32089992 1697008210390352 3970431264942456832 n

“プロのスカウトが注目する”現役高校生がスパイクへのこだわりを語りつくす!VOL6~山田梨功(浜松開誠館)、沼田皇海(尚志)、山本祐也(近畿大学付属) ~編

今回、筆者が回って来たフェスティバルは合計7つ。群馬プーマカップ、福岡県で開催されたサニックス杯国際ユースフェスティバル、中国新人大会、全国高校サッカー選抜大垣大会、Jグリーン堺プーマカップ、船橋招待サッカーフェスティバル、桐光学園高校サッカー場完成記念。後編の合計15人の姿、そして大事なパートナーであるスパイクやキーパーグローブへの想いをじっくりと聞いて来た。

Icon img 6776 安藤隆人 | 2018/05/10
山田梨功(浜松開誠館、3年、DF)

Thumb bb3a2439

悲願達成を託された男だ。181cmのCBは競れて、強烈なキックを持つ闘争心を前面に出す。

「最高学年になって自分がまとめないといけないし、プレー面でも自分が得点を決めたり、形になることをしたい。守備は自分の中では得意分野でそこはもっと伸ばして行きたいと思っていますが、課題は攻撃面。

守備組織をしっかりと構築しながらも、隙を見て攻撃の起点になったり、セットプレーからのゴールも狙いたい」と、攻守において存在感を発揮することを目指す。

Thumb bb3a2446

浜松開誠館はこれまで竹内涼、松原后(共に清水エスパルス)、土居柊太(町田ゼルビア)などJリーガーを輩出し、プリンスリーグ東海でも常に上位争いを演じるなど実力校だが、これまで一度もインターハイ、選手権に出たことがない。

これまでの先輩達が寸前で涙を飲んで来た県予選を突破し、新たな歴史を刻むべく。彼に課せられた使命は大きい。
 
※スパイクインタビューは、動画をご覧ください。
 
沼田皇海(尚志、3年、DF)

Thumb bb3a2079

皇海と書いて『すかい』と読む。彼の武器は正確無比な左足のキックとスプリント力にある。左サイドバックとしてアップダウンを繰り返し、左足からDFとGKの間に鋭いクロスを送り込む。

「3年になってやるべきことが増えた。はっきり言っていろんな人に注目されている中で自分の特徴を出さないといけないという意識はあります。監督からはプリンスを全勝して、インハイ、選手権も獲ると言われているので、この遠征をきっかけに1試合1試合成長したい」と、さらなる飛躍を誓う。
 
※スパイクインタビューは、動画をご覧ください。
 
 
山本祐也(近畿大学付属、3年、FW)

Thumb bb3a2304

公表身長は183cmだが、これは「昨年の4月に学校で計ったら183cmだったので、もっと伸びていると思います」と笑ったように、実際はさらに高い。

彼の武器はこの高さと広い視野であり、ピッチの中央から全体を見渡して、「得意です」と語る長短のパスで攻撃を組み立てる。

基本ポジションはボランチで、昨年はアンカーとして高さと守備範囲の広さをフルに発揮した。

今年はポジションを1つ上げて、トップ下のポジションを任されるようになったことで、より前への推進力とゴールを狙う姿勢が求められるようになった。

Thumb bb3a2332

「中学時代からずっと『捌く系』の選手だったので、今年はそれもやりつつ、ゴールに絡むプレーをしないといけません。もっと反転からドリブルで運んだり、強烈なミドルシュートを打てるようにならないといけないので、もっと下半身を強化したいと思います」。

新たなポジションで意欲を見せる『近附のハイタワー』は、チームを激戦区・大阪を制して全国に導く、青く燃えている。

 ※スパイクインタビューは、動画をご覧ください。


vol.7に続く。~栗山高季(草津東)、早川海留(作陽)、森内幸佑(広島皆実)~編
 

<合せて読みたい>
ユース年代の豊富な知識を買われ、『ユース教授』と称されている安藤隆人が、未来の日本代表選手達のスパイクへのこだわりを直撃取材。 
http://king-gear.com/feature_articles/150