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“選手権準優勝”前橋育英の選手がスパイクへのこだわりを語りつくす! Vol.5 FW榎本樹、DF松田陸 編

高校サッカー強豪校の選手は、どんなスパイクを、どんな理由で履いているのか? スパイク選びの参考になる、キングギアならではの連続インタビュー。好評企画の二回目は、昨年度の高校選手権で準優勝に輝いた、前橋育英の登場です。

Icon img 6776 安藤隆人 | 2017/08/07
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⑬榎本樹(2年、FW、ミズノ・モナルシーダ)


184cmの高さを持ったストライカー。ゴール前での動きのバリエーションが豊富で、スペースは絶対に見逃さない。高い打点のヘッドと、正確なポストプレーを駆使し、前線を活性化させる。今年に入り成長を遂げ、レギュラー争いに食い込んで来た。  

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榎本非常に軽くて、丈夫です。僕はカンガルー皮じゃないとダメなんです。そうじゃないと足にフィットしないんです。フィットさせるために、ワンサイズ下を買って、敢えてキツく履いて伸ばして行くようにしています。

―足のサイズは?

榎本:28cmなので、スパイクは27.5cmを買います。1週間くらい履けばすぐに馴染んできますね。  

―もともとミズノが好き?

榎本:はい、モレリア、モレリアネオとか履いていました。モレリアネオとこれは軽さは一緒なんですが、堅さが違って、モナルシーダの方が堅いんです。柔らかいスパイクだと、すぐに壊れてしまうんです。2、3ヶ月で壊れてしまうので、丈夫さはかなり重要です。  

―柔らかいと壊れやすいのは、プレースタイルが影響しているのでしょうか?

榎本そうですね、シュートを打つときに、僕はかなり強く踏み込むので、そこで負荷が掛かるんです。丈夫だと踏み込みのときにしっかりと軸足が固まるし、よりパワーのあるシュートが打てるんです。あと、ジャンプのときもしっかりと踏み込むので、踏み切りがしやすいんです。  

⑭松田陸(3年、DF、プーマ・ワン)

昨年の優勝メンバーで、CBと右サイドバックの2つのポジションを高いレベルでこなした守備のユーティリティー。対人能力とキックの精度に優れ、上背は無いが、高い跳躍力と上半身の強さを駆使して、大型FWにも競り勝てるヘッドも魅力だ。

今年もCB起用だが、右サイドバックとしてプロスカウトの注目を集めており、現在複数のチームからオファーを受けている。  

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松田選手が語るスパイクの動画は、上記をご覧ください 


松田
:最新のモデルなのですが、履いてみたら凄くフィットするんです。僕は履きやすさが大事で、カンガルー皮が良くて、伸びた方が履きやすさを感じるんです。


ミズノやナイキなど、いろんなスパイクを履いていますが、プーマは感覚的にロングボールが蹴りやすいんです。

選手権のときに初めてプーマのエヴォパワーFGを履いたのですが、凄く蹴りやすくて驚きました。  

―踏み込みやターンなどの感触よりも、キックの感触が重要なんですね。

松田:そうですね、ターンやジャンプは感覚なので。キックは感触が重要です。  

―CBとサイドバックでは蹴る場所が違いますよね。

松田はい、サイドバックではクロスを上げるときに巻くので、インフロントやインサイドが多くなりますが、CBは縦にフィードをしたりするので、甲やアウトフロントを多用します。このスパイクはどのポイントでも蹴りやすいんです。  

―エヴォパワーとワンでは何が違いますか?

松田かかとのフィット感が、ワンの方が良いですね。かかとがフィットすることで、よりスパイクと足の一体感が増すんです。