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フタバスポーツ大宮店のカリスマ店員に聞く、このタイプの選手はこのモデルを履こう!

シリーズ第3回は、スパイク選びの悩みを、フタバスポーツのカリスマ店員高橋さんに聞いてみた。どんな基準でスパイクを選べば良いのか、参考にされたし!(取材日:2016年10月下旬)

Icon 16425464 1247663551989333 473340682 n 鈴木 智之 | 2016/12/15
――ここからはスパイク選びの疑問について、聞かせてください。まずはサッカーを始めたばかりの子どもに、おすすめのスパイクはありますか?  

高橋小さいお子さんの場合、まずは安全性が大切だと思います。その観点から考えると、ミズノとアシックスはおすすめです。この2つのメーカーは日本の会社なので、日本の子ども達の足型をとって作っています。その意味では安心ですよね。  

――なるほど。子どものお客さんの場合、「○○選手が履いているモデルはありますか?」と聞かれることは多いと思いますが、いまはどの選手が人気ですか?
 



高橋
一番多いのがネイマール選手です。彼は12月からは、ナイキのマーキュリアルシリーズを履いています。あとはメッシ選手とクリスティアーノ・ロナウド選手。この3人がダントツの人気ですね。最近、日本代表選手のモデルはありますか? と聞かれることが少なくなってきたので残念ですが、日本代表戦で活躍した次の日などは、お客さんに聞かれます。先日は「ワールドカップ予選で最後にすごいシュートを決めた人のありますか?」と聞かれて「あぁ、山口蛍選手ですね」とお答えした記憶があります(笑)
 

――ここからは選手のタイプ向けに、どんなスパイクが良いか教えてください。まずは、DFラインの裏を常に狙っているような、FWに合うモデルは?  

高橋ミズノのモナルシーダ、モレリア・ネオ2、アンダーアーマーのコアスピードフォース、ナイキのマーキュリアルヴェイパーあたりでしょうか。いわゆる、スピードタイプと言われているものです。スピードを活かしたい選手にとって大切なのが、軽量性とカカトの硬さです。お店(注・フタバスポーツ大宮店)からお客様にお願いしているのが、「カカトに合わせてきちんと履くこと」なんですね。靴の中での足ズレを防ぐためにも、カカトに合わせて履くことが大切で、しっかりとカカトをホールドすることで、走る力をスパイクがサポートしてくれるんです。いま挙げた4つのスパイクはカカトのホールド感を高めるための工夫がされているモデルです。
 

――つま先ではなく、カカトのホールド感が大事なんですね。では次に、中盤で細かくポジショニングをして、パスを受けてさばくタイプの選手は、どんなモデルがおすすめですか?
 

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高橋
ナイキのマジスタ、アディダスのエース。中村憲剛選手や大島僚太選手のようなプレーを目指すのであれば、ミズノのモレリアですね。中盤の選手は360度の視野が求められるので、プレーの流動性を妨げない意味でも、スタッドは丸型が良いです。ブレード(刃)型のスタッドは地面に突き刺すことで、スピードを出しやすくなっています。つまり、縦へのスピードアップには適していますが、360度のプレーに最適とは言えないんです。  

――では、中盤のダイナモと言われるような、動き回る選手に適したモデルはなんでしょうか?
 
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高橋
アシックスのエックスフライやミズノのバサラです。バサラは岡崎慎司選手が履いていて、選手自身はFWですが、まさに彼のプレースタイルを体現したモデルです。走り回る中でも、足の安定性を損なわない。200グラム前後で作られているので、軽量性もある。ナイキのマジスタもそうなのですが、相手と接触して、足で地面を踏ん張るときに、靴の中でズレが起きにくいんですね。マイクロファイバーなどの人工皮革で作られたモデルは、踏ん張る力を助ける作りになっています。一方でカンガルーなどの天然皮革は革自体が伸びるので、力がスパイクに吸収される場合もあります。
 

――個人的には、30年近く天然皮革のスパイクを履いてきたので、人工皮革というだけでかなり抵抗があります。でも、人工皮革にも良いところはあるんですね。  

高橋実はそうなんです。私もこの仕事をするまでは、カンガルー革のほうがいいじゃんと思っていたのですが、実際に履いたり、最新のテクノロジーに触れたりすると、意外と良いんですよ。  

――ゴールキーパーはどういうスパイクを履くのですか?  

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高橋
ゴールキーパーとしてのタイプによりますね。縦への飛び出し、スピード重視のGKはナイキのマーキュリアルやマジスタを履く選手もいます。西川周作選手はナイキのティエンポを履いていますが、足元が上手く、キックが持ち味の選手に好まれるモデルです。ノイアー選手はアディダスのエースを履いています。
 

――さて、そろそろ時間になってしまいました。今回は高橋さんの知識の凄さ、スパイクに対する愛情をひしひしと感じました。この記事を読んだ人はスパイク選びで困ったら、高橋さんに相談すると良いと思います。必ず、足にあった一足を探し出してくれますから。
 

高橋はい。お客様のお役に立てるよう、がんばります。  

――ありがとうございました。
 

高橋ありがとうございました。またフタバスポーツ大宮店で、お待ちしています。  

※スパイク写真の幅・対応グラウンドはフタバスポーツ大宮店調べ    
協力:フタバスポーツ大宮店(http://www.futaba-sp.com/author/oomiya

写真:清水知良
 

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