DMMが欧州サッカーに描く夢 「vol.4 ベルギーで活躍できる日本人選手とは」
昨年の11月にDMMがベルギー1部リーグのシントトロイデンの経営権を取得した。なぜベルギーのチームを買収したのか?たくさんのなぜをシントトロイデンの会長でDMM.comの取締役を務める村中悠介さんに聞かせて頂いた。Vol.4 ではベルギーリーグではどんなプレースタイルの日本人選手が活躍できるか?などを聞きました。
菊池 康平
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2018/05/11
Vol.3はこちらから
―― やはりサッカーへの注目度は高いんですね!!あとは育成のところが上手くできたらいいですよね。アザールとかルカクなどベルギーは良い選手が出てきていますしね。
村中 背が高く大きい選手が多いですよね。体格的にはサッカーをやるにはいいと思います。フォワードの点をとるところは、なかなか結果を出すのは日本人でも大変だとは思いますが、それ以外のポジションではどこのポジションでも日本人は活躍できるんじゃないかと思いますよ。
―― 個人的なイメージなんですが、ベルギーはどちらかというと体が強いけど瞬発系の選手が少ない感じがあります。
村中 フィジカルの強さはありますね!確かにテクニック系が少ないですね。森岡亮太選手のあの最後のゴールに繋がるパスはなかなかベルギー人は出せないですよね。あれはこっちでは武器になりますよね。
ヘントの久保裕也選手は前にどっしり構えているフォワードというよりは、後ろからさーっと入ってきたりするじゃないですか。ああいうタイプはあまりいないんですよね。セカンドトップみたいな選手は結構活躍できると思います。
去年までうちのチームにいてアンデルレヒトに移籍した選手も同じようなタイプで活躍しました。背は低いですけど、ちょこちょこっとゴール前に入っていって得点を決める選手です。
―― 日本と違ってゴールに向かってパスを前に前に出しますよね。ヨーロッパ特有だと思うんですけど。
村中 確かにパスは前に出しますね。うちのチームの課題なんですが、守ってカウンターって決めると、はまったりするんですけど、ボールを持たされると、下位のチームへの取りこぼしも出ちゃうんです。逆にカウンターをくらうんで。
戦術のバリエーションとかリスクのとり方とかその辺が難しいですね。結構上のチームも下位のチームに取りこぼしたりしてます。全然取りこぼしてないブルージュがレギュラーシーズン1位になるんです。とても安定してました。
そういう意味では、力は拮抗しているのかなと思っていたんですけど、やはりトップとその下との差は現状ではあります。とはいえ毎年トップ5は変わったりしているので、全然チャンスはあるリーグで面白いです。
―― 先日にハットトリックをしたオイペンの豊川雄太選手など、少しづつ日本人が増えていますよね。
村中 そうですね。4人になりましたね。
――やはり活躍するためには言語が大切だと思うのですが、言語面ではいかがですか?
村中 長く海外で活躍している川島永嗣選手や長谷部誠選手は言葉が出来ますよね。完全にチームに馴染んでるじゃないですか。我々の事業の中にDMM英会話というものもありまして、海外ではブランドを変えてイングという名前でやってます。ブラジル、韓国、台湾、ヨーロッパもやっていて講師は世界中に散らばっています。
冨安選手もやっています。代理人は日本にいらっしゃいますし、我々のスタッフもスポーツ面の担当で行っているわけではないので、よっぽど本人が言ってこないとサポートしないのでアウェイな環境だと思いますよ。
我々のスタッフも日本語で話しかけずになるべく英語で話すルールにしています。本人もそれでいいですと言っていて向上心が高いので期待しています。
―― 冨安選手は食事などはどうしているんですか?
村中 食事はチームから出るのでそれを食べていますね。特別扱いはできないので、普通にそこの食事をとってます。寮の食事がないときは自炊してます。
―― 寮は何人部屋なんですか?
村中 一人一部屋です。マンションというか、もうホテルですね。私も行きましたが全然問題なく快適でした。
―― 自身が南米でプレーしていた時は普段から酒を飲んでる選手がいたり、無茶苦茶だったんですがベルギー人の選手はどうですか?
村中 寮でも、夜酒飲んでいるやつはあまりいないですね。見たことないです。結構ストイックで真面目だと思います。僕らも寮に泊まるんですが、どちらかといえば僕らが飲んでいます(笑)
―― 南米では自国で活躍してメキシコを目指す選手が多かったんですが、ベルギー人はベルギーリーグで活躍してどこを目指しているんですかね?
