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ランナーの気持ちを知る為にサブ4を目指す事になった中年「第4走:eyeronハンパない」

なぜ42.195㎞を走るのか?何が楽しいのか?フルマラソン未経験者の私には全く理解できない。周囲の友人達がマラソンを始め、更にその謎は深まるばかり。第4走はランニングイベントでソナーポケットのeyeronくんと再会。ハンパないことに巻き込まれていきます(笑)

Icon 16466945 810048175800857 1247399717 n 菊池 康平 | 2017/10/22
<第3走はこちらから>

テーピングとショックマスターの治療を受けながら練習を再開していた。

そんな中、プレミアムフライデーの9月29日(金)に行われたニューバランスとニコアンドの共同ウェルネス事業として開催された「原宿ラン&ウォーク」に参加させて頂いた。

両社の社員あわせて約250人も集まり、原宿のど真ん中で盛り上がりをみせていた。内容としてはお揃いのオレンジのコラボTシャツを着て、原宿の決められた約5kmのコースを楽しく走ったり歩いたりするというものだ。

スタートの前にコーヒーを飲んで一服していたら、ソナーポケットのeyeronくんと遭遇。同じくこのイベントで走りに来たとのこと。

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eyeronくんとは約4年前にフットサルで出会い、他媒体ではあるが何度かロングインタビューもさせてもらった蹴り仲間だ。そんなeyeronくんだが、最近はランニングに力を入れていると本人や周囲の仲間から聞いていた。

昨年の福岡マラソンでは2時間56分で完走したというアーティストとしては尋常ではない記録を叩き出した。フットサルでもそうだったが彼の運動能力とストイックさが生み出した記録であろう。

原宿の街を一緒に走ることになった。歩行者もたくさんいるのでゆっくりと街中を駆け抜けた。なんとこのイベントの前に15km走ってきたとのこと。しかも1kmを4分のペースでだ。

私は1kmを5分~5分30秒くらいのペースで走るのが精一杯なので驚異的である。原宿の街を走り終えると「織田フィールドで更に走ろう!」ということになりついて行った。

驚いたのが織田フィールドでは数え切れないほどの色々な団体の方が真剣にトレーニングに励んでいたことだ。

解放日で多い時には1,000人くらいの方がここに集まってトレーニングをしているとのこと。新たな発見であった。
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そのままニューバランスの「Silent Hunters」というランニングチームの練習に参加。メニューは2kmを計9本走るとのこと。タイムは1kmあたりのペースが3分50秒→3分40秒→3分30秒と速めていくとのこと。

これはヤバイぞ!と思いながらも乗り掛かった舟。まずは1kmあたり3分50秒ペースを2km走り終えた。私だけ大汗をかき動悸も凄い。一緒に走っている方々は、汗もほぼかかずに涼しい顔をして走っている。

eyeronくんも特に涼しい顔をして走っていた。この前に15kmとさっきの5kmの計20kmも走っているのにハンパない。

続いて1kmを3分50秒ペースで更に2km走る。先ほど同様に他のメンバーは涼しい顔で走っているのに私は尋常でない汗。ヨダレも出てきたがどうにかクリア。

続いて同様に1kmを3分50秒のペースで2km走るラストのラン。800mあたりでペースに付いていけなくなった。もはや気合とかではどうにもならないレベルであった。

他のペースがゆっくりめな団体についていき残りの1.2kmを走り切った。

次は1km3分40秒ペースで2km×3本だ。泣きそうになりながらスタート。すぐに付いていけなくなった。涼しい顔で走っているメンバーはロボットの様に感じた。諦めたくはないが本気で無理だった。

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私が離脱した後もトレーニングは続いていく。eyeronくんは今日は走り過ぎなんで3分50秒のセットだけ走ると言っていたのに、なぜか3分30秒のラストのセットを涼しい顔で走っていた。

2時間台でフルマラソンを走るということはこのトレーニングに近い1kmあたり約4分の速度で42.195kmをずっと走るということだ。実際に体験してみて「とんでもなく凄いことだ!」と感じた。
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最後にeyeronくんに「このチームの先頭で走っていたタンクトップの方は、特に涼しい顔で走っていたがどんな方?」と聞いたところ「フルマラソンを2時間18分で走る方だよ。」とのこと。尋常ではない。

そもそもなぜアーティストのeyeronくんが、こんなレベルの高いランニングチームで走っているのか。Thumb b7e73a2f a43d 4c0f b789 6c914b346cf0

一緒に走らせてもらったからこそ、その凄さがわかった。来月の大阪マラソンでは2時間45分を切ることを目標にしているとのこと。

「eyeronハンパない」

そしてこの日を境にeyeron師匠と呼ぶことにした。


第5走へ続く

写真:佐久間秀実