オリンピック金メダリスト体操「加藤凌平」とSonar Pocket 「eyeron」が語る‼ vol.1「フットサルで生まれた2人の絆」
2020年。オリンピックが開催されるこの瞬間、スポーツを通じて夢、希望、勇気が沸き起こり、東京という街が世界の真ん中で輝くことになる。来るべき祭典に向けて、アスリートは今をどんな気持ちで生きているのか。また、来るべき祭典を盛り上げる為に、エンターテイメントを通じて、アーティストは今をどんな気持ちで日々を過ごしているのか。今回は、そういった東京五輪に向けて各々の歩みを進めている加藤凌平選手(リオ五輪体操金メダリスト・コナミスポーツ体操競技部所属)とeyeron氏(Sonar Pocket)のお2人に、熱い対談をしていただいた。
佐久間秀実
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2018/04/28
2人の出会いが、フットサルを通じて実現した。
1人は、2016年リオデジャネイロ・オリンピック男子体操団体で金メダルを、2012年ロンドンオリンピックで団体銀メダルを獲得し、現在もトレーニングに励む「加藤凌平」選手。
もう1人は、大人気の3人組メジャーミュージシャンSonar PocketのVocalとして、さらにはフルマラソン・アーテイスト最高記録保持者の「eyeron」氏。
今回の対談で、アスリート、そしてアーティストがそれぞれの輝く一瞬の為に、繰り返している狂気と熱狂の物語を、あなたにもどうか感じていただきたい。
1人は、2016年リオデジャネイロ・オリンピック男子体操団体で金メダルを、2012年ロンドンオリンピックで団体銀メダルを獲得し、現在もトレーニングに励む「加藤凌平」選手。
もう1人は、大人気の3人組メジャーミュージシャンSonar PocketのVocalとして、さらにはフルマラソン・アーテイスト最高記録保持者の「eyeron」氏。
今回の対談で、アスリート、そしてアーティストがそれぞれの輝く一瞬の為に、繰り返している狂気と熱狂の物語を、あなたにもどうか感じていただきたい。
――会う前のイメージ
eyeron:凌平君がオリンピックの舞台で戦っている姿はテレビを通じて見ていたし、会うまでは色んなイメージを膨らませていたよね。一体どんな人なんだろうって。
加藤:会う前は歌手というイメージしかなかったのですが、実際に話してみると、マラソンやアクロバットにも挑戦しているとわかって、かなりポテンシャルのある方だなと思いました。
――フットサルを通じて出会う
eyeron:1番最初に会ったのが去年の年末にフットサルをした時だよね。
加藤:そうですよね。楽しかったです。
eyeron:あの時はびっくりしたよ(笑)。加藤選手が本当に来るだなんて思ってもいなかったからね。 互いにサッカーとフットサルが好きだから、すぐに仲良くなったよね。ボールの力は、すごいなぁー!!
加藤:そうですね。不思議だと思います。
eyeron:凌平君のフットサルプレーヤーとしてのポテンシャルの高さに、かなりびっくりしたよね。普段からフットサルをやっているかのようなプレーを淡々とするし。結構練習してるの?
加藤:いや、さすがに練習はしていないですが、フットサルは好きですし、体の動きを意識したトレーニングの一環としてやっています。
――フットサル場で体操を披露
eyeron:皆の前で逆立ちをして宙返りなどもやるからビックリしたよ(笑)。あの凄まじい動きを見て、やっぱり本物だな、世界一だなって思いました(笑)。なかなかあんなものは見られないし、みんなびっくりして動画を撮っていたよね。
加藤:そうでしたね(笑)。あれから3回ほど練習に参加しましたし、フットサルは本当に楽しいんですよね。
eyeron:いずれFC Promise(eyeron主将のフットサルチーム)に入ってもらうからね。
加藤:先日、音蹴杯も観に行きましたし、ぜひお願いします(笑)。
eyeron:いやー、他のスポーツをやってもできるんだなっていうのを見せつけられたよね。
加藤:そうですかね。まあ、他のスポーツよりも、体操は苦手な人が多いスポーツかもしれないですね。僕は小さい頃から体操をやっていたので、他の人たちよりはできていましたね。
eyeron:フットサルを通じて加藤君に出会えた事に感謝しているし、俺の仲間はサッカーやフットサルをやっている人たちが多いんだよね。
――フットサルは良いトレーニングに
eyeron:フットサルをすることが体操にとっても良いトレーニングになるって言ってたけど、どういう点でそう思うのかな?
