山本彩2ndソロアルバム『identity』リリース記念取材レポート~シンガー・ソングライターとして見る、今の景色と未来のカタチ~
昨年10月にアルバム「Rainbow」をリリースし、ソロシンガーソングライターとしてのキャリアをスタートさせた山本彩。それから1年を経て、2ndアルバム『identity』が10月4日(水)に発売された。それを記念し、タワーレコード渋谷店 B1「CUT UP STUDIO」にてアコースティックライブを開催。今回は、演奏された全曲レポートと、ライブ前に行われた囲み取材の模様を紹介する。山本彩が抱く、新たな楽曲に込められた思いとはーー。
池田 鉄平
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2017/10/08
ーーアルバムタイトルの由来については?
1stの時は初めてのアルバムだったので、探り探りという感じで制作していました。それから1年が経って、より自分が表現したい事が明確になってきたんです。そういう意味では、今回の作品が”1stアルバム”と言ってもおかしくない、という気持ちで改めて『identity』というタイトルにしました。
ーー2ndソロアルバムの手応えと試行錯誤した部分は?
前作以上に自分で作った曲も多いので、自分の成分というか自分のやりたい曲ができたと思います。ライブを意識したり、楽曲の中に出てくる主人公目線になったり、一曲一曲、歌い方を変えたりしたので、その辺は改めて曲に向き合えたかなと思います。
ーー戦後を代表する阿久悠さんをはじめ、いきものがかりの水野さんなど豪華なアーティスト、クリエイターの参加については?
本来ならば阿久悠さんの歌詞を歌える時代の歌手ではないので、今回このような機会をいただけて、本当に感謝しています。それに加えて、私の意思で水野良樹さんに楽曲提供をお願いさせていただいたので、ダブルで光栄だなと思います。まだまだ私自身、作曲に未熟なところはあるので、作品に手を差し伸べてくれる方がいるのはありがたいですね。
ーー自身が作詞した歌詞については?
基本的に私がネガティブ、根暗なタイプなので、それがどうしても曲に現れてしまっていると思います。人生において私自身がうまくいかないとか、悩んでるといった事が、楽曲制作に気持ちとして生きています。
ーーツアーの意気込みについては?
1曲1曲、ライブを意識しながら作った曲が多いので、CDとは違うライブならではの楽しみ方を伝えていきたいです。
ーーツアーで地方に行く楽しみについては?
ライブツアーは、10月20日(金)広島が初日で初めてライブをする場所ですし、ちょうどプロ野球もクライマックスシリーズ(CS)で盛り上がっている時期かなと思うので、いろんな意味で楽しみです。
ファイナルステージまで阪神が進んで来てもらえたら、私のテンションが変わってきそう(笑)。
ーー1人でツアーを回るのとグループとでは、全然違う?
全然違いますね。メンバーが居ると適材適所で各々の役割分担があって、助けられる事が多々ありますが、ソロは自分自身が1番に引っ張っていかなくてはいけないので、責任感が違いますね。
ーーソロ活動の充実ぶりに、ファンからはグループ卒業を心配する声が上がるが?
卒業については常々考えてはいますが、時期などハッキリとしたことは出ていないです。
ーー今、1番の悩みについては?
髪の毛を切ろうか伸ばそうか迷っている時期があったんですけど、回りのメンバーで髪の毛を短くしている子が増えてきているので、切るタイミングを逃して伸ばしっぱなしなんです(笑)。なので、そのうちまたイメチェン出来たらと思います。
ーー今後の活動については?
