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サッカーとヴィンテージが織り成す新空間『allz』を体験!スポーツファッションと文化の深みを探る

川崎駅前の商業施設「ラ チッタデッラ」に、サッカー、ファッション、インテリアを融合した新コンセプトショップ『allz(オールズ)』がオープン。このショップは、ヴィンテージアイテムや個性的なアパレルブランドが集まるユニークな空間だ。人気の「Bastone(バストーネ)」や「Bool(ブール)」に加え、新たなアパレルブランド「SAGE(セージ)」、そしてヴィンテージ家具を扱う「vyral(バイラル)」も揃い、リアルな体験を提供している。キングギア編集部がメディア内覧会に潜入し、その見どころをお届けする。※トップ画像提供/allz

Icon       池田 鉄平 | 2024/09/22

サッカーヴィンテージを軸にした「Bastone」

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画像提供/allz

『allz』でまず目を引くのが、サッカーヴィンテージを中心に展開するアパレルブランドBastone(バストーネ)だ。バストーネは、希少なサッカーユニフォームを扱うことで知られている。

特に注目を集めているのは、マンチェスターシティのユニフォームなど、オアシスのメンバーが愛用していたアイテムだ。これらのユニフォームは、サッカーファンだけでなくファッション愛好者にも人気が高く、ファッションアイテムとしてのサッカーユニフォームの新しい価値を提示している。

バストーネは、これまでポップアップショップを中心に展開してきたが、今回の実店舗オープンにより、より多くの顧客にリアルな商品体験を提供することが可能となった。

ヨーロピアンヴィンテージを取り扱う「Bool」

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画像提供/allz

続いて紹介するのは、Bool(ブール)。ヨーロピアンヴィンテージを中心に、イギリス文化にインスパイアされた古着やデザインアイテムをセレクトしているブランドだ。ターゲット層は20代を中心とした若い世代で、ロンドンやヨーロッパ各地で買い付けたレアなアイテムが並んでいる。

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画像提供/allz

特に目を引くのは、2000年代のサロモンのスキージャケット。テクニカルでありながらファッショナブルなデザインが特徴で、ヴィンテージファッション好きの間で注目されている。ブールは、単なる古着ではなく、独自の視点でセレクトされたアイテムが特徴。例えば、日本ブランドのコムデギャルソンを使用したナイロンジャケットなども扱っており、異なる文化や時代を超えたファッションアイテムが揃っている。

ミッドセンチュリースタイルの「vyral」

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画像提供/allz

vyral(バイラル)は、ヴィンテージ家具を扱うブランドで、特にミッドセンチュリースタイルを中心に展開している。インテリアアイテム一つで部屋の雰囲気が大きく変わるというコンセプトのもと、色鮮やかな家具や小物を取り揃えている。例えば、リーン・ロゼの黄色のソファは、座り心地が抜群でインテリアとしてもインパクトが強く、部屋を明るくするアイテムとしておすすめだ。

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画像提供/allz

また、折りたたみ可能なローテーブルや、デザイン性と機能性を兼ね備えたオレンジ色のチェアも人気。これらの家具は、ただのインテリアではなく、空間を楽しくするための要素として、多くの顧客に支持されている。

ポップでストリート感溢れる「SAGE」

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画像提供/allz

SAGE(セージ)は、新進気鋭のアパレルブランドで、ポップでストリート感あふれるデザインが特徴。特に注目すべきは、「セージボーイ」というテーマのもと、アメリカの若者文化にインスパイアされたアイテムが揃っていることだ。数字の「5」を「S」に見立てたデザインなど、遊び心溢れるグラフィックが若い世代に支持されている。

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画像提供/allz

SAGEのアイテムは、鮮やかな色使いが特徴で、オレンジや水色といったポップなカラーを積極的に取り入れている。ターゲットは若者を中心に、子供向けの商品も展開しており、親子でお揃いのコーディネートを楽しめるアイテムが揃う。さらに、ブランドのロゴにカエルを使用している点もユニークで、これは「ナルト」に登場する「セージモード」からのインスピレーションだという。

『allz(オールズ)』のオーナー兼店長、遠藤俊明氏にインタビュー!

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画像提供/allz

――オープンおめでとうございます!スポーツとファッションが見事に融合させたお店ですね。遠藤さんの、スポーツとの出会いは、どんな感じだったのですか?

父親がずっとサッカーをやっていて、川崎フロンターレのファンだったんですよ。だから僕も5歳の時からサッカーに親しむようになりました。幼稚園からサッカースクールに通っていましたが、中学の頃に一度バスケットボールに転向して、その後大学でまたサッカーに戻った感じです。今でも、先輩たちとフットサルやソサイチを週1回やっています。

――スポーツアパレルを商売にするきっかけは?

きっかけは父親が持っていたヴィンテージユニフォームですね。父が『これ、売りたい』と言っていたので、試しにポップアップショップで販売したら、予想以上に売れて。それで『もっとやれるかも』と感じて、ビジネスとして本格的にやってみることにしました。そこからイギリスにいる友人を通じて、サッカーのヴィンテージショップにアプローチし、毎月ポップアップを開催するようになったんです。

――今回の『allz(オールズ)』で注目してほしいアイテムは?

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画像提供/allz

やっぱり、オアシスがマンチェスターシティのユニフォームを着ていたことが自分にとって印象深いですね。特にオアシスが来日した時、マンチェスターシティのユニフォームを探してほしいと言われたことがあって、その希少なアイテムを常に展示しておきたいと思っています。サッカーシャツがファッションアイテムとして注目されたタイミングでもあって、このユニフォームはかなりレアです。

――帽子などのアイテムも海外から仕入れているんですか?

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画像/筆者撮影

そうですね、日本では販売されていないものが多いので、基本的にヨーロッパから買い付けています。特にジャージ類なんかは、コストはかかるけど、その価値はあります。ラッパーのカニエ・ウェストが着ていたモデルも扱っていて、非常に人気が高いアイテムですね。ユニフォームとしてだけじゃなく、カジュアルなファッションとしても楽しめる商品が多いです。

――川崎に店舗を構えた理由と、フロンターレとの関係は?

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画像提供/allz

店に飾ってあるユニフォームは、川崎フロンターレの試合を観戦していた時代のものがメインですね。中村憲剛選手のユニフォームや、今海外で活躍している三苫選手や田中選手のものもあります。これらのアイテムは、川崎フロンターレのファンにとっても特別なものだと思います。

―どんなお客さんに来てほしいですか?

もちろん川崎フロンターレのファンにはぜひ来てほしいですね。でも、海外サッカーチームのファンも大歓迎です。最近、プレミアリーグを観始めた人たちにも、サッカーの魅力を伝えたいと思っています。それと、日本のリーグにももっと興味を持ってもらいたいですね。自分もJ3までしっかり観ているので、日本のサッカーの魅力を広めていきたいです。

――今後の夢や店舗の目標は?

やっぱり川崎フロンターレと公式なイベントをやりたいです。それがこの店舗での最大の目標ですね。川崎で店を出す決断をしたのも、フロンターレと何かできたらという思いが強かったからです。『ラ チッタデッラ』もイベントに協力的ですし、フロンターレと一緒に何かしらの形でイベントを実現できたら最高ですね。



公式Instagram  https://www.instagram.com/allofthestores