“高校王者”青森山田の選手がスパイクへのこだわりを語りつくす! Vol.2 DF天笠泰輝、DF小山内慎一郎 編
高校サッカー強豪校の選手は、どんなスパイクを、どんな理由で履いているのか? スパイク選びの参考になる、キングギアならではの連続インタビューがスタートします。記念すべき第一回目は、昨年度の高校王者・青森山田の登場です。
安藤隆人
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2017/04/19
天笠泰輝(DF 新2年/アディダス)
高校に入ってからずっと、アディダスのエースを履いています。中学まではアディダスのパティーク・グローロを履いていたのですが、高校に入ってからプレー中に横のステップが激しくなった結果、グローロはかかとの堅い部分がそこまで頑丈ではなかったので、どうしても流れてしまうようになったんです。
1、2回プレーをしただけで、かかとの部分の型がズレてしまったので、これではダメだと思ってエースを履いてみたら、かかとが頑丈で前も後ろもフィットしました。
――高校に入ってから、サイドステップの動きが増えたのですか?
天笠:はい。中学校時代はボランチをやっていたので、そこまで横の動きは無かったんですね。そのため、ボールタッチの感覚とキックの踏み込みを重視して、スパイクを選んでいました。
でも、高校に入ってサイドバックをやるようになって、サイドステップが増えたんです。1対1の場面で相手のレベルが高くなって、縦だけでなく、横の動きで揺さぶってくるようになったんです。地面に踏ん張りながら、守備の対応をすることが多くなって、エースを履いてみたらしっくり来ました。
――アディダス以外は履くのですか?
天笠:僕はアディダス一筋です。ナイキなども良いと思うのですが、僕は人工皮革はダメで、天然のカンガルー革が良いんです。人工と天然ではボールタッチやパスのタッチが微妙に違って、キックにも影響が出ます。アディダスのエースは、サイドステップをする時も、キックをする時もフィットします。
――天笠選手はかかと重心ですか?
天笠: そうなんです。つま先重心ではなく、かかと重心なので、かかとの頑丈さ、フィット感が重要になるんですよね。
――プレースタイルに合致したスパイクなんですね。他にこだわりはありますか?
天笠: 特にありません。色やデザインなど、見た目はどれでも良くて、たまたま今は黄色を履いています。
https://youtu.be/fY6ZDDzdEcU
(※かかと重心、グリップの動きは上記の動画をご覧ください。)
小山内慎一郎(DF 新3年 主将/ナイキ)
自分の足に合っていて、中ズレしないスパイクが良いです。個人的にはかかとがズレない事が大事です。昨年もいろいろなスパイクに挑戦しました。今はナイキのマジスタですが、ティエンポだったり、アシックスのモデルだったり。アシックスも良かったのですが、最終的にナイキにしました。ナイキの方がずっと履いていた分、足に馴染んだのだと思います。
――マジスタの良いところは?
https://youtu.be/0sNEurdOvX0
(※小山内選手の語るスパイクは、上記の動画をご覧ください。)
小山内:この部分(注・かかと)がズレないことです。かかとが固定されないと、プレーがズレてくるんです(※動画参照)。
――天笠選手と佐々木選手も「かかとの固定が重要」と言っていましたが、小山内選手はこの2人と比べて、どのような違いがありますか?
小山内:(※動画参照)天笠のスパイクはガッツりと固定されているのですが、そこまで行かないで、これくらいがちょうどいいんです。ちょっと力が逃げるくらいが。かかとのガードは外ではなくて、中に入っている方がいいですね。その方がストップ&ダッシュがしやすいです。
――黒を履いていますが、色にこだわりはありますか?
小山内:とくにありませんが、蛍光の黄色や赤など、派手な物は好きではないですね。ほかにこだわるのは、ベロの薄さです。厚いのは苦手なので、薄いほうが良いですね。ひもはねじれているのが嫌なので、ねじれないようにしっかりと通して結んでいます。
(vol.3へ続く)http://king-gear.com/articles/323
MF堀修大、MF安藤駿、MF佐々木友編
取材協力/青森山田高校
取材、ライティング/安藤隆人
高校に入ってからずっと、アディダスのエースを履いています。中学まではアディダスのパティーク・グローロを履いていたのですが、高校に入ってからプレー中に横のステップが激しくなった結果、グローロはかかとの堅い部分がそこまで頑丈ではなかったので、どうしても流れてしまうようになったんです。
1、2回プレーをしただけで、かかとの部分の型がズレてしまったので、これではダメだと思ってエースを履いてみたら、かかとが頑丈で前も後ろもフィットしました。
――高校に入ってから、サイドステップの動きが増えたのですか?
天笠:はい。中学校時代はボランチをやっていたので、そこまで横の動きは無かったんですね。そのため、ボールタッチの感覚とキックの踏み込みを重視して、スパイクを選んでいました。
でも、高校に入ってサイドバックをやるようになって、サイドステップが増えたんです。1対1の場面で相手のレベルが高くなって、縦だけでなく、横の動きで揺さぶってくるようになったんです。地面に踏ん張りながら、守備の対応をすることが多くなって、エースを履いてみたらしっくり来ました。
――アディダス以外は履くのですか?
天笠:僕はアディダス一筋です。ナイキなども良いと思うのですが、僕は人工皮革はダメで、天然のカンガルー革が良いんです。人工と天然ではボールタッチやパスのタッチが微妙に違って、キックにも影響が出ます。アディダスのエースは、サイドステップをする時も、キックをする時もフィットします。
――天笠選手はかかと重心ですか?
天笠: そうなんです。つま先重心ではなく、かかと重心なので、かかとの頑丈さ、フィット感が重要になるんですよね。
――プレースタイルに合致したスパイクなんですね。他にこだわりはありますか?
天笠: 特にありません。色やデザインなど、見た目はどれでも良くて、たまたま今は黄色を履いています。
https://youtu.be/fY6ZDDzdEcU
(※かかと重心、グリップの動きは上記の動画をご覧ください。)
小山内慎一郎(DF 新3年 主将/ナイキ)
自分の足に合っていて、中ズレしないスパイクが良いです。個人的にはかかとがズレない事が大事です。昨年もいろいろなスパイクに挑戦しました。今はナイキのマジスタですが、ティエンポだったり、アシックスのモデルだったり。アシックスも良かったのですが、最終的にナイキにしました。ナイキの方がずっと履いていた分、足に馴染んだのだと思います。
――マジスタの良いところは?
https://youtu.be/0sNEurdOvX0
(※小山内選手の語るスパイクは、上記の動画をご覧ください。)
小山内:この部分(注・かかと)がズレないことです。かかとが固定されないと、プレーがズレてくるんです(※動画参照)。
――天笠選手と佐々木選手も「かかとの固定が重要」と言っていましたが、小山内選手はこの2人と比べて、どのような違いがありますか?
小山内:(※動画参照)天笠のスパイクはガッツりと固定されているのですが、そこまで行かないで、これくらいがちょうどいいんです。ちょっと力が逃げるくらいが。かかとのガードは外ではなくて、中に入っている方がいいですね。その方がストップ&ダッシュがしやすいです。
――黒を履いていますが、色にこだわりはありますか?
小山内:とくにありませんが、蛍光の黄色や赤など、派手な物は好きではないですね。ほかにこだわるのは、ベロの薄さです。厚いのは苦手なので、薄いほうが良いですね。ひもはねじれているのが嫌なので、ねじれないようにしっかりと通して結んでいます。
(vol.3へ続く)http://king-gear.com/articles/323
MF堀修大、MF安藤駿、MF佐々木友編
取材協力/青森山田高校
取材、ライティング/安藤隆人