2

“プロのスカウトが注目する”現役高校生がスパイクへのこだわりを語りつくす!VOL10 ~ 佐野海舟(米子北)、高橋祐翔(米子北)、染野唯月(尚志)~編

今回、筆者が回って来たフェスティバルは合計7つ。群馬プーマカップ、福岡県で開催されたサニックス杯国際ユースフェスティバル、中国新人大会、全国高校サッカー選抜大垣大会、Jグリーン堺プーマカップ、船橋招待サッカーフェスティバル、桐光学園高校サッカー場完成記念。後編の合計15人の姿、そして大事なパートナーであるスパイクやキーパーグローブへの想いをじっくりと聞いて来た。

Icon img 6776 安藤隆人 | 2018/05/30
佐野海舟(米子北、3年、MF)

Thumb bb3a2351

昨年から米子北の攻守の要として注目を集めて来たボランチだ。彼の武器は豊富な運動量と広い視野と長短の正確なキックを使い分けた展開力にある。

堅守速攻スタイルのチームにおいて彼の中盤でのリンクマンぶりと、スペースに飛び出して行くアタッカーへの正確な縦パスはまさに替えの利かない、まさにチームの心臓。

プレミアリーグ昇格初年度となった昨年は安定したプレーでチームのスタイルを支え、見事残留に貢献。

最高学年となった今年は昨年同様に1年間フル稼働し、プレミア上位進出とインターハイ、選手権で全国ベスト4以上を目指す。彼はプロ入りが濃厚と思われるだけに、より個人の成長にも大きな期待をしたい逸材だ。
 
※スパイクインタビューは、動画をご覧ください。
 
高橋祐翔(米子北、2年、MF)
Thumb bb3a2386

185cmの高さを誇り、左利きのCB。これだけでも十分に注目に値する存在で、彼の正確なロングキックは堅守速攻を掲げるチームにおいて、重要な武器となっている。

「まだまだ甘い部分がある。ポテンシャルを持っている選手だけにもっと成長してもらわないと困る」

中村真吾監督も大きな期待を寄せる2年生CBは、今後フィジカルがもっと付いて行けば、さらにスケールアップをして行くだろう。

偉大な先輩である昌子源(現・鹿島アントラーズ)の背中を追って、米子北で更なる飛躍を誓う彼の成長過程をしっかりと見ていきたい。そう思わせてくれる楽しみな存在だ。
 
※スパイクインタビューは、動画をご覧ください。
 
染野唯月(尚志、2年、MF)

Thumb bb3a2606

鹿島アントラーズつくばジュニアユースから尚志にやって来た秀英ストライカーは、ボランチ、トップ下とセントラルポジションならどこでもこなすことが出来る。

戦術理解力が高く、与えられたタスクをすぐに理解すると、それに適したプレーで攻撃にアクセントを加える。

今はオフ・ザ・ボールの動きに磨きをかけ、中盤に落ちてボールをさばいてから裏を狙ったり、駆け引きをしながら一発で裏を取る動きや、ドリブルで仕掛けたり、味方が飛び出すスペースを作り出す動きなど、多彩なゴールアプローチを習得している最中。

「尚志でサッカーがしたいと思ってここに来ました。もっと前線での動きの幅を広げてチームに貢献して行きたい」。

成長著しい期待のストライカーは、今年1年間でさらに覚醒をして行けば、間違いなくプロのスカウトたちが黙っていない存在になるだろう。それだけの可能性を持った逸材だ。
 
※スパイクインタビューは、動画をご覧ください。



<合せて読みたい>
ユース年代の豊富な知識を買われ、『ユース教授』と称されている安藤隆人が、未来の日本代表選手達のスパイクへのこだわりを直撃取材。 
http://king-gear.com/feature_articles/150