村中 ベルギー以上のリーグだったらどこでもいいと思うんですよ。ブンデスリーガを凄いリスペクトしていますよ。あと、プレミアリーグ、リーガエスパニョーラなどそういところじゃないですかね。
Vol.5に続く
写真提供:シント=トロイデンVV
STVV(シント=トロイデンVV)日本公式サイト
https://stvv.jp/
―― やはりサッカーへの注目度は高いんですね!!あとは育成のところが上手くできたらいいですよね。アザールとかルカクなどベルギーは良い選手が出てきていますしね。
村中 背が高く大きい選手が多いですよね。体格的にはサッカーをやるにはいいと思います。フォワードの点をとるところは、なかなか結果を出すのは日本人でも大変だとは思いますが、それ以外のポジションではどこのポジションでも日本人は活躍できるんじゃないかと思いますよ。
―― 個人的なイメージなんですが、ベルギーはどちらかというと体が強いけど瞬発系の選手が少ない感じがあります。
村中 フィジカルの強さはありますね!確かにテクニック系が少ないですね。森岡亮太選手のあの最後のゴールに繋がるパスはなかなかベルギー人は出せないですよね。あれはこっちでは武器になりますよね。
ヘントの久保裕也選手は前にどっしり構えているフォワードというよりは、後ろからさーっと入ってきたりするじゃないですか。ああいうタイプはあまりいないんですよね。セカンドトップみたいな選手は結構活躍できると思います。
去年までうちのチームにいてアンデルレヒトに移籍した選手も同じようなタイプで活躍しました。背は低いですけど、ちょこちょこっとゴール前に入っていって得点を決める選手です。
―― 日本と違ってゴールに向かってパスを前に前に出しますよね。ヨーロッパ特有だと思うんですけど。
村中 確かにパスは前に出しますね。うちのチームの課題なんですが、守ってカウンターって決めると、はまったりするんですけど、ボールを持たされると、下位のチームへの取りこぼしも出ちゃうんです。逆にカウンターをくらうんで。
戦術のバリエーションとかリスクのとり方とかその辺が難しいですね。結構上のチームも下位のチームに取りこぼしたりしてます。全然取りこぼしてないブルージュがレギュラーシーズン1位になるんです。とても安定してました。
そういう意味では、力は拮抗しているのかなと思っていたんですけど、やはりトップとその下との差は現状ではあります。とはいえ毎年トップ5は変わったりしているので、全然チャンスはあるリーグで面白いです。
―― 先日にハットトリックをしたオイペンの豊川雄太選手など、少しづつ日本人が増えていますよね。
村中 そうですね。4人になりましたね。
――やはり活躍するためには言語が大切だと思うのですが、言語面ではいかがですか?
村中 長く海外で活躍している川島永嗣選手や長谷部誠選手は言葉が出来ますよね。完全にチームに馴染んでるじゃないですか。我々の事業の中にDMM英会話というものもありまして、海外ではブランドを変えてイングという名前でやってます。ブラジル、韓国、台湾、ヨーロッパもやっていて講師は世界中に散らばっています。
冨安選手もやっています。代理人は日本にいらっしゃいますし、我々のスタッフもスポーツ面の担当で行っているわけではないので、よっぽど本人が言ってこないとサポートしないのでアウェイな環境だと思いますよ。
我々のスタッフも日本語で話しかけずになるべく英語で話すルールにしています。本人もそれでいいですと言っていて向上心が高いので期待しています。
―― 冨安選手は食事などはどうしているんですか?
村中 食事はチームから出るのでそれを食べていますね。特別扱いはできないので、普通にそこの食事をとってます。寮の食事がないときは自炊してます。
―― 寮は何人部屋なんですか?
村中 一人一部屋です。マンションというか、もうホテルですね。私も行きましたが全然問題なく快適でした。
―― 自身が南米でプレーしていた時は普段から酒を飲んでる選手がいたり、無茶苦茶だったんですがベルギー人の選手はどうですか?
村中 寮でも、夜酒飲んでいるやつはあまりいないですね。見たことないです。結構ストイックで真面目だと思います。僕らも寮に泊まるんですが、どちらかといえば僕らが飲んでいます(笑)
―― 南米では自国で活躍してメキシコを目指す選手が多かったんですが、ベルギー人はベルギーリーグで活躍してどこを目指しているんですかね?
村中 ベルギー以上のリーグだったらどこでもいいと思うんですよ。ブンデスリーガを凄いリスペクトしていますよ。あと、プレミアリーグ、リーガエスパニョーラなどそういところじゃないですかね。
Vol.5に続く
写真提供:シント=トロイデンVV
STVV(シント=トロイデンVV)日本公式サイト
https://stvv.jp/