『タビオ・サッカーソックス』Jリーガー達からの熱烈な要望により誕生!
カジュアルからスポーツラインまで多種多様な日本製の靴下を手掛け、日本国内で大きな支持を得ているタビオ。今回は、ランニングソックスだけでなくサッカーソックスの開発にも携わるタビオ株式会社の田口喜広氏に、こだわりや機能性等について語っていただいた。
佐久間秀実
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2017/11/02
<タビオ・ランニングソックス編の記事は、こちらから。>
タビオ株式会社
商品部 課長
田口喜広氏
――サッカーソックスは、昨年、発売の1ヶ月程前からリリースされて話題となり、販売されてからすぐにスポーツ店で購入したのを思い出します。
現在、黒と白を2足ずつ計4足使用しています。グリップが効いて、動きやすいです。ありがとうございます。
こちらは、どのような経緯で誕生したのですか。
田口:ありがとうございます。着用感が良く機能的な靴下を求めているサッカー選手が多く、2015年に企画を開始しました。実は、当時、タビオのランニングソックスをJリーガー達がサッカーの時に使用していたんですよね。
私は、サッカーに全く縁がなかったんですが、あるJリーグチームから連絡がありまして、そのチームの多くの選手達が気に入って履いてくれていることが分かり、「試合で使用できる靴下を作っていただけませんか」とお声がけをいただので、サンプルを作ってお渡ししたら非常に喜んでいただきました。
その際に、サッカーソックスに必要な条件として、①耐久性が良い②フィット感が良い③グリップ力が良い④天候に左右されずに使えること⑤ユニフォームに合うカラーリング-という5つの課題をいただき企画を始めました。
――ランニングソックスより、しっかりした作りでしょうか。
田口:ランニングソックスは、①肉刺ができない②疲れにくい-というのをコンセプトにしています。サッカーソックスは、①フィット感②耐久性③雨や雪の中でもべたつかないドライ性-がコンセプトとなりますね。
――サッカーの場合は様々な動きをするので、グリップ力なども強く要求されませんでしたか。
田口:そうですね。先日、関西のあるJリーグの選手にお話をうかがうと、指をしっかり使えてキック力が物凄く上がったと喜んでいました。靴下も1つの道具であると認識していただいているみたいですね。
サッカー専門店様にも、非常に好意的に御取扱いいただいています。そこで、サッカーソックスは、2,30年あまり変化していないということが分かったんですよね。
――そう言われてみますと、確かにそのように感じます。
田口:サッカーソックスが誕生し、サッカー選手が靴下に意識を向けてもらえる1つのきっかけになったのかと思います。これまでに、Jリーグ25チームの選手や日本代表選手にも使用していただいています。1年間で3万足以上も出荷させていただきました。サッカー業界で無名のブランドがよくいけたなと思いますね(笑)。
――驚異的だと思います。
田口:まだまだ脅威的なことはないと思いますけどね(笑)。サッカーソックスに関しては、まだまだ多くの要望がありますので、もっといい靴下を提案できればと思っています。ただ耐久性やドライ性については、現時点でも十分アピールできるだけの試験データが得られていることも確かです。
――履いた時に、ホールド感、足が包まれて守られているように感じました。
田口:ありがとうございます。使っていただいて、靴下が大切なものなんだと実感していただきたいですね。今後、サッカーソックスもランニングソックスと同じように種類が増えます。
セパレートスタイルで使用する「コンプレッションカーフ」を今年10月に発売しました。セパレートタイプですと、今まで使っていたサッカーソックス の足首部分を切って使用しなければならず、靴下を切ることに抵抗を感じる学生や専門店様が多かったので、練習用として使っていただけるよう、足首から上の部分も販売させていただくことにしました。
ふくらはぎをしっかりとホールドし、シンガードがずれないようにふくらみを持たせる構造で、コンプレッション機能もあります。
――こちらも、選手からの声から発案されたのですか。
田口:はい(笑)。私は多くの方からヒントをいただいて企画をしています。Jリーグや世界で活躍する選手達が、セパレートタイプを履いている時にテーピングをしていますが、その必要がなくなりますね。
――テーピングを巻いて外すのは、靴下にとっても良くないですよね。
田口:その通りでして、どうしても解れてきますからね。そして、タビオは靴下企業ですし、靴下にハサミを入れるのもどうかと思っています。
こちらは、高校生と大学生の練習用をターゲットにしていますので白、黒、ネイビーの3色で展開しています。
――今後の展開をどのように考えていますか。
田口:サッカーでも靴下が非常に重要であると、プレーヤーの意識を上げていきたいですね。そして、様々な要求のさらに1つ2つ上のものをご提案できるように企画していきたいです。
取材後、早速「サッカーソックス」と「コンプレッションカーフ」を履いてフットサルに参加してみると、以下のように感じた。
①シンガードのズレなし
②テーピングを巻く必要なし
③カーフタイツを履かなくても、ふくらはぎの疲労なし
④頑丈
⑤動きに支障なし