色々な人の協力があって、やっとこうしてやりたいことや音楽ができています。昔からシンガー・ソングライターになりたいと思っていましたし、音楽は一生続けたいなと思います。その他の事も機会があればトライしたいです。
取材後には、東京・タワーレコード渋谷店 B1「CUT UP STUDIO」にて、アコースティックミニライブが行われ、抽選で300人のファンが招待された。
1曲目は、 自身が作詞作曲のアルバムリード曲でもある『JOKER』からスタート。
CDでは、疾走感あふれる弦楽器とバンドサウンドが融合したキャッチーなロックナンバーだが、この日は、アコースティックサウンドならではの歌とギターのグルーヴ感が表現された。
MCでは、『JOKER』のMVの撮影を振り返り、2人の山本彩が出会ってキスするシーンについて「CGで作っていただきまして、私は緑のマネキンを相手に2回キスしました(笑)」といったエピソードで、笑いを誘った。
2曲目の『サードマン』は、アコースティックライブにぴったりのスローバラードで山本彩の歌とピアノ、アコースティックの音色が会場を優しく包み込んだ。
「日々葛藤する日常で、誰かを救う曲になったらいいな」と考えながら作った曲『サードマン』に会場の1人ひとりが、それぞれの日常を重ねながら楽曲に耳を傾けていた。
3曲目は、カバー曲 DREAMS COME TRUEの『何度でも』を披露。
山本彩も参加している、DREAMS COME TRUEをリスペクトするアーティストたちによるカバーアルバム「The best covers of DREAMS COME TRUE ドリウタVol.1」に収録されている。
吉田美和とはまた違った山本彩の力強さが加わり、楽曲のメッセージ性が会場に響きわたった。
ラストに披露された曲は、1stアルバムに収録されている『メロディ』。この楽曲は、スガシカオが楽曲制作を担当。
スガシカオがTwitterで「さや姉の音楽を一途に愛する心は、本物だよ」とツイートしたように、山本彩のアーティストしての心境を想像したかのような楽曲になっている。
山本彩がスガシカオにライブで盛り上がる曲をリクエストしたように、ライブでは欠かせない1曲となっている。
最後の曲を歌い終えると、鳴り止まない声援が飛び交うなか、山本彩は「ありがとうございました。ツアーも始まるので、みなさん来てください!」と再会を呼びかけ、手を振りながら名残惜しそうに終演を迎えた。
【ツアー情報】 山本彩 LIVE TOUR 2017 ~identity~
10/20( 金) 広島・広島文化学園HBG ホール
10/24( 火) 福岡・福岡サンパレスホール
11/11( 土) 愛知・名古屋国際会議場センチュリーホール
11/13( 月) 札幌・わくわくホリデーホール
11/17( 金) 宮城・仙台サンプラザホール
11/19( 日) 東京・NHK ホール
11/21( 火) 大阪・オリックス劇場
11/22( 水) 大阪・オリックス劇場
指定席:¥6,500(税込)各プレイガイドにてチケット発売中!
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取材協力/よしもとクリエイティブ・エージェンシー
ライブ画像提供©Sayaka Yamamoto
取材写真/佐久間秀実
1stの時は初めてのアルバムだったので、探り探りという感じで制作していました。それから1年が経って、より自分が表現したい事が明確になってきたんです。そういう意味では、今回の作品が”1stアルバム”と言ってもおかしくない、という気持ちで改めて『identity』というタイトルにしました。
ーー2ndソロアルバムの手応えと試行錯誤した部分は?
前作以上に自分で作った曲も多いので、自分の成分というか自分のやりたい曲ができたと思います。ライブを意識したり、楽曲の中に出てくる主人公目線になったり、一曲一曲、歌い方を変えたりしたので、その辺は改めて曲に向き合えたかなと思います。
ーー戦後を代表する阿久悠さんをはじめ、いきものがかりの水野さんなど豪華なアーティスト、クリエイターの参加については?
本来ならば阿久悠さんの歌詞を歌える時代の歌手ではないので、今回このような機会をいただけて、本当に感謝しています。それに加えて、私の意思で水野良樹さんに楽曲提供をお願いさせていただいたので、ダブルで光栄だなと思います。まだまだ私自身、作曲に未熟なところはあるので、作品に手を差し伸べてくれる方がいるのはありがたいですね。
ーー自身が作詞した歌詞については?
基本的に私がネガティブ、根暗なタイプなので、それがどうしても曲に現れてしまっていると思います。人生において私自身がうまくいかないとか、悩んでるといった事が、楽曲制作に気持ちとして生きています。
ーーツアーの意気込みについては?
1曲1曲、ライブを意識しながら作った曲が多いので、CDとは違うライブならではの楽しみ方を伝えていきたいです。
ーーツアーで地方に行く楽しみについては?
