LIXIL ユニバーサル・ランで、錦織圭選手とスポーツ義足を体験!~多様性を理解して互いを受け入れることを学ぶ~
株式会社LIXIL(社長:瀬戸欣哉)は、11月29日(水)、多様性を理解して互いを受け入れることを学ぶ「LIXIL ユニバーサル・ラン <スポーツ義足体験授業>」を、東京都板橋区立志村第六小学校にて開催した。
佐久間秀実
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2017/11/30
まず、100m11秒台記録する佐藤圭太選手(トヨタ自動車)が登場し、日常用義足、スポーツ義足、ロボット義足等、様々な種類があることを丁寧に説明した。
佐藤:15歳の時に患った病気が理由で足を切断したことがきっかけで、そこから義足との付き合いが始まったんだ。
子供:義足をつけて不自由なことはありますか?
佐藤:バスケ、バレーなど色々なスポーツも楽しむことができるよ。正直不自由なことはあまり感じなくて、正座がし辛いぐらいかな。
そして、授業の中盤に一緒にもう1人授業を受けたい人がいるということで子供達の前に登場したのは、何とプロテニスプレーヤーの錦織圭選手!会場内に、驚きの声と大歓声が響き渡っていた。
LIXILの公式アンバサダーでもある錦織選手は子供達へ笑顔で挨拶。
錦織:こんにちは錦織圭です。今日は皆さんと一緒に義足体験を楽しみたいと思います。
義足選手を見ることは結構あって、僕がいるフロリダのアカデミーにも沢山メダルを取っている義足の選手達も隣でトレーニングしていたりするので、凄く身近に感じています。
次に、佐藤選手から出題された義足に関するクイズに、錦織選手は子供達と一緒に挑戦をし、正解すると子供達とハイタッチをするなどして喜びを分かち合っていた。
体験用の義足を身に着ける体験授業も実施。佐藤選手から指導を受けながら、錦織選手が手を差し伸べて、歩行体験を行っていた。
錦織:みんな上手いね!
最後は、錦織選手、佐藤選手と子供達が短距離を競い合うユニバーサルランを行った。佐藤選手が圧巻のスピードを披露して1位でゴール。
錦織:最後負けたのはショックでした(笑)。
みんな:あはははは(笑)。
授業の感想について。
子供:今日の授業の内容や佐藤選手からの話を聞いて、義足を着けていても大きく不自由はないと思いました。
佐藤:義足というものに馴染みがなかった中で、今日の授業を聞いて今までと違った考え方になったのかなと思います。これからもどんどん色んな人達と交流をして、考え方を深めていって欲しいなと思います。
錦織:義足の方だったり、生活に支障がある方が暮らしやすい世界を作っていくことは、日本だけでなく世界としても大きな課題となってきています。こうやって少しでもみんなと今回の授業を通じて感じてもらえたので、凄い良い経験になったと思います。
最後に、みんなで笑顔で記念撮影。
みんな:にしこリクシル!
LIXIL ユニバーサル・ラン〈スポーツ義足体験会〉 http://www.lixil.co.jp/tokyo2020/run_events/
取材協力/株式会社LIXIL
写真提供/株式会社LIXIL