あげられる重量は確実に増えてきている。ということは、間違いなく筋肉の量は増えているはずなので、傍若無人な日々がなかったとしても、体重が減る要素はないはずだった。  

にも関わらず、体重ダウン。わたしは確信した。  

小林製薬の『ナイシトールZ5000』なのか、『ドンキホーテ』で1980円で購入したサプリ『燃焼系超速プログラム・オールスターズ・ダイエット』なのか、はたまた雪印メグミルクの『ガゼリSPヨーグルト』なのか。どれが効いているのかは定かでないし、ひょっとすると3つの相乗効果が出ている可能性もあるが、とにかく、いまの自分は太らないモードに突入している。  

飲んでるものが、役に立っている!  

秋から冬にかけて大活躍してくれた腹筋を鍛えるマシーンは、12月に入ったぐらいでお役御免になってしまった。週2回、『ボディゴールド』で痛めつけられまくった腹筋からすると、あまりにも負荷が軽すぎるように感じられてきたからである。自分としては十分にもとはとったつもりだが、ヨメの視線には冷たいものが混じる。  

だが、これまた冷たい視線を浴びつつ購入してきた数々のサプリや健康食品は、どうやら一定の効果をあげてくれているらしい。  

というわけで、ちょびっとばかり自分に甘くなることにした。  

炭水化物、ちょっと解禁。脂っこいもの、ちょっと解禁。日本酒頻度、ちょびっとアップ。  

「ま、いまは体重を気にするより、筋肉増やすことを考えた方がいいかもしれませんしね」  

こちらが呻くと笑顔になるキム・“S”・ガンミョン君からもお許しをいただき、伊香保温泉で再び暴飲暴食をしまくったわたしである。  

ちなみに週明け、体重はまたしても増えていなかった。

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