高校生No.1プレーヤーは誰だ「KING of 1V1 HIGH SCHOOL TOURNAMENT」決勝大会レポート!優勝は関西代表の中村翔也選手!
2017/01/15
2017年1月9日、PUMA社主催により今年から初開催となった「KING of 1V1 HIGH
SCHOOL TOURNAMENT」
決勝ラウンドが埼玉スタジアム2002の特設コートで実施された。
大会のキャッチフレーズは「高校生No.1プレーヤーは誰だ」。東北から関東、関西、九州で行われた予選に見事勝利した8名の猛者が集い、白熱した1V1(1対1)のバトルが繰り広げられた。
栄冠を手にしたのは、関西代表・二階堂高校の中村翔也選手。当日のレポートをお届けする。
成人の日、同じ埼玉スタジアム2002では、第95回全国高校サッカー選手権大会決勝カードの青森山田vs前橋育英が行われたこともあって、午前中は雨天の心配もしたが、祝日効果も相まって決戦の地、浦和美園駅周辺は通常のJリーグや代表戦が行われる規模感で大観衆が集まって賑わいをみせていた。
幸いにも、午後には天気に恵まれ、高校サッカー決勝もKING of 1V1もまさに舞台は整った、というところだ。
優勝者にはドルトムント観戦ツアーが贈呈されるともあって、集まった8名の選手の表情は本気そのものだ。
ルールは至ってシンプル。試合時間は1試合が2分間で、ファウルはすべてJFAが規定するサッカー競技原則に準じ、ファウルの場合は規定のスタートポジションからスタートする。
特設コートはフットサルコート上に設置されており、サッカーボールを使い、サッカーのルールのプレーするのだが、プレイエリアはフットサルの1/4といったところだろうか。イエローカードはないが、レッドカードの場合は即試合終了で、ファウルされた側には勝ち点3と得点2が与えられる。
怪我等の不戦勝についても同様である。アウトボールは規定のポイントから審判がボールを転がし、リスタートとなり、フットサルというより、”1対1のミニサッカー”という表現の方が正しいかもしれない。
近年は、サッカーから派生した新しい競技の誕生が活発だ。フットサルはもちろん、最大5人でプレーするドバイ発のF5WC、ブラジル発のフットメザ、日本発のビリヤードとコラボレーションしたビリッカーなど、今回のKING OF 1V1もまた新しい形のフットボールとして生まれたもので、こうした新しいフットボールの誕生は世界的に少しトレンドになっている。
今後も世界大会など規模としても大きく発展していくと思われ、この流れは注目に値する。KING OF 1V1については、囲われたピッチであることが特徴的で、ルールも壁を利用するのはOK。ただし、壁に当てて直接ゴールインしたものはゴールとして認められないという、シビアさもある。サッカーやフットサルと違い、GKがいるわけではないので、一方的に攻めていても一瞬でもボールを相手に奪われるとロングキックで簡単に失点しまう。
そして何より試合テンポがとても速い。まさに最後の1秒までどちらが勝つかわからないスポーツになっている。
試合はインターネット上でライブ配信も行われた。 グループリーグは午前中に実施された。
決勝は青森山田vs前橋育英のハーフタイムに行われ、激戦の末、勝ち抜いたのは、中村翔也選手(関西代表/A組1位)、三田拓希選手(関東代表/B組2位)、谷光大河選手(九州代表/B組1位)、そして相澤省太選手(東北代表/A組2位)の4名である。
決勝はGroup A予選1位突破の中村翔也選手と、同B予選2位相澤省太選手で行われた。
結果は2-0で中村翔也選手の勝利。グループステージ含め、全勝優勝で、圧巻の”KING”ぶりを発揮した。
見事高校生No.1プレーヤーに輝いた中村翔也選手には優勝賞品として、特製トロフィーとドイツ・香川真司のいるドルトムント観戦ツアーが贈呈された。
時を同じくして、青森山田vs前橋育英の決勝はご存知の通り、青森山田の圧勝だった。FW鳴海彰人選手(3年)のハットトリックの大爆発もあり、5-0で勝利を収めた。夏のインターハイに続いて6得点で大会得点王に輝き、この世代の高校生”KING”は中村翔也選手と鳴海彰人選手で決着が着き、この日は無事大盛況で幕を閉じた。
※ちなみに、当日の埼玉スタジアム2002にはなんと約41,959人も来場したという。
PUMA KING OF 1V1 HIGH SCHOOL TOURNAMENT オフィシャルHP http://www.pumajapan.jp/evotouchj/kingof1v1/
