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阪神が接戦をものにして連勝、ソフトバンクが浮上のきっかけの勝利をつかむ!

4月も後半。ここまでは、昨年日本一のDeNAやパ・リーグ王者のソフトバンクが苦戦を強いられている。そこで今回は、日本球界復帰後いまだ勝ち星がついていないバウアーが初戦を投げたDeNA対阪神戦のカードや、ケガ人が続出し思うような戦いができていないソフトバンクと打線が好調をキープしているオリックスのカードをピックアップして振り返る。※トップ画像出典/Pixabay(トップ画像はイメージです)

Icon kinggear icon KING GEAR編集部 | 2025/04/29

阪神がDeNAに3連勝!DeNAは自慢の強力打線が機能せず、バウアーもいまだ勝ち星なし

4/22

巨人 8 - 1 中日
勝:井上温大(2勝1敗)
敗:マラー(0勝2敗)
DeNA 2 - 4 阪神
勝:才木浩人(2勝2敗)  S 岩崎優(0勝0敗7S)
敗:バウアー(0勝3敗)
広島 中止 ヤクルト

4/23

巨人 2 - 0 中日
勝:大勢(1勝0敗)  S マルティネス(1勝0敗7S)
敗:マルテ(0勝1敗)
DeNA 2 - 3 阪神
勝:島本浩也(1勝0敗)  S 岩崎優(0勝0敗8S)
敗:山﨑康晃(0勝2敗)
広島 7 - 1 ヤクルト
勝:大瀬良大地(1勝1敗)
敗:石川雅規(1勝1敗)

4/24

DeNA 2 - 4 阪神
勝:岩貞祐太(1勝0敗)  S 桐敷拓馬(0勝0敗1S)
負:森原康平(0勝1敗)

横浜スタジアムで行われたDeNA対阪神の3連戦。前回の対戦ではDeNAが敵地甲子園で2勝1分だった。その初戦、DeNAは日本球界に復帰して初白星を目指すバウアーと、前回の登板で快投した才木が先発した。阪神は2回表、佐藤輝明がライトへの3ベースヒットを放つと、続く5番大山悠輔が犠牲フライを打ち先制に成功。4回表には中野拓夢、森下翔太の連続ヒットでノーアウト1・3塁のチャンスを作ると、先ほども打っている佐藤を迎えタイムリー2ベースを放ち1点を追加した。5回には、小幡竜平が意表をつくセーフティバントで出塁すると、すかさず盗塁を決める。そして、近本光司がタイムリーヒット。7回にも近本がスタンド中段に飛び込むダメ押しのホームランで0-4とした。バウアーはこの回でマウンドを降りる。一方の才木は、ヒットやフォアボールを出すものの、要所要所を締めDeNA打線を無得点に抑えていた。だが7回裏、佐野恵太にタイムリー2ベースを打たれ降板、代わった及川雅貴がタイムリー内野安打を打たれるも後続を断ちナイスリリーフ。最後は岩崎が三森大貴を見逃し三振に仕留め試合終了。才木は6回2/3を115球5安打2失点で2勝目。対するバウアーは7回96球9安打4失点で、日本復帰後初白星とはならなかった。

2戦目はジャクソンと門別啓人の投げ合いでプレイボール。初回、阪神は近本のヒット、中野の犠打でチャンスを作ると、森下のタイムリーで幸先よく先制。だが3回にDeNAも三森のタイムリーで同点に追いつく。しかし直後の4回、2アウト満塁のチャンスで中野にタイムリーが生まれ再び勝ち越しに成功。だが6回裏、1アウト1・3塁のピンチで門別はマウンドを降り桐敷へスイッチ。しかし牧秀悟にタイムリーを打たれ同点に追いつかれてしまった。その後は両チーム得点ならず、延長戦へ。迎えた10回表、DeNAのマウンドには山﨑が上がる。山﨑はこの回先頭の佐藤を打ち取るも、続く大山の打球はレフトスタンドへ一直線の勝ち越しホームラン。10回裏には、DeNAもチャンスを作るものの最後は京田陽太が見逃し三振。2日連続見逃し三振での試合終了となった。

3戦目は大貫晋一と富田蓮が先発。1回裏、ヒットやワイルドピッチでチャンスを作ると、牧のタイムリーヒットで今カード初めてDeNAが先制に成功。続く佐野にもタイムリー2ベースが生まれ、2-0に。2回表、阪神も坂本誠志郎のゴロの間に1点を返す。その後は両チームともチャンスを作るも得点はならず。動いたのは7回表。この回から大貫に代わり森原康平がマウンドに上がる。2アウトを取った後、近本の2ベースと中野のヒットで阪神が同点に追いつく。続く森下への初球。打った瞬間という当たりはレフトスタンドへの2ランホームラン。2-4と阪神が一気に試合をひっくり返し、そのまま試合終了。阪神は前カードから4連勝。投げては2番手でマウンドに上がったベテラン岩貞が2年ぶりの白星、桐敷がプロ初セーブを挙げた。

首位オリックスと最下位ソフトバンクが対戦!熱戦を制して弾みをつけるのはどちらか

4/22

日本ハム 2 - 4 楽天
勝:今野龍太(1勝0敗)  S 藤平尚真(0勝0敗1S)
敗:杉浦稔大(1勝1敗)
ロッテ 2 - 1 西武
勝:益田直也(1勝0敗)
敗:平良海馬(0勝1敗)
ソフトバンク 5 - 5 オリックス

4/23

日本ハム 3 - 8 楽天
勝:瀧中瞭太(2勝0敗)
敗:古林睿煬(0勝1敗)
ロッテ 5 - 2 西武
勝:種市篤暉(2勝1敗)  S 益田(1勝0敗3S)
敗:菅井信也(2勝1敗)
ソフトバンク 6 - 2 オリックス
勝:上沢直之(2勝1敗)
敗:曽谷龍平(1勝2敗)

みずほPayPayドーム福岡で行われたパ・リーグ首位のオリックスと最下位のソフトバンク(4/22時点)の試合をピックアップ。

初戦、オリックスの先発・田嶋大樹とソフトバンクの先発モイネロの両投手の投げ合い。試合は初回から点の入る展開に。1回表、オリックス先頭の廣岡大志は3球目、外角高めのストレートをうまく叩くと打球はグングン伸びてそのままスタンドイン。先頭打者ホームランとなりオリックスが先制。3回表にはヒットやフォアボール、犠打で1アウト2・3塁のチャンスを作ると、3番太田椋が外角の変化球にうまく合わせレフトへタイムリーヒットを放ち1点追加する。ソフトバンクは6回、ケガから復帰した栗原陵矢がインコースのボールをうまくジャストミート。今季第1号となるソロホームランで1点返した。

しかしオリックスは7回、疲れの見えてきたモイネロから3連続ヒットで満塁としモイネロをノックアウト。代わった杉山一樹から太田がライト前へタイムリーヒットを放ち2点追加する。しかしソフトバンクも負けていない。その裏、2アウトランナー1・2塁から周東佑京の右中間へタイムリー2ベースヒットで2点を挙げ1点差をキープ。試合は最終回の攻防になる。まずオリックスは、4番手の尾形崇斗から絶好調の太田が左中間へホームランを放ち2点差に。しかしその裏、抑えのマチャドを攻め込み、2アウト満塁までこぎつけると、途中交代の川瀬晃が起死回生のライト前タイムリーヒットで同点に追いつく。その後両チームとも小刻みな継投で得点を与えず、激闘は引き分けに終わった。

第2戦、オリックスは曽谷、ソフトバンクは上沢の先発でプレイボール。1回裏、曽谷の立ち上がりにソフトバンクが攻め込む。先頭バッターの周東が内野安打で出塁すると、ワイルドピッチなどで1アウト3塁とし、3番栗原がレフトへ先制タイムリーを打つ。続く2回にも、この日7番ライトで先発出場の柳町達が2球目のストレートを叩き、今季第1号となるソロホームランで1点追加。序盤の主導権を握っていく。4回に1点返されるも、その裏海野隆司と周東のタイムリーで3点追加、6回には柳町がこの日3安打目となる右中間へのタイムリー2ベースヒットを放ち勝負あり。投手陣はオリックスの強力打線を6安打2得点で抑え、ソフトバンクが勝利した。ケガによる離脱者が多いソフトバンクだが、この1勝が浮上のきっかけとなるか。

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