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サムライ協奏曲 #4 16.06.07 キリンカップ 日本対ボスニア・ヘルツェゴビナ

【戸塚啓寄稿】スパイクから見たキリンカップ

Icon s 1 戸塚 啓 | 2016/06/09


いやあ、今回は楽チンでした。  

アディダス、ナイキ、アディダス、ナイキ、アディダス、アディダス、ナイキ、ナイキ、ナイキ、
ナイキ、ナイキ──ボスニア・ヘルツェゴビナのスタメン11人の使用スパイクのメーカーです。
交代出場した4選手もナイキ、ナイキ、ナイキ、アディダス──吹田スタジアムはトラックが無いので、記者席からでも簡単にメーカーを判別することができました。
サッカー専用スタジアムというのは、スパイク好きにとっても嬉しい空間なのだと気づいたのでした。

ボスニア・ヘルツェゴビナに関して補足ですが……。
エディン・ジェコが来日していたら、アディダスがひとり増えていました。
ミラレム・ピアニッチも同じです。 彼もアディダスを履いています。

こうなると、他のメーカーに「頑張れ!」と言うよりも「チャンスじゃないですか?」と訊きたくなります。ナイキとアディダスがズラリと並ぶなかにひとりだけ違うメーカーのスパイクを履いている選手がいたら?


メチャクチャ目立つと思いませんか?
ちょうど、ブルガリアにアンダーアーマーを履いている選手がいたようにです。    

カラースパイクが流通したばかりの頃は、2色使いのものが多かったと記憶しますが、最近ではいったい何色使っているんだ、というものが増えていませんか? 
それはそれで見栄えがするのでしょうが、ナイキとアディダスで似たようなカラーリングのスパイクがあったり三本線やスウォッシュが昭和の感覚で言うとイレギュラーなところに配されていたりとスパイクのビジュアル化(?)が激しいと感じます。    
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ここはひとつ、単色で勝負するスパイクがあってもいいのでは。もちろん黒革が個人的なイチ押しですがシルバーが眩しいアディダスの「マーキュリー パック」は、スピードに乗ってドリブルをしている選手の足元で映えるでしょうね。スパイクのシルバーは意外なほど落ち着いているのでちょっと黒っぽく見えてたりもして、それがまた観衆や視聴者の注意を惹くのでは。

ユーロに出場するベイル、ポグバ、エジルらは、「マーキュリー パック」を履くようです。
いよいよ、開幕が近づいてきましたね。

文:戸塚啓