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京都橘高校に突撃訪問 VOL.1『志知遼大が語る、アディダス・プレデター編』

記念すべき第1回は京都の名門・京都橘。これまで仙頭啓矢、小屋松知哉、中野克哉(京都サンガ)、岩崎悠人(コンサドーレ札幌)、河合秀人(FC琉球)と多くのJリーガーを輩出。2012年度の全国高校サッカー選手権で準優勝に輝くなど、全国屈指の強豪として知られている。他の部活動も盛んで、特に吹奏楽部は全国トップクラスで、サッカー部の応援では圧倒的な演奏力と表現力を見せつけ、その技術は海外でも大きな評価を得ているほどだ。

Icon img 6776 安藤隆人 | 2019/04/08
 サッカー部にとって、昨年は苦しい1年だった。

新人戦とインターハイ予選では府内のライバル・東山に敗れ、7連覇をかけた選手権予選では、準決勝で伏兵の京都共栄にPK戦の末にまさかの敗退。

近年、京都の雄として君臨してきたが、屈辱のノータイトルの1年となってしまった。それだけに今年にかける思いは強い。
その思いをぶつけるかのように、まずは新人戦を制し、巻き返しの狼煙を上げたチームに訪問してみると、そこにはスパイクに対する高い意識を持った選手たちがいた。

その"根源"となっているのが、サッカー部の練習環境は強豪校に珍しく土のグラウンドであることだった。サッカーコート1面が取れない学校のグラウンドと、近くにある桃山城公園のグラウンド(いずれも土)を使用して練習をしており、イレギュラーしたり、雨が降ったらぬかるんでしまう状況だが、そこで足元の技術を徹底して鍛えることで、人工芝や天然芝のピッチでの公式戦で他を圧倒する力を発揮する。

それだけに選手の多くが土用、芝用スパイクを履き変え、それぞれに対する意識が高く、インタビューも大いに盛り上がることが出来た。 それでは京都橘の11人の精鋭たちのインタビュー、デモンストレーションをどうぞ!

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①    志知遼大、MF、3年、アディダス・プレデター 
仙頭啓矢、小屋松知哉(現・京都サンガ)らの代で選手権準優勝を果たした兄の背中を追いかけて、岐阜からやってきたドリブラー。

細かいステップと変幻自在の動きが魅力で、密集地帯でも軽やかにすり抜けていく。「兄は憧れで、全国でも準優勝、ベスト4を取っていたので、僕も同じ場所に立ちたいと思います」と語るように、憧れの兄の成績に追いつき、追い越せるように、覚悟をもってこの1年を迎えようとしている。
  

※スパイクインタビューは、動画をご覧ください。



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ユース年代の豊富な知識を買われ、『ユース教授』と称されている安藤隆人が、未来の日本代表選手達のスパイクへのこだわりを直撃取材。 http://king-gear.com/authors/18