「NEMEZIZ(ネメシス)」がフルモデルチェンジ! アディダス ドイツ本社にて新モデル「NEMEZIZ 19」を発表
アディダス フットボールは、ドイツ本社にてアジリティプレーヤー向けのスパイク「NEMEZIZ」の新モデルの発表を行いまし た。 この度発表された、「NEMEZIZ 19」は、新しい織り構造、幅、位置を採用したテンションテープが足全体をしっかりサポ ートして安定感を向上させると共に 360°フィット感を実現。そして V 字型テープを配置した履き口が足入れを容易にしな がら足首を頑丈に固定し、さらにフィット感が高く、激しい動きでもぶれない安定感を発揮します。
KING GEAR編集部
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2019/05/07
発表会会場は、「NEMEZIZ 19」のカラーであるレッドが映えるブラックな空間で行われました。「NEMEZIZ 19」の特徴 であるテンションテープを魅せるモニュメントや、何度も繰り返しテストを行った試作品などが展示されていた。
発表会に登場した、アディダスフットボール、フットウェアのシニアデザインディレクターをつとめるデイブ・スレイス氏は、「今回 の NEMEZIZ は、適応するフィット感が重要な特徴になる。タイトなフィットが必要な部分にはそれを提供し、逆に必 要のない部分には柔軟性のあるフィットを提供します」とコメントした。
制作する過程においては、「今回のネメシスは数 多くの異なる試作品を作成した。なぜなら、素材からデザインを見直したからです。様々な素材と試作品でテストを行 い、どのように作用するかを見て、何度も繰り返しテストを行いました。」と通常と異なる作業であったことを説明した。
ま た、『NEMEZIZ 19』を初めて見た選手の反応については、「この見た目、シルエット、カラーに驚いていました。同時に、彼 らは過去のフットウェアよりもはるかに現代的で進化的だと評価してくれている。」と期待を寄せた。
■アディダス フットボール デイブ・スレイス氏(フットウェア シニアデザインディレクター)インタビュー
――『NEMEZIZ 19』のデザインについて教えてください。
新ネメシスのデザインプロセスは、通常のプロセスとは全く異なるものでした。デザインビジョンを作成するだけではなく、実際にテス トをしていく際、数多くの異なる試作品を作成する必要がありました。
なぜならば、今回のネメシスは素材からデザインを見直した からです。様々な素材と試作品でテストを行い、どのように作用するかを見て、何度も繰り返しテストを行いました。
新ネメシスのデザインプロセスは、作る→テストする→作る→テストするという循環的なものでした。
――『NEMEZIZ 19』のキーポイントを教えてください。
以前のネメシスは、レースレスデザインのスパイクに必要とされた、とてもタイトで圧縮感のあるフィットを提供していました。