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2015年度 高校選手権ベスト4の選手はどんなスパイクを履いていた?【国学院久我山編】

高校サッカー選手権大会に出る選手達は、どんなスパイクを履いているのか? その疑問を解消するため、キングギア編集部は出場全48校の選手のスパイクを特定した。まずは、2015年度のベスト4に残ったチームから紹介する。(データは2015年選手権全国大会時のもの)

本田千尋 | 2016/12/31
都会のど真ん中でホタルが舞う。あり得ない話だ。例えば、ゲンジボタルの基本的生息条件は厳しい。まず瀬や淵のある表情豊かな河川と、安定した水質が必要だ。家庭排水が混入するなどもってのほか。幼虫はふんだんな量のカワニナ(※巻貝の一種)を欲し、成虫は人工照明のない飛翔空間を必要とする。ホタルの生息には、都会とは真逆の自然条件がなくてはならない。  

にもかかわらず、東京都杉並区の久我山では、毎年6月に約2000匹のゲンジボタルが舞う。と言っても、もちろん玉川上水で生まれ育ったものではない。学校や商店街で人工的に飼育したホタルを、お祭りで2日間に渡って放流するのだ。街路灯に笠を掛け、人工照明のない飛翔空間があえて作られる。都会という制約の中で、輝きを放とうとするホタル。

国学院久我山高校サッカー部も、厳しい制約の中で、輝きを放ってきた。満足にフルコートの広さを取れないグラウンドや、平日は2時間の練習時間など、限られた条件の中、平成27年度の第94回選手権では見事準優勝を果たした。メンバーが着用するスパイクの中には、ポツリポツリと、プーマ『パラメヒコ ライト 15』が垣間見える。


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イエローやオレンジの明るい色が目立つ『パラメヒコ ライト 15』。まるで厳しい条件の中で輝くホタルのようである。
 

※着用スパイクデータは2015年度高校選手権時のもの。

写真/清水知良