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東北楽天ゴールデンイーグルスドラフト4位/【江原雅裕(えはらまさひろ)】日鉄ステンレス

日鉄ステンレスの江原雅裕投手は、東北楽天ゴールデンイーグルスにドラフト1位で指名された。※イラスト/vaguely

Icon kinggear icon KING GEAR編集部 | 2024/12/08

プロフィール

名前:江原雅裕(えはらまさひろ)
ポジション:投手
投打:右投げ右打ち
出身:福岡県
生年月日:2000年8月3日
身長/体重:186cm/93kg
経歴:久留米市立筑邦西中学校(佐賀フィールドナイン)ー天理高等学校ー國學院大学ー日鉄ステンレス

選手としての特徴

社会人野球の日鉄ステンレスに所属する江原は、最速157km/hの速球を武器とする剛腕右腕である。186cm、93kgという大柄な体格から放たれる力強いストレートとカットボール、カーブ、フォークなどの多彩な変化球を駆使し、打者を翻弄する投球スタイルが特徴だ。高校・大学時代には故障に悩まされ、目立った実績を残すことができなかったものの、社会人になってから能力が開花。2年目の都市対抗野球ではJR西日本の補強選手として参加し、全国の舞台で153km/hを記録。奪三振率9.00という高い三振奪取能力を持ちながらも、四死球率3.94と一定の制球力も見せ、さらなる成長が期待される選手である。投手としての伸びしろも抜群で、プロ入り後の大きな飛躍に期待したい。

球歴

福岡県久留米市出身の江原は、小学校の軟式野球チームで野球を始める。6年生の時には『2012福岡ソフトバンクホークスジュニアチーム』に合格した経験を持つ。中学時代には「佐賀フィールドナイン」という硬式野球チームに所属した。

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イラスト/vaguely

天理高校での活躍

その後、地元を離れて高校野球の名門である奈良県の天理高校に進学。2年生の夏にチームは甲子園出場を果たすが、メンバーには選出されなかった。翌3年生の夏にリリーフ投手として県大会デビュー。チームの控え投手として5試合中4試合で登板し、計5回2/3を投げて3失点に抑える粘り強いピッチングを見せた。チームは奈良県大会準優勝に終わり、2年連続の甲子園出場は果たせず、江原自身も故障に悩まされたこともあり、3年間を通して満足のいく結果を出すことはできなかった。

國學院大学での活躍

天理高校を卒業後、國學院大学に進学したが右ヒジの故障に悩まされる。リハビリやトレーニングに多くの時間を費やし、試合に出場する機会は限られたものとなった。3年生の春にようやくリーグ戦のベンチ入りを果たし、亜細亜大学との試合で2番手として1回を無失点に抑える。防御率は0.00、2奪三振と内容は悪くなかったが、ヒジのコンディションやチーム事情などもあり、その後の登板機会は得られなかった。

日鉄ステンレスでの活躍

大学卒業後は再起をかけて、2023年に日鉄ステンレスに入社。トレーニングの結果、2年目の春には150km/hを初めて計測する。さらに同年、都市対抗野球にJR西日本の補強選手として出場し、その名を全国に知らしめた。初戦のJR東北戦では、最速153km/hのストレートを投げ込み、0.2回を無失点に抑える好投を見せる。これが江原の全国デビューとなり、プロのスカウトからの評価を大きく高めるきっかけとなった。その後も都市対抗野球や日本選手権に出場し、リリーフとして力強いピッチングを披露。特にストレートを軸にしたピッチングスタイルは、リリーフ投手としての適性を強く示すものだった。2024年の公式戦では、通算16回を投げて被安打8、四死球7、奪三振16、防御率2.81と上々の成績を残す。特に、奪三振率は9.00を記録。直球で三振が取れる投手としてプロの世界でも活躍が期待されている。

出場成績

高校時代の成績

2016年夏の奈良大会:準優勝
秋の奈良大会:2回戦敗退
2017年春の奈良大会:準決勝敗退
夏の奈良大会:優勝
夏の甲子園大会:準決勝敗退
秋の奈良大会:4位
2018年春の奈良大会:準決勝敗退
夏の奈良県大会:準優勝

大学時代の成績

2019年春季リーグ戦:3位(登板なし)
秋季リーグ戦:3位(登板なし)
2020年春季リーグ戦:中止
秋季リーグ戦:3位(登板なし)
2021年春季リーグ戦:1位(1試合 1回 0勝0敗 防御率0.00)
秋季リーグ戦:1位(登板なし)
2022年春季リーグ戦:2位(登板なし)
秋季リーグ戦:1位(登板なし)

社会人での成績

2024年都市対抗野球:初戦敗退(1試合 0勝0敗 防御率0.00)

※記事内の情報は配信時点の情報です(2024年12月現在)