加藤:普段のトレーニングではあまり走らないのですが、フットサルは様々な動きをしながら走るスポーツなので、かなり良いトレーニングになりますね。体操では、跳馬の時に30メートルほど走ります。練習では5、6本走る程度ですね。
eyeron:え!!それであれだけフットサルで動けるんだから、本当に凄いよね。ポテンシャルあり過ぎでしょ(笑)。
加藤:フットサルは楽しいから、自然と体が動いてしまいますよね。
――サッカーとの出会い
加藤:幼稚園の放課後活動でサッカーをしていて好きになりました。幼稚園対抗のサッカー大会にも出たりして、楽しかったですね。小学生の時も、放課後活動でサッカーをやっていました。6年生の時は、体操をやりながらサッカーも続けていましたよ。体操は4年生の時から始めました。
eyeron:そうなんだ。もっと早い時からやっているかと思っていたよ。
加藤:体操をやってる人たちは、自分よりも早くから始めている人が多いですね。父親がチームの監督をやっていたので、練習場にちょこちょこ遊びには行っていましたが、距離が近過ぎたせいか、なかなか始められなかったですね。
――本格的に体操を開始
eyeron:4年生の時に、体操を始めようと後押ししてくれたものは、何だったのかな?
加藤:父親が体操教室に申し込んでいて、「来週から始まるから」みたいな感じで、それで始めましたね。その頃は、習い事をしていなかったので、「やったー!」と嬉しかったです。
それまでは、何でも友達と遊んでいる時にやればいいと思っていて、習い事をしに行くという考えが全くなかったので、新鮮に感じることができました。
eyeron:それからどれくらいのペースで体操をやったのかな?
加藤:始めから選手コースに入ってしまったので、
eyeron:え!!いきなり?!やばいね(笑)。ポテンシャルあり過ぎ!!
加藤:週に5回位練習がありましたね。
eyeron:うわー、そこからなんだね。
加藤:学校が終わって、夕方の4時半から夜8時半まで体操の練習に励んでいました。
eyeron:凄いね‼いきなり選手コースってやばくない⁉︎それから基礎を色々学んでいったんだね。
加藤:教室に入る前に、バク転はできるレベルにあったんですよね。
eyeron:その頃から既に才能があったんだね。
vo.2へ続く
<プロフィール>
加藤凌平(かとう・りょうへい)
1993年9月9日生まれ 埼玉県草加市出身。
コナミスポーツ体操競技部所属。
2016年のリオデジャネイロオリンピックでは、安定した演技で男子団体金メダル獲得に貢献した。
得意種目は「ゆか」。
4月27日(金)〜29日(日)に東京体育館で開催される「第72回全日本体操個人総合選手権」に出場。
【Sonar Pocket】
名古屋出身のko-dai (Vo.)、eyeron(Vo.)、matty(DJ)による3ピースユニット。等身大でリアルなラブソングは、若者を中心に絶大な支持を誇る。 3月28日には映画「honey」の主題歌として書き起こされたシングル「108~永遠~」をリリース。 2018年9月にメジャーデビュー10周年を迎え、秋から10周年を彩る全国ツアー「Sonar Pocket 10th Anniversary Tour flower」を開催する。
【eyeron.Vo】
飾らず真っ直ぐなリリックと、魂のこもった熱い歌声で多くのリスナーの心を鷲掴みにしている彼の言葉は不思議なほど自然と心に染みてくる。 昨年11月に行われた大阪マラソンではアーティスト最速記録となる2時間43分という驚異的なタイムでフルマラソンを完走している。
Sonar Pocket HP: http://www.sonapoke.jp
衣装提供[KEM] KEM official: http://kem.tokyo/
取材協力/株式会社コナミスポーツクラブ
取材写真/長田慶