宝物が、また1つ増えた。 (了)
タビオ・サッカーソックス
http://www.tabio.com/jp/event/football/
タビオ
http://www.tabio.com/jp/
取材協力/タビオ株式会社
写真提供/タビオ株式会社
取材写真/佐久間秀実
タビオ株式会社
商品部 課長
田口喜広氏
――サッカーソックスは、昨年、発売の1ヶ月程前からリリースされて話題となり、販売されてからすぐにスポーツ店で購入したのを思い出します。
現在、黒と白を2足ずつ計4足使用しています。グリップが効いて、動きやすいです。ありがとうございます。
こちらは、どのような経緯で誕生したのですか。
田口:ありがとうございます。着用感が良く機能的な靴下を求めているサッカー選手が多く、2015年に企画を開始しました。実は、当時、タビオのランニングソックスをJリーガー達がサッカーの時に使用していたんですよね。
私は、サッカーに全く縁がなかったんですが、あるJリーグチームから連絡がありまして、そのチームの多くの選手達が気に入って履いてくれていることが分かり、「試合で使用できる靴下を作っていただけませんか」とお声がけをいただので、サンプルを作ってお渡ししたら非常に喜んでいただきました。
その際に、サッカーソックスに必要な条件として、①耐久性が良い②フィット感が良い③グリップ力が良い④天候に左右されずに使えること⑤ユニフォームに合うカラーリング-という5つの課題をいただき企画を始めました。
――ランニングソックスより、しっかりした作りでしょうか。
田口:ランニングソックスは、①肉刺ができない②疲れにくい-というのをコンセプトにしています。サッカーソックスは、①フィット感②耐久性③雨や雪の中でもべたつかないドライ性-がコンセプトとなりますね。
――サッカーの場合は様々な動きをするので、グリップ力なども強く要求されませんでしたか。
田口:そうですね。先日、関西のあるJリーグの選手にお話をうかがうと、指をしっかり使えてキック力が物凄く上がったと喜んでいました。靴下も1つの道具であると認識していただいているみたいですね。
サッカー専門店様にも、非常に好意的に御取扱いいただいています。そこで、サッカーソックスは、2,30年あまり変化していないということが分かったんですよね。
――そう言われてみますと、確かにそのように感じます。
田口:サッカーソックスが誕生し、サッカー選手が靴下に意識を向けてもらえる1つのきっかけになったのかと思います。これまでに、Jリーグ25チームの選手や日本代表選手にも使用していただいています。1年間で3万足以上も出荷させていただきました。サッカー業界で無名のブランドがよくいけたなと思いますね(笑)。
――驚異的だと思います。
田口:まだまだ脅威的なことはないと思いますけどね(笑)。サッカーソックスに関しては、まだまだ多くの要望がありますので、もっといい靴下を提案できればと思っています。ただ耐久性やドライ性については、現時点でも十分アピールできるだけの試験データが得られていることも確かです。
――履いた時に、ホールド感、足が包まれて守られているように感じました。
田口:ありがとうございます。使っていただいて、靴下が大切なものなんだと実感していただきたいですね。今後、サッカーソックスもランニングソックスと同じように種類が増えます。
セパレートスタイルで使用する「コンプレッションカーフ」を今年10月に発売しました。セパレートタイプですと、今まで使っていたサッカーソックス の足首部分を切って使用しなければならず、靴下を切ることに抵抗を感じる学生や専門店様が多かったので、練習用として使っていただけるよう、足首から上の部分も販売させていただくことにしました。
ふくらはぎをしっかりとホールドし、シンガードがずれないようにふくらみを持たせる構造で、コンプレッション機能もあります。
――こちらも、選手からの声から発案されたのですか。
田口:はい(笑)。私は多くの方からヒントをいただいて企画をしています。Jリーグや世界で活躍する選手達が、セパレートタイプを履いている時にテーピングをしていますが、その必要がなくなりますね。
――テーピングを巻いて外すのは、靴下にとっても良くないですよね。
田口:その通りでして、どうしても解れてきますからね。そして、タビオは靴下企業ですし、靴下にハサミを入れるのもどうかと思っています。
こちらは、高校生と大学生の練習用をターゲットにしていますので白、黒、ネイビーの3色で展開しています。
――今後の展開をどのように考えていますか。
田口:サッカーでも靴下が非常に重要であると、プレーヤーの意識を上げていきたいですね。そして、様々な要求のさらに1つ2つ上のものをご提案できるように企画していきたいです。
取材後、早速「サッカーソックス」と「コンプレッションカーフ」を履いてフットサルに参加してみると、以下のように感じた。
①シンガードのズレなし
②テーピングを巻く必要なし
③カーフタイツを履かなくても、ふくらはぎの疲労なし
④頑丈
⑤動きに支障なし
宝物が、また1つ増えた。 (了)
タビオ・サッカーソックス
http://www.tabio.com/jp/event/football/
タビオ
http://www.tabio.com/jp/
取材協力/タビオ株式会社
写真提供/タビオ株式会社
取材写真/佐久間秀実