リーボックが誇る『ザ・ポンプテクノロジー』 世界初!空気圧によって調整するシューズとは
リーボックは、人間を極めるべく、「フィットネスを通じて、自らの可能性を最大限に高める」ことをミッションとするグローバル・フィットネス・ライフスタイルブランドとして展開している。そこで今回、ブランドを代表する紐を結ばずに空気圧によってフィット感を調整する『ザ・ポンプテクノロジー』搭載のシューズについて、リーボック マーケティング事業本部の山根氏に話を伺ってみた。
佐久間秀実
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2018/04/25
――リーボックの始まり
1895年に、イギリスで1人の青年ジョセフ・ウィリアムス・フォスターがランニングシューズ作り出すところから始まった。
その後、1958年にアメリカで「リーボック社」を設立するとランニング以外にも様々なスポーツシューズがを作るようになり、リーボックにとって1989年が大きな転換期となった。「ザ・ポンプテクノロジー」という空気圧でフィット感を調整する技術の開発に成功し、まず初めにバスケットシューズに採用されたのである。 それから他のシューズにも、「ザ・ポンプテクノロジー」が搭載されていった。
1つアイコニックな商品となるのが、1994年に登場した「インスタポンプフューリー」となる。最近、街中でもよく見かけられるこのシューズは、「ザ・ポンプテクノロジー」を搭載したランニングシューズとして登場したが、その斬新なデザインとファッション性からストリートでも人気を博し、現在は復刻版のファッションスニーカーとして人気のモデルである。
シューレースなしでフィット感を調整ができる「ザ・ポンプテクノロジー」は今でも画期的とされ、「インスタポンプフューリー」はパフォーマンスが目的ではなくファッションの1つとして位置付けされている。そして2015年に、「ザ・ポンプテクノロジー」を搭載したランニングシューズが再び展開されるようになり、新しいモデルが誕生している。
リーボック マーケティング事業本部
ビジネスユニット ランニング/アウトドア マネージャー
マーチャンダイジング
山根正大 氏
ジーポンプ フュージョン
――ジーポンプ フュージョンについて
山根:「ジーポンプ フュージョン」は、2015年3月に全世界で発売されました。リーボックはフィットネスに特化したブランドなので、フルマラソンを走るためのシューズは展開していません。日々のトレーニング、フィットネスと組み合わせたランニングにフォーカスをし、ランニングシューズも走行距離を5~10kmと想定しています。 最近アメリカでは、ランニングのみをするという人たちが減ってきていまして、さまざまなランニングイベント、オブスタクルレースなども増えています。
ポンプシュプリーム ウルトラニット
――新モデル「ポンプシュプリーム ウルトラニット」はシンプルな構造に
山根:ポンプシュプリームは、モダンでスタイリッシュなフォルム、デザイン性だけでなく、履き心地の良さ、機能性にもこだわったシューズです。アッパーには、通気性に優れたメッシュやウルトラニットの素材を採用し、リーボックのシューズの中でも高い柔軟性を生み出しました。
また、ミッドソールには、カーボネイテッドフォームを採用し、軽量性とクッション性の高さを実現するとともに、アウトソールには商標登録もされている“メタスプリット技術”を搭載することで、一歩一歩足を踏み出すごとに安定感を生み出します。
――日常でも使用できるような構造に
山根:フラット気味なソールになりました。よりゆったりとした履き心地で、フィット感が向上しています。スニーカーに近い、ファッション感覚で履ける高いデザイン性が最大の魅力です。
近年、カジュアルとランニングとの垣根がなくなってきているので、これからも今回のようなモデルが増えていくと思います。アスレジャー(アスレチックとレジャーを組み合わせた造語)にも注目をして、2018年もスタイルやデザインをより意識した「ポンプシュプリーム」が登場します。
――今後の展望について
山根:リーボックは、ランニングをこれから始める人たちにとって非常に入りやすいシューズを取り揃えていると思います。実際にランニングを始めたけど辞めてしまう方が大半であるというデータもあるようですが、リーボックのシューズは、スタイルというところに重点を置いているので、ランニング以外の様々なシーンでもマッチするのでので非常に使いやすいと思います。
これからも競技というよりは日々のトレーニングやフィットネスをする方々に向けたランニング商品を展開していきます。私服の中でも履くことができるデザイン性の高いランニングシューズも続々と登場予定です。
リーボックは、「フィットネスランニング」を提唱していまして、ただランニングするだけではなく、ランはフィットネスの根幹として、様々なトレーニングと組み合わせていくことでより効果が出ると考えています。
2017年からは、「丸の内バイク&ラン」というランニングステーションとパートナーシップを結び、リーボックの契約する人気トレーナーが教える「フィットネスランニングプログラム」を用意していますので、ぜひフィットネスとランを楽しんでいただきたいですね。 (了)
リーボック
https://reebok.jp/
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https://fitness.reebok.jp/event
取材協力/リーボック
写真提供/リーボック
取材写真/佐久間秀実