
【プロ野球セ・リーグ編】「3位ヤクルト、2位阪神、1位は?」駅から近い球場ランキング
オープン戦も佳境に入り、ペナントレース開幕が近づく中、ファンは今シーズン何度も推しチームの戦う球場へ通うことだろう。そんな時に気になる、駅からのアクセスが便利なスタジアムを順に見ていきたい。

【第6位】広島東洋カープ:MAZDA ZOOM-ZOOMスタジアム広島 徒歩10分
一番最寄駅から遠い球場はカープが本拠地とする球場で、2009年にオープンしたばかりの新しい地域密着型ボールパークだ。
スタジアムはJR各線の広島駅南口からは徒歩約10分。広島バスセンターや広島駅からバスを利用する場合は、マツダ スタジアム前で下車し、バス停からは徒歩約3分。広島電鉄を利用したい場合は、的場町駅で下車し、電停からは徒歩約10分の距離にある。確かにセ・リーグの球場の中では一番歩く必要があるが、最寄り駅が新幹線の駅のため、遠方からの応援でも在来線への乗り換えなしでスムーズに入場できるという利点も。なお、飛行機で来る場合には広島空港が最寄りとなるが、市内からかなり距離があり、移動はバスのみ。その所用時間は空港から約1時間30分と移動の負担は大きいかもしれない。
【第5位】読売ジャイアンツ:東京ドーム 徒歩6分
続いてはまさかの東京ドームがランクイン。大都会の中にあり、野球以外にコンサートなどのイベントで幅広く利用されているイメージが思い浮かぶ人も多いだろう。しかし意外にも、徒歩では最寄りのJR中央・総武線 水道橋駅から徒歩で約6分かかる。都営地下鉄大江戸線 春日駅、東京メトロ丸ノ内線・南北線 後楽園駅からは徒歩約9分と、多くの駅からアクセス可能なため、帰路は混雑する最寄り駅を避けて帰ることも容易だ。
新幹線最寄り駅の東京駅からは約22分。空路利用の場合は羽田空港から1時間程度必要だ。車で行く場合は周辺に690台ほど駐車場があり、ネット予約もできる。行ってみたが満車だったとならないよう、予約をして行くと安心だろう。またドームにほど近い人は自転車利用も考えられるだろう。周辺には約550台分の駐輪場があるので、こちらが利用できそうだ。
【第4位】中日ドラゴンズ:バンテリンドーム ナゴヤ 徒歩5分

名古屋を本拠地とするドラゴンズの球場は4位にランクイン。名古屋は想像以上に地下鉄が発達しており、日本で初めての地下鉄環状線ができた場所でもある。その環状線である地下鉄名城線 ナゴヤドーム前矢田駅から徒歩約5分でアクセス可能だ。しかし、駅名にナゴヤドームの名前がついてはいるものの、ドームは目の前にあるのではなく、少々歩く。だが全経路屋根がある通路なので天候を気にせず、雨が降っても傘を持たずに行けることはとてもありがたい。
なお、この地下鉄名城線は遠方からのファンが必ず目指すであろう名古屋駅を通っていないので、名古屋駅からは直通では行けない。地下鉄桜通線または東山線を利用して名城線に乗り換え約40分ほどかかる。空路の場合は中部国際空港から約1時間20分とこれまた時間がかかるのが残念だ。
またナゴヤドームも球場に駐車場、駐輪場を完備している。予約なしでも利用できるが、満車のリスクを考えると事前予約が安心だろう。
【第3位】東京ヤクルトスワローズ:明治神宮野球場 徒歩5分
第3位には神宮球場がランクイン。大正15年に完成した球場は、東京6大学野球や東都大学野球の球場として長年使用されてきた。
アクセスは東京メトロ銀座線 外苑前駅より徒歩約5分とドラゴンズと同程度だが、さすが大都会東京のど真ん中に位置するだけに JR総武線 信濃町駅より徒歩約12分、千駄ヶ谷駅より徒歩約15分、都営大江戸線 国立競技場駅より徒歩約12分とどこも若干歩くが、複数の駅からアクセス可能だ。そして、新幹線を利用するなら東京駅から約40分、空路なら羽田空港から約1時間かかる。
なお、神宮球場には専用の駐車場がない。駐輪場は球場敷地内にあるが、試合終了後1時間で閉門となり出られなくなるので注意が必要だ。
【第2位】阪神タイガース:阪神甲子園球場 徒歩3分

2位となったのが、2024年に100周年を迎えた阪神甲子園球場。言わずと知れた高校球児の聖地であり、熱烈な阪神ファンが日本中から終結する場所だ。外壁を覆うツタが、歴史と伝統を感じさせ、印象深い雰囲気を醸し出している。
阪神だけに最寄り駅も阪神本線の、その名も甲子園駅から徒歩約3分。3分とはいえ、駅を出るともう甲子園球場に足を踏み入れたような感覚になる。ただし、注意が必要なのはJR神戸線 甲子園口駅だ。駅名に“甲子園”とついているものの、徒歩だと約30分ほどかかるので、気をつけたいところだ。新幹線を利用する場合は新神戸駅や新大阪駅から約40分かかる。空路の場合は伊丹空港、関西空港の両空港からリムジンバスが運行しており、伊丹空港からは直通で阪神甲子園バス停まで約25分と最短でのアクセスが可能だ。
甲子園球場は球場内に駐車場がなく、周辺も全面駐車禁止になっている。車では行けないが、有料の駐輪場が周辺にあるので原付やバイクなら駐車可能だ。
【第1位】横浜DeNAベイスターズ:横浜スタジアム 徒歩2分
栄えある第1位はベイスターズが本拠地とする横浜スタジアム。ファンにとってはありがたいスタジアムだ。
横浜公園内に位置しており、良好なアクセスを誇る横浜スタジアム。最寄り駅のJR各線 関内駅から徒歩約2分、地下鉄ブルーライン 関内駅から徒歩約3分、みなとみらい線 日本大通り駅からは徒歩約3分と数分でたどり着ける駅が複数存在するのはありがたい。帰路のラッシュもかなり緩和されるだろう。しかも、JR各線 新横浜駅からは約32分、横浜駅からは約28分、羽田空港からは約56分と、全国各地からのアクセスもスムーズに行えそうだ。
なお横浜スタジアムには駐車場も駐輪場もないので、周辺の駐車場・駐輪場を使用することになる。駐車場がないのはアクセスが良い大都会ならではの事情かもしれない。
ここまで駅から近いスタジアムのランキングを見てきたが、駅から少し歩くスタジアムは、その道程を楽しむという魅力も隠れていたりする。推しのチームの勝利を味わいながら、ゆっくりと帰路につくのもまた一つの楽しみ方かもしれない。そうすることでスタジアムまでの道のりが思い出深いものとなり、次回の観戦も楽しみに感じられるのではないだろうか。
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