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本田千尋の『フロム・トレーニングセンター』vol.21 ”相棒”アンソニー・モデストが履くナイキ『マーキュリアル ヴェイパー XI FG Radiation Flare』

金子塾卒業生にして、現在はドイツに拠点を置くスポーツライター本田千尋のちょっと変化球な企画。ブンデスリーガのスターはどんな音楽で気持ちを高め、どんなクルマで移動時間に鋭気を養い、そしてどんなスパイクで闘っているのか。トレーニング・センターからのダイレクト・レポートをお伝えします。

Icon img honda600 本田 千尋 | 2017/03/17
日本代表FW大迫勇也の“相棒”。



アンソニー・モデストと大迫の間には、生まれも育ちも違う日本人とフランス人だからこそ、阿吽の呼吸が存在する。
 

元コートジボワール代表のディディエ・ドログバを模範とするモデスト。ナイキ『マーキュリアル ヴェイパー XI FG Radiation Flare』を履く

今季は、良き“相棒”を得て、かつてのドログバさながらにゴールを量産中。23試合で17ゴールだ。ブンデスリーガの得点ランキングでは3位に付けている。

 

トップスピードに到達した褐色のアタッカーは、まるで手が付けられない。その様は、まさに510PSのパワーと650Nmの最大トルクを発揮する怪物=愛車【メルセデス AMG GT】だ。  

そんな“ドログバ2世”は、多くのフットボーラーと同じく、ヒップ・ホップ、R&B、ラップを好む。〈French Montana〉や〈DJ Antonie〉の楽曲をこよなく愛している。
 

しかしモデストが何より愛するのは、他でもない自分の家族。  

「良きフットボーラーであるために、僕は家族を必要とする」  

2007年、妻のマエヴァと結婚した。娘のキアンナは5歳になった。  

「彼女はいつも、僕がゴールを決めることを願ってくれているんだ」  

そして15年の7月、1.FCケルンに移籍する直前のこと。長男ブルックリンが生まれた。 

去年の秋頃、“ドログバ2世”は、トップスピードで息子が入る保育園探しに奔走したという。