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U-20 W杯戦士の世界と戦うスパイクVol.14 【ウルグアイ編】~優勝候補筆頭と呼ばれた『タレントの宝庫』の攻撃力!~

惜しくも準決勝でベネズエラにPK戦の末に破れ、3位決定戦でもイタリアにPK戦の末に敗れて、4位でフィニッシュしたウルグアイ。

Icon img 6776 安藤隆人 | 2017/06/14
強豪ひしめく南米予選王者である彼らは、今大会の優勝候補筆頭と呼ばれるほど、『タレントの宝庫』のチームであった。

中でもFW陣は豪華絢爛だった。FWニコラス・デラクルスは右FWに位置しながらも、ずば抜けた得点感覚を誇るストライカーで、ウルグアイの英雄であるFWルイス・スアレスもその才能を絶賛する存在。


FWホアキン・アルダイスは1999年生まれで、18歳の若さを誇る186cmのストライカー。機敏な動きとゴール前での勝負強さが光るが、2列目に落ちてゲームを作ることも出来る万能型アタッカーだ。

現在はウルグアイ国内リーグに所属するが、この才能溢れる存在を、マンチェスター・シティー、チェルシー、バルセロナ、スポルティング・リスボンといった、各国のビッグクラブが獲得に乗り出しており、中でもチェルシーはかなりの本気モードだ。

FWニコラス・スキアッパカッセも技術とシュートセンスに秀で、前への推進力は凄まじいものがある。


ナンバー10を託されたFWロドリゴ・アマラウも強烈な左足のキックと、切れ味抜群のドリブルを武器に持つハイスペックなストライカーで、グループリーグ初戦のイタリア戦では、左足で今大会ベストゴールの1つに入るほどの強烈な弾丸FKを沈め、チームの勝利に貢献をした。

この試合で再び足首を負傷し、日本戦は欠場したが、以降は途中出場でピッチに立ち、イタリアとの3位決定戦ではスタメン復帰を果たした。


この個性豊かなFW陣をクールに操るのが、MFロドリゴ・ベンタンクールだ。彼はこのチームの顔でもある。アルゼンチンの超名門であるボカ・ジュニアーズに所属し、19歳で不動のレギュラーを獲得。

中盤の底で落ち着き払ったプレーと正確なパス、185cmの高さを活かしたヘディング、フィジカルの強さと長い手足を駆使して相手を潰し、攻守両面で抜群の存在感を発揮する存在で、来季のユヴェントス入りが内定している。

ベンタンクールの卓越したゲームメイクから、解き放たれる強烈アタッカー陣。日本もこの攻撃の前に0−2で完敗を喫した。

事実上の決勝となった準決勝のベネズエラ戦で惜しくもPK戦の末に敗れ、3位決定戦でもイタリアにPK戦で敗れ、4位に終わったが、90分、120分ゲームではイングランドと並んで、唯一負け無しで大会を後にし、優勝候補筆頭の前評判の面目は保った。
 
スパイクに関しては、イタリアと同じプーマのユニフォームだが、ナイキユーザーが圧倒的に多かった。

 
(以下がU-20ウルグアイ代表主要選手のスパイク一覧)

【GK】
①サンティアゴ・メレ(CAフェニックス)、アディダス・エックス

⑫ファン・ティナリーニ(リーベル・プレートモンテビデオ)、不明

㉑アドリアーノ・フレイタス(ペニャロール)、不明

【DF】
②サンティアゴ・ブエノ(FCバルセロナ、スペイン)、ナイキ・マジスタオーデン

③エマヌエル・グラルテ(モンテビデオ・ワンダラーズ)、不明

④ホセ・ルイス・ロドリゲス(ダヌービオFC)、プーマ・エヴォスピード

⑤マティアス・オリベラ(CA Atenas)、ナイキ・マーキュリアルヴィクトリー

⑰マルティアス・ビニャ(ナシオナル・モンテビデオ)、ナイキ・マーキュリアル

⑱アグスティン・ロヘル(ナシオナル・モンテビデオ)、ナイキ・マーキュリアルベロチ

【MF】
⑥マルセロ・サラッキ(ダヌービオFC)、ナイキ・マジスタ

⑧カルロス・ベナビデス(デフェンソール・スポルティング)、ナイキ・マーキュリアルベロチIII

⑪ニコラス・デラクルス(リベルプール・モンテビデオ)、ナイキ・マーキュリアルヴィクトリー

⑬サンティアゴ・ビエラ(リベルプール・モンテビデオ)、ナイキ・不明

⑯フェデリコ・バルヴェルデ(レアル・マドリード、スペイン)、ナイキ・マーキュリアルベロチIII

⑳ロドリゴ・ベンタンクール(ボカ・ジュニアユース、アルゼンチン)、アディダス・エース

【FW】
⑦ホアキン・アルダイス(ダヌービオFC)、プーマ・エヴォスピード

⑨ニコラス・スキアッパカッセ(アトレティコ・マドリード、スペイン)、ナイキ・マーキュリアルベロチIII

⑩ロドリゴ・アマラウ(ナシオナル・モンテビデオ)、ナイキ・マーキュリアル

⑭ファン・マヌエル・ボセッリ(デフェンソール・スポルティング)、アディダス・エース

⑲アグスティン・カノッピオ(CAフェニックス)、ナイキ・マーキュリアルベロチIII