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“インターハイ優勝”の流通経済大柏選手がスパイクへのこだわりを語りつくす! Vol.1GK鹿野修平、DF近藤立都 編

高校サッカー強豪校の選手は、どんなスパイクを、どんな理由で履いているのか? スパイク選びの参考になる、キングギアならではの連続インタビュー。好評企画の三回目は、今年のインターハイで優勝に輝いた、流通経済大柏の登場です。

Icon img 6776 安藤隆人 | 2017/11/16
赤いユニフォームの左胸に刻まれた4つの星。今年のインターハイでこの星をもう1つ増やすことに成功した。

千葉県の名門・流通経済大柏は、今年の宮城インターハイで2年連続のファイナリストとなると、決勝では日大藤沢との関東決戦を1−0で制し、昨年準優勝だった雪辱を晴らす、9年ぶり2度目の優勝を果たした。

前回の2008年度の優勝は、決勝戦が雷雨で中止となったため、市立船橋との両校優勝。それゆえに単独では初のインターハイ制覇となった。

「正直、市立船橋に昨年のリベンジをしたかった気持ちもありますが、日大藤沢も素晴らしいチームだったし、優勝は素直に嬉しい」

名将・本田裕一郎監督が語ったように、日大藤沢は準決勝で市立船橋を劇的な終了間際の同点ゴールから、PK戦の末に下し、勝ち上がってきた。その日大藤沢の粘りを振り切っての単独優勝。トップレベルの力を見せつけた。

だが、彼らはこれから選手権予選で再び市立船橋と県代表を競い、昨年降格してしまったプレミアリーグへの1年での復帰という、厳しい戦いが続く。

優勝の余韻に浸っている暇は無い。

次なる戦いに向け、再びその牙を研ぎ澄まそうとしている流通経済大柏の選手達を支えるスパイクについて、それぞれ話を聞いてみた。すると、そこにはそれぞれの個性的なこだわりがあった。

今回はインターハイメンバー18人分のインタビューをお届けしよう!
 
◎鹿野修平(GK、3年、アディダス・エース)

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インターハイでは出番を掴めなかったが、1対1の対応とシュートストップには定評のあるGKだ。

「(薄井)覇斗との差を少しずつ埋めて行けば、チャンスは来ると思うので、自分の持ち味を前面に出すのと、パントキックの飛距離と精度が課題なので、そこを伸ばして行きたい」

同じ3年生の薄井とのポジション争いに勝って、守護神の座を奪い取らんとモチベーションは高い。
 
◎スパイク・キーパーグローブインタビュー

特に無くて、流通経済大柏がアディダスなので、アディダスにしました。僕は足の形が悪いので、負担がかからないスパイクを探していました。キーパーグローブはスパイクと合わせてアディダスにしました。

最近のアディダスのキーパーグローブはパームが薄くなっているので、指先が動きやすいんです。キャッチのときは指先を軽く曲げてはめに行くスタイルなので、細かい感触が味わえるこのキーパーグローブが好きです。

色は意識していて、これもスパイクと合わせています。基本的に派手なカラーよりも白と黒のようなシンプルな者が好きです。

(※以下・動画参照)

 

◎近藤立都(DF、3年、ナイキ・マーキュリアル)

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サイドバックとしてロングスロー、キックと多くの武器を持つ身体能力の高い選手。躍動感溢れる突破から、正確なクロスを打ち込んでチャンスを演出する。彼のクロスは流通経済大柏において、非常に強烈な武器となっている。

「インターハイでは右サイドへの対角のパスは良かったのですが、同サイドを攻略出来なかった。もっとオーバーラップなどで左サイドの攻撃を増やさないといけない。そうしないと逆に右も生かせないと思う。今後はそこを出して行くのと、サイドバックなので自分のサイドからの失点を無くすことを目標にして行きたい」。

インターハイを経験し、自らの伸びしろを実感した近藤は、更なる進化を図り、流通経済大柏の左サイドを活性化させる。
 
◎スパイクインタビュー

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スパイクには凄くこだわりがあって、よくスパイクの革の部分に縫い目があるものがあるじゃないですか。僕はそれが嫌なので、そうじゃないスパイクを探していました。ナイキのマーキュリアルの一番最初のモデルを履き始めました。
 
―なぜ縫い目があると嫌なんですか?

僕の中でキックに影響すると思ったんです。なので、縫い目の無いマーキュリアルを履き始めたら、凄くキックの感触が良かったので、それ以降はずっとツルツルなマーキュリアルシリーズを履いています。

あと、練習はノーマルカットで、試合では天然芝の場合にハイカットを履いています。
 
―ナイキ以外は履かない?

ナイキというよりマーキュリアル一筋です(笑)。まだナイキのマークが小さいシリーズからずっと履いていますから、小学校の時から一筋です。
 
―もしマーキュリアルに縫い目が出来たらどうします?

そうしたら、この愛は揺らぎます(笑)。
僕にとってそれくらい重要なポイントなので。
 
―他にこだわりがありますか?

ヒモがねじれたり、少しでも歪んだりしていると、キックがズレると思っているので、試合前にヒモをきっちりと整えることが必ずやることです。

多分気持ちの問題だと思うのですが、そこまで細かく考えるのは、それだけ僕にとってキックという武器が重要だからです。試合前にヒモをきちんと整えたら、もう絶対に試合中はかまわないです。

もし、前半でキックの調子が悪かったら、ハーフタイムにヒモを整え直します。あと、スパイクは右足から履きます。かなりこだわりが強い方だと思います。

(※以降動画参照)

vol2に続く。http://king-gear.com/articles/532
 
       加藤蓮、関川郁万、宮本優太 編