ランナーの気持ちを知る為にサブ4を目指す事になった中年「第7走:それぞれの大阪マラソンへの意気込み」
なぜ42.195㎞を走るのか?何が楽しいのか?フルマラソン未経験者の私には全く理解できない。周囲の友人達がマラソンを始め、更にその謎は深まるばかり。第7走はTEAM KIAIのメンバーから明日の大阪マラソンの意気込みを聞きました。
菊池 康平
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2017/11/25
今日も10kmくらい走るのかな〜という気持ちで練習場所に向かったら「今日は25km走るよ!」とのアナウンスが。
ポカリスエットを朝から1リットルくらい飲んできたことを悔やんだ。またトイレに行きたくなると。。
ただeyeron師匠と30kmを走った経験があるので、25kmは未知の距離ではない。未知ではないという事実が自信となった。
なぜか18kmを過ぎると足が重くなってきた。30kmを走った時は25km付近で足が重くなってきたので不思議だ。メンタルによるものだろう。
25kmを2時間19分で完走。自然と一緒に走ったメンバーとハイタッチした。1人で走っていたら絶対に走りきれなかっただろう。
マラソンは孤独なスポーツだと思っていたが、そうではないんではないかという発見があった。
その後の練習は本番に近づくにつれて走る距離は15km、10km、5kmと減っていった。最後の練習を終えて大角コーチ、SEIYA、山村隆太とそれぞれに目前に迫った本番への意気込みを聞いた。
まずは約半年に渡って指導をされてきた大角コーチに話を聞いた。
ーー大阪マラソンに向けて、いつからどんな練習を行っていましたか?そしてチャリティーアンバサダーの山村隆太くんの仕上がりはいかがですか?
大角 最初の顔合わせは4月25日でした。それまではほとんど走っていなかったようです。
大阪マラソンに向けてはまだ半年以上あったので時間的には十分余裕があると思いましたが、初回は1kmを7分ほどで走ることで精いっぱいでした。
ーー走れている最近の隆太くんしか僕は見ていないので、それは意外です。
大角 そうですよね。当時は膝に不安があるとのことでしたので、大阪マラソンに向けては厳しい道のりになるかと思っていました。
その後は週に1~2回の頻度で練習を実施しました。
ーー具体的にはどんな練習をされていたんですか?
大角 5、6月はまずは「走ることに慣れる」7、8月は暑さもあるので「走る距離は10kmまでで走る速度を落とさない」で上げるトレーニングを中心に行いました。
トレーニングメニューは、ただ走るだけでなく、「速く走る・ゆっくり走るを繰り返すインターバル走」や「不整地を走るクロスカントリー走」など飽きないような変化をもたせました。
またTEAM KIAIのメンバーと一緒に走ったり意見交換をしながら、苦しい中でも楽しくトレーニングできました。
涼しくなる9月以降は、10kmを15kmに、そして20km、最終的には25kmまで走る距離を徐々に伸ばしました。
ただ、10月いっぱいまでは天候の不安定さや、秋から始まったflumpoolのツアーもあり、なかなかうまく継続したトレーニングができませんでしたが、11月に入ってからは天候にも恵まれ順調に走ることができました。
ーー10月は雨が本当に多かったですよね。
大角 天候に恵まれた10月下旬~11月上旬頃のトレーニングで、やっと「フルマラソンでしっかりと走れるかも」という手ごたえを感じました。
ここまでで一番大きかったプラス面は「足に痛みなく継続したトレーニングができたこと」です。
ーー怪我をしないように何か気をつけていたことはありますか?
大角 ウォームアップで筋肉をしっかりと動かせる状態にしたり、膝に負担のかかりにくい効率的なランニングフォームを意識したり。
ーー確かにウォームアップはチューブを使ったりと念入りにやられてますよね。
大角 あと昨年から履いているシューズであるウエーブライダーシリーズや、サポート機能のあるタイツのBGシリーズも、ここまで膝の痛みなくトレーニングできた1つの要因だと思います。
また実施内容と動画や走っている姿の写真を本人へシェアしました。
以前との走りやタイムの変化を感じることでモチベーション維持に繋げる為です。
大阪マラソンでは最低でも自己記録の4時間28分の更新ですね。出来れば4時間前後のタイムで走れればと期待しています!
続いてTEAM KIAIのSEIYA(JARNZΩ)へ意気込みを聞いた。
ーー大阪マラソンに向けて、いつからどんな練習をやっていましたか?
SEIYA 春頃から大角コーチの指導のもと、体幹トレーニングやおしりの筋肉のトレーニングを重ね、徐々に距離を伸ばしていく練習をしました!
中でも走る時の姿勢はとても大事らしくトレーニングをしているのですが、僕は元々猫背なのですぐ背中が丸くなってしまいます。今でも「走る時の姿勢」は1番に気をつけています!
ーーそもそも走り始めたきっかけは?
SEIYA 2015年の夏に、同い年のアーティスト仲間が、毎日10km走っていると聞き、刺激を受けランニングを始めました!
走りながら1日を振り返ったり明日のことを考えたりしています。10キロRunを日課にする事で、心を鍛える事や整える事ができるので、今では僕という人間にとって『音楽×Run』は必要不可欠なものになっています。
ーー目前に迫ってきた本番への意気込みと目標を教えてください。
SEIYA 初フルマラソンなので、緊張と不安がどうしても勝ってしまいますが「42.195kmを走る」って事はどう考えても苦しい事なので(笑)
せっかくの機会ですので、大会や会場の空気をたっくさん楽しみたいと思います!目指せ完走!目指せサブ4!!
最後に今回のTEAM KIAIのキャプテンでチャリティーアンバサダーの山村隆太に意気込みを聞いた。
ーー大阪マラソンでの目標を教えてください。
山村 自己ベストの更新です!
ーー昨年の記録は?
山村 昨年は4時間28分でした。
ーー初マラソンで4時間28分は凄くないですか!
山村 沿道の応援に背中を押されて自然と前に足が進みました。
ーー特に地元大阪での応援の力は絶大ですね。今年は実は4時間切りを狙っているんじゃないですか?練習も順調そうでしたし。
山村 サブ4は狙えたらいいですよね!頑張って走った末にサブ4が達成できたら最高です。
ーー故郷の大阪への想いを教えてください。
山村 地元に何か恩返しが出来たらという気持ちもありますし、flumpoolも来年がデビュー10周年ということで、大阪を活気づけることに協力出来たら嬉しいです。
ーー今年はTEAM KIAIのキャプテンですよね。どんな心境ですか?
山村 今年は小渕(小渕健太郎)さんがコンサートで参加出来ない為、やらせて頂きました。やはり頑張らねば!という大きな責任は感じています。
ーー緊張してますか?数年前のフットサルの大会前も緊張されていたのを覚えています(笑)
山村 緊張してます!!もちろん(笑)
ーー楽しみと緊張の度合いは?
山村 小渕さんが「大会当日は大阪、東京、宮崎にいるTEAM KIAIのメンバーが全員集合出来る大事なご褒美の日なんだ」と仰っていました。ですので100%楽しみますよ!!
第8走へ続く