ライブツアーは、10月20日(金)広島が初日で初めてライブをする場所ですし、ちょうどプロ野球もクライマックスシリーズ(CS)で盛り上がっている時期かなと思うので、いろんな意味で楽しみです。
ファイナルステージまで阪神が進んで来てもらえたら、私のテンションが変わってきそう(笑)。
ーー1人でツアーを回るのとグループとでは、全然違う?
全然違いますね。メンバーが居ると適材適所で各々の役割分担があって、助けられる事が多々ありますが、ソロは自分自身が1番に引っ張っていかなくてはいけないので、責任感が違いますね。
ーーソロ活動の充実ぶりに、ファンからはグループ卒業を心配する声が上がるが?
卒業については常々考えてはいますが、時期などハッキリとしたことは出ていないです。
ーー今、1番の悩みについては?
髪の毛を切ろうか伸ばそうか迷っている時期があったんですけど、回りのメンバーで髪の毛を短くしている子が増えてきているので、切るタイミングを逃して伸ばしっぱなしなんです(笑)。なので、そのうちまたイメチェン出来たらと思います。
ーー今後の活動については?
色々な人の協力があって、やっとこうしてやりたいことや音楽ができています。昔からシンガー・ソングライターになりたいと思っていましたし、音楽は一生続けたいなと思います。その他の事も機会があればトライしたいです。
取材後には、東京・タワーレコード渋谷店 B1「CUT UP STUDIO」にて、アコースティックミニライブが行われ、抽選で300人のファンが招待された。
1曲目は、 自身が作詞作曲のアルバムリード曲でもある『JOKER』からスタート。
CDでは、疾走感あふれる弦楽器とバンドサウンドが融合したキャッチーなロックナンバーだが、この日は、アコースティックサウンドならではの歌とギターのグルーヴ感が表現された。
MCでは、『JOKER』のMVの撮影を振り返り、2人の山本彩が出会ってキスするシーンについて「CGで作っていただきまして、私は緑のマネキンを相手に2回キスしました(笑)」といったエピソードで、笑いを誘った。
2曲目の『サードマン』は、アコースティックライブにぴったりのスローバラードで山本彩の歌とピアノ、アコースティックの音色が会場を優しく包み込んだ。
「日々葛藤する日常で、誰かを救う曲になったらいいな」と考えながら作った曲『サードマン』に会場の1人ひとりが、それぞれの日常を重ねながら楽曲に耳を傾けていた。
3曲目は、カバー曲 DREAMS COME TRUEの『何度でも』を披露。
山本彩も参加している、DREAMS COME TRUEをリスペクトするアーティストたちによるカバーアルバム「The best covers of DREAMS COME TRUE ドリウタVol.1」に収録されている。
吉田美和とはまた違った山本彩の力強さが加わり、楽曲のメッセージ性が会場に響きわたった。
ラストに披露された曲は、1stアルバムに収録されている『メロディ』。この楽曲は、スガシカオが楽曲制作を担当。
スガシカオがTwitterで「さや姉の音楽を一途に愛する心は、本物だよ」とツイートしたように、山本彩のアーティストしての心境を想像したかのような楽曲になっている。
山本彩がスガシカオにライブで盛り上がる曲をリクエストしたように、ライブでは欠かせない1曲となっている。
最後の曲を歌い終えると、鳴り止まない声援が飛び交うなか、山本彩は「ありがとうございました。ツアーも始まるので、みなさん来てください!」と再会を呼びかけ、手を振りながら名残惜しそうに終演を迎えた。
【ツアー情報】 山本彩 LIVE TOUR 2017 ~identity~
10/20( 金) 広島・広島文化学園HBG ホール
10/24( 火) 福岡・福岡サンパレスホール
11/11( 土) 愛知・名古屋国際会議場センチュリーホール
11/13( 月) 札幌・わくわくホリデーホール
11/17( 金) 宮城・仙台サンプラザホール
11/19( 日) 東京・NHK ホール
11/21( 火) 大阪・オリックス劇場
11/22( 水) 大阪・オリックス劇場
指定席:¥6,500(税込)各プレイガイドにてチケット発売中!
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取材協力/よしもとクリエイティブ・エージェンシー
ライブ画像提供©Sayaka Yamamoto
取材写真/佐久間秀実