「中野陽子」フルマラソン年代別世界記録保持者が走り続けるワケとは
2017年の東京マラソンで4時間11分45秒で走り、80~84歳部門での世界新記録を樹立した中野陽子氏(82)。自己最高記録を3時間53分42秒で走る驚異的なランナーだ。2018年11月、エスポートミズノで単独インタビューに応じていただいた。
佐久間秀実
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2018/12/13
――マラソンを始めたきっかけ
中野:私はずっとスキーをやってきまして、70歳になった時に、他にできるものはないかと探しているうちに、「マラソンをやってみたい」と思うようになって始めましたね。それで、ホノルルへ旅行することになって、そのついでにホノルルマラソンに出場することにしました。
マラソンの6ヶ月前から練習を始めましたね。月に2回、スポーツ店で開催されていたマラソンのための講習会に参加しました。その時に渡された、マラソンを4時間半5時間以内で走るためのトレーニング表を参考に、自分でも走るようになりました。ホノルルでは、4時間台でゴールをできたので嬉しかったですよね。
――2回目のマラソンは利尻島
――2回目のマラソンは利尻島
中野:その後、利尻島のマラソン大会にお花見を兼ねて行くと、物凄く楽しかったんですよね。距離は55kmと長かったんですが、42kmまではフルマラソンペースで走り、「潰れても良い」と思ってゴールまで進むと、5時間10何分かでゴールできました。
1人で大会に参加したんですが、知り合った皆さんがものすごく親切にしてくれまして、毎年利尻島の大会に参加するようになりました。
1人で大会に参加したんですが、知り合った皆さんがものすごく親切にしてくれまして、毎年利尻島の大会に参加するようになりました。
――マラソンで3時間台を出すために行ったこと
中野:北海道マラソンで3時間53分42秒を記録しました。走り始めてから3年間は面白いようにタイムが伸びていきましたね。
ゆっくり長く走ることばかりをやりましたね。距離にすると20kmや30kmを何度もですね。やり始めた頃は歩くこととキロ6分半をできるだけ長く、30kmを目標にやりましたよね。月に1回、3km、5km、10kmの記録会にも出てみました。キロ5分ペースを切るように走りました。サブ4をやるには、10kmを50分で走ることが必要だと思いますね。
――年代別の陸上大会「マスターズ」にも出場
中野:国立競技場で開催された全日本マスターズにも出ることにしました。74歳の時に、3000mに出ると良い記録を出すことができたんですよね。75歳の部に出れば、世界記録を出せることが分かり、それからも練習を頑張って、翌年の和歌山大会で1500mと3000mで75歳以上の世界記録を出すことができました。元々陸上をやってこなかったのに世界一となる記録を出せて非常に嬉しかったですよね。それから、800m、5000m、1万mにも出場するようになりました。
――体のケアについて
中野:食事は気にしていなく、作ってもらったものを食べています。ケアをあまりしないですが、交代浴していますし、睡眠時間は十分に確保しています。
――ミズノのランニングシューズを履いて世界記録を樹立
中野:ミズノのシューズは、私の足に合って履いていて柔らかい感じがあるので走りやすいですね。
――11月25日の大阪マラソンでも見事完走
中野:タイムは4時間30分16秒でした。 シューズは、10月の水戸マラソンでも着用したウエーブエンペラー。ソールが薄いため細かい砂利道でも足裏に刺激を感じるこのシューズはお気に入りです。
コース最後にある上り坂はきつかったですが、谷川真理さんのアドバイス通り走ったら歩かずに乗り越えられました。また、いつもはあまり立ち寄らないエイドも種類が豊富で、楽しむことができました。
レース後は、履き心地の良いライダー22で大阪城万博記念公園の紅葉散策を楽しみながら疲労を抜きましたね。
――今後の目標について
中野:できるだけ走り続けたいですね。80歳の世界記録を取っていますが、他の選手にタイムを越されないように、記録を更新していきたいですね。 (了)
取材協力/ミズノ株式会社
中野:北海道マラソンで3時間53分42秒を記録しました。走り始めてから3年間は面白いようにタイムが伸びていきましたね。
ゆっくり長く走ることばかりをやりましたね。距離にすると20kmや30kmを何度もですね。やり始めた頃は歩くこととキロ6分半をできるだけ長く、30kmを目標にやりましたよね。月に1回、3km、5km、10kmの記録会にも出てみました。キロ5分ペースを切るように走りました。サブ4をやるには、10kmを50分で走ることが必要だと思いますね。
――年代別の陸上大会「マスターズ」にも出場
中野:国立競技場で開催された全日本マスターズにも出ることにしました。74歳の時に、3000mに出ると良い記録を出すことができたんですよね。75歳の部に出れば、世界記録を出せることが分かり、それからも練習を頑張って、翌年の和歌山大会で1500mと3000mで75歳以上の世界記録を出すことができました。元々陸上をやってこなかったのに世界一となる記録を出せて非常に嬉しかったですよね。それから、800m、5000m、1万mにも出場するようになりました。
――体のケアについて
中野:食事は気にしていなく、作ってもらったものを食べています。ケアをあまりしないですが、交代浴していますし、睡眠時間は十分に確保しています。
――ミズノのランニングシューズを履いて世界記録を樹立
中野:ミズノのシューズは、私の足に合って履いていて柔らかい感じがあるので走りやすいですね。
――11月25日の大阪マラソンでも見事完走
中野:タイムは4時間30分16秒でした。 シューズは、10月の水戸マラソンでも着用したウエーブエンペラー。ソールが薄いため細かい砂利道でも足裏に刺激を感じるこのシューズはお気に入りです。
コース最後にある上り坂はきつかったですが、谷川真理さんのアドバイス通り走ったら歩かずに乗り越えられました。また、いつもはあまり立ち寄らないエイドも種類が豊富で、楽しむことができました。
レース後は、履き心地の良いライダー22で大阪城万博記念公園の紅葉散策を楽しみながら疲労を抜きましたね。
――今後の目標について
中野:できるだけ走り続けたいですね。80歳の世界記録を取っていますが、他の選手にタイムを越されないように、記録を更新していきたいですね。 (了)
取材協力/ミズノ株式会社