PUMAフットボール オフィシャルtwitterアカウント https://twitter.com/pumafootball_jp
取材・文/西村真
決勝ラウンドが埼玉スタジアム2002の特設コートで実施された。
大会のキャッチフレーズは「高校生No.1プレーヤーは誰だ」。東北から関東、関西、九州で行われた予選に見事勝利した8名の猛者が集い、白熱した1V1(1対1)のバトルが繰り広げられた。
栄冠を手にしたのは、関西代表・二階堂高校の中村翔也選手。当日のレポートをお届けする。
成人の日、同じ埼玉スタジアム2002では、第95回全国高校サッカー選手権大会決勝カードの青森山田vs前橋育英が行われたこともあって、午前中は雨天の心配もしたが、祝日効果も相まって決戦の地、浦和美園駅周辺は通常のJリーグや代表戦が行われる規模感で大観衆が集まって賑わいをみせていた。
幸いにも、午後には天気に恵まれ、高校サッカー決勝もKING of 1V1もまさに舞台は整った、というところだ。
優勝者にはドルトムント観戦ツアーが贈呈されるともあって、集まった8名の選手の表情は本気そのものだ。
ルールは至ってシンプル。試合時間は1試合が2分間で、ファウルはすべてJFAが規定するサッカー競技原則に準じ、ファウルの場合は規定のスタートポジションからスタートする。
特設コートはフットサルコート上に設置されており、サッカーボールを使い、サッカーのルールのプレーするのだが、プレイエリアはフットサルの1/4といったところだろうか。イエローカードはないが、レッドカードの場合は即試合終了で、ファウルされた側には勝ち点3と得点2が与えられる。
怪我等の不戦勝についても同様である。アウトボールは規定のポイントから審判がボールを転がし、リスタートとなり、フットサルというより、”1対1のミニサッカー”という表現の方が正しいかもしれない。
近年は、サッカーから派生した新しい競技の誕生が活発だ。フットサルはもちろん、最大5人でプレーするドバイ発のF5WC、ブラジル発のフットメザ、日本発のビリヤードとコラボレーションしたビリッカーなど、今回のKING OF 1V1もまた新しい形のフットボールとして生まれたもので、こうした新しいフットボールの誕生は世界的に少しトレンドになっている。
今後も世界大会など規模としても大きく発展していくと思われ、この流れは注目に値する。KING OF 1V1については、囲われたピッチであることが特徴的で、ルールも壁を利用するのはOK。ただし、壁に当てて直接ゴールインしたものはゴールとして認められないという、シビアさもある。サッカーやフットサルと違い、GKがいるわけではないので、一方的に攻めていても一瞬でもボールを相手に奪われるとロングキックで簡単に失点しまう。
そして何より試合テンポがとても速い。まさに最後の1秒までどちらが勝つかわからないスポーツになっている。
試合はインターネット上でライブ配信も行われた。 グループリーグは午前中に実施された。
決勝は青森山田vs前橋育英のハーフタイムに行われ、激戦の末、勝ち抜いたのは、中村翔也選手(関西代表/A組1位)、三田拓希選手(関東代表/B組2位)、谷光大河選手(九州代表/B組1位)、そして相澤省太選手(東北代表/A組2位)の4名である。
決勝はGroup A予選1位突破の中村翔也選手と、同B予選2位相澤省太選手で行われた。
結果は2-0で中村翔也選手の勝利。グループステージ含め、全勝優勝で、圧巻の”KING”ぶりを発揮した。
見事高校生No.1プレーヤーに輝いた中村翔也選手には優勝賞品として、特製トロフィーとドイツ・香川真司のいるドルトムント観戦ツアーが贈呈された。
時を同じくして、青森山田vs前橋育英の決勝はご存知の通り、青森山田の圧勝だった。FW鳴海彰人選手(3年)のハットトリックの大爆発もあり、5-0で勝利を収めた。夏のインターハイに続いて6得点で大会得点王に輝き、この世代の高校生”KING”は中村翔也選手と鳴海彰人選手で決着が着き、この日は無事大盛況で幕を閉じた。
※ちなみに、当日の埼玉スタジアム2002にはなんと約41,959人も来場したという。
PUMA KING OF 1V1 HIGH SCHOOL TOURNAMENT オフィシャルHP http://www.pumajapan.jp/evotouchj/kingof1v1/
PUMAフットボール オフィシャルtwitterアカウント https://twitter.com/pumafootball_jp
取材・文/西村真