DMMが欧州サッカーに描く夢 「vol.1 なぜベルギーリーグに目を向けたのか?」
昨年の11月にDMMがベルギー1部リーグのシントトロイデンの経営権を取得した。なぜベルギーのチームを買収したのか?たくさんのなぜをシントトロイデンの会長でDMM.comの取締役を務める村中悠介さんに聞かせて頂いた。
菊池 康平
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2018/04/24
ーー本日はなぜDMMさんがシントトロイデンの株式を取得されたのかを聞かせて頂きたく伺いました。 色々な国のリーグがある中で、なぜベルギーリーグに目を向けたんですか?
村中 日本の良い人材がチャレンジ出来るプロジェクトを作っていきたいという考えがまずありました。そのことを軸に、色々な国のリーグを調べたところオーストリア・ベルギー・ポルトガルのリーグには外国人枠が無いということがわかりました。
ーー外国人枠が無いと日本人を含め、たくさんの外国人を採用できますもんね。
村中 そうなんです。また、ベルギーだとオランダ語とフランス語を誰でも話せて、ほとんどの方が英語も話せるんです。言葉の面も含めて日本人には向いているんじゃないかなと思いまして。フランス語が通じるのでアフリカ系の選手が多いのも特徴的です。
ーー英語が通じるのは大きいですよね。ベルギーという場所も良いのではないですか?
村中 周辺国へのアクセスが良く、バス移動も出来てコンパクトな経営が出来る点も魅力的でした。遠征もほぼ日帰りでいけますしね。
ーーオランダ・ドイツ・フランスなどサッカー強豪国に囲まれてますし、アクセスは抜群ですね。設備はいかがですか?
村中 シントトロイデンはスタジアムが凄く綺麗なんです。何年か前に改装していて設備面は問題ないですね。例えばヨーロッパリーグに出たとしても、改装は必要ですが最低限の投資で済むと思います。
チームによってはスタジアムなど設備面にかなりの投資をしないといけないチームもあった中、インフラがしっかりしていたんです。
ーー夢がありますね!シントトロイデンはどんなサッカーをするんですか?
村中 ベルギーリーグはプレミアリーグっぽく激しいぶつかり合いがあるリーグなんですが、シントトロイデンは全員できっちり守ってカウンターを狙う頑張るチームですね。
ーー球際が激しい熱い試合をしてそうですね。そういえば初めからシントトロイデンを狙っていたんですか?
村中 当初はベルギーの違うチームを狙っていたんです。85歳の方が会長のチームで、話はうまくまとまりませんでしたが、そのチームの試合を観に行ったら、たまたま相手がシントロイデンで前会長に会う機会もありました。
ですので、全く知らないチームではありませんでした。また、その時の試合に小野裕二選手も出場してました。
ーー縁があったんですね!Jリーグではなく、なぜベルギーリーグのチームに出資したんですか?
村中 ヨーロッパのクラブは上位に入るとEL(ヨーロッパリーグ)やCL(チャンピオンズリーグ)などとステップがあるのが魅力的ですよね。
Jリーグのチームを持って日本のサッカーに貢献するという選択肢もありましたが、ベルギーで日本人経営のチームを持つことで出来る貢献の方法もあるのではないかというのが一番の理由です。
我々はグローバルで色々な所に行こうとアフリカでの事業展開を発表したりとか、日本のものを海外にもっていきたいという目標があります。
今後グローバルな事業をしていくという面でも合致してますし、それがサッカーなのかインターネットなのかの違いかなと考えてます。
DMMでは、アフリカ事業や英会話なども運営していますし、言語も海外で活躍するのに必要なポイントかなと思うんですよね。
――直近の話をさせて頂きますが、レギュラーシーズンが終わったじゃないですか。今後のシントトロイデンの予定を教えてください。
村中 プレーオフ2を今戦っていますが非常に厳しい位置に居ます。来季に向けてポジティブにシーズンを終えたいと思ってます。
――現地には何人くらいの日本人スタッフが入っているのですか?
村中 今向こうにいるのは立石敬之(前FC東京GM)さんをはじめ、CFO、運営2名、セラピストの5人体制でやっています。
――日本人のセラピストが良ければ、ベルギーの他のチームも日本人セラピストが欲しいってなるかもしれないですね。
村中 それはあるかもしれないです。どのチームもメディカルのところは常にいい人材を探してますし、日本人にもまだまだチャンスはあると思います。
vol.2へ
http://king-gear.com/articles/768
STVV(シント=トロイデンVV)日本公式サイト
https://stvv.jp/
村中 日本の良い人材がチャレンジ出来るプロジェクトを作っていきたいという考えがまずありました。そのことを軸に、色々な国のリーグを調べたところオーストリア・ベルギー・ポルトガルのリーグには外国人枠が無いということがわかりました。
ーー外国人枠が無いと日本人を含め、たくさんの外国人を採用できますもんね。
村中 そうなんです。また、ベルギーだとオランダ語とフランス語を誰でも話せて、ほとんどの方が英語も話せるんです。言葉の面も含めて日本人には向いているんじゃないかなと思いまして。フランス語が通じるのでアフリカ系の選手が多いのも特徴的です。
ーー英語が通じるのは大きいですよね。ベルギーという場所も良いのではないですか?
村中 周辺国へのアクセスが良く、バス移動も出来てコンパクトな経営が出来る点も魅力的でした。遠征もほぼ日帰りでいけますしね。
ーーオランダ・ドイツ・フランスなどサッカー強豪国に囲まれてますし、アクセスは抜群ですね。設備はいかがですか?
村中 シントトロイデンはスタジアムが凄く綺麗なんです。何年か前に改装していて設備面は問題ないですね。例えばヨーロッパリーグに出たとしても、改装は必要ですが最低限の投資で済むと思います。
チームによってはスタジアムなど設備面にかなりの投資をしないといけないチームもあった中、インフラがしっかりしていたんです。
ーー夢がありますね!シントトロイデンはどんなサッカーをするんですか?
村中 ベルギーリーグはプレミアリーグっぽく激しいぶつかり合いがあるリーグなんですが、シントトロイデンは全員できっちり守ってカウンターを狙う頑張るチームですね。
ーー球際が激しい熱い試合をしてそうですね。そういえば初めからシントトロイデンを狙っていたんですか?
村中 当初はベルギーの違うチームを狙っていたんです。85歳の方が会長のチームで、話はうまくまとまりませんでしたが、そのチームの試合を観に行ったら、たまたま相手がシントロイデンで前会長に会う機会もありました。
ですので、全く知らないチームではありませんでした。また、その時の試合に小野裕二選手も出場してました。
ーー縁があったんですね!Jリーグではなく、なぜベルギーリーグのチームに出資したんですか?
村中 ヨーロッパのクラブは上位に入るとEL(ヨーロッパリーグ)やCL(チャンピオンズリーグ)などとステップがあるのが魅力的ですよね。
Jリーグのチームを持って日本のサッカーに貢献するという選択肢もありましたが、ベルギーで日本人経営のチームを持つことで出来る貢献の方法もあるのではないかというのが一番の理由です。
我々はグローバルで色々な所に行こうとアフリカでの事業展開を発表したりとか、日本のものを海外にもっていきたいという目標があります。
今後グローバルな事業をしていくという面でも合致してますし、それがサッカーなのかインターネットなのかの違いかなと考えてます。
DMMでは、アフリカ事業や英会話なども運営していますし、言語も海外で活躍するのに必要なポイントかなと思うんですよね。
――直近の話をさせて頂きますが、レギュラーシーズンが終わったじゃないですか。今後のシントトロイデンの予定を教えてください。
村中 プレーオフ2を今戦っていますが非常に厳しい位置に居ます。来季に向けてポジティブにシーズンを終えたいと思ってます。
――現地には何人くらいの日本人スタッフが入っているのですか?
村中 今向こうにいるのは立石敬之(前FC東京GM)さんをはじめ、CFO、運営2名、セラピストの5人体制でやっています。
――日本人のセラピストが良ければ、ベルギーの他のチームも日本人セラピストが欲しいってなるかもしれないですね。
村中 それはあるかもしれないです。どのチームもメディカルのところは常にいい人材を探してますし、日本人にもまだまだチャンスはあると思います。
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