本田千尋の『フロム・トレーニングセンター』vol.15”怪我人”ホルガー・バドシュトゥバーが履くアディダス『エース プライム RED LIMIT』
金子塾卒業生にして、現在はドイツに拠点を置くスポーツライター本田千尋のちょっと変化球な企画。ブンデスリーガのスターはどんな音楽で気持ちを高め、どんなクルマで移動時間に鋭気を養い、そしてどんなスパイクで闘っているのか。トレーニング・センターからのダイレクト・レポートをお伝えします。
本田 千尋
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2017/03/01
愛車はミュンヘンに置いていく。
1月、DFホルガー・バドシュトゥバーは“決断”を下した。FCシャルケ04に半年間の期限付きでレンタル移籍する。よってスポンサーからの提供車『アウディ RS6アバント パフォーマンス』は置いていかざるを得ない。
かれこれ15年以上も過ごした故郷のクラブ、バイエルン・ミュンヘン。その間、ブンデスリーガを5度、ドイツカップを4度、さらに12/13シーズンにはチャンピオンズリーグも制覇した。
闘志が枯渇してもおかしくないほどにタイトルを総ナメにした27歳のセンターバックは、今、何より“出場機会”を欲していた。
戦う意欲が残されていることに驚愕する。畏怖の念を抱く。
2012年12月、バドシュトゥバーの“苦難”が本格化した。
『十字靭帯断裂』。14年5月19日まで532日間に渡ってチームを離脱した。それから毎年のように、『Lady Gaga』を好んで聴く青年は長期負傷離脱を繰り返した。
14年9月15日〜15年1月5日 『腱断裂』 離脱期間:112日
15年4月23日〜15年11月2日 『大腿筋断裂』 離脱期間:193日
16年2月11日〜16年6月6日 『足首の負傷』 離脱期間:116日
タイトルの数々は、自らの足で獲得したとは言い切れなかった。だから栄光へのモチベーションは衰えようがない。
今季は8月8日から10月5日まで筋肉系の問題で離脱。10月26日のドイツカップ2回戦、対アウクスブルク戦で復帰したが、リーグ戦の出場は1試合に止まっていた。
再びコンディションを整え、闘志を振り絞るバドシュトゥバー。レンタル移籍を志願して、故郷から遠く離れた炭鉱の街ゲルゼンキルヒェンに向かう。
アディダス『エース プライム RED LIMIT』を携えて。
1月、DFホルガー・バドシュトゥバーは“決断”を下した。FCシャルケ04に半年間の期限付きでレンタル移籍する。よってスポンサーからの提供車『アウディ RS6アバント パフォーマンス』は置いていかざるを得ない。
かれこれ15年以上も過ごした故郷のクラブ、バイエルン・ミュンヘン。その間、ブンデスリーガを5度、ドイツカップを4度、さらに12/13シーズンにはチャンピオンズリーグも制覇した。
闘志が枯渇してもおかしくないほどにタイトルを総ナメにした27歳のセンターバックは、今、何より“出場機会”を欲していた。
戦う意欲が残されていることに驚愕する。畏怖の念を抱く。
2012年12月、バドシュトゥバーの“苦難”が本格化した。
『十字靭帯断裂』。14年5月19日まで532日間に渡ってチームを離脱した。それから毎年のように、『Lady Gaga』を好んで聴く青年は長期負傷離脱を繰り返した。
14年9月15日〜15年1月5日 『腱断裂』 離脱期間:112日
15年4月23日〜15年11月2日 『大腿筋断裂』 離脱期間:193日
16年2月11日〜16年6月6日 『足首の負傷』 離脱期間:116日
タイトルの数々は、自らの足で獲得したとは言い切れなかった。だから栄光へのモチベーションは衰えようがない。
今季は8月8日から10月5日まで筋肉系の問題で離脱。10月26日のドイツカップ2回戦、対アウクスブルク戦で復帰したが、リーグ戦の出場は1試合に止まっていた。
再びコンディションを整え、闘志を振り絞るバドシュトゥバー。レンタル移籍を志願して、故郷から遠く離れた炭鉱の街ゲルゼンキルヒェンに向かう。
アディダス『エース プライム RED LIMIT』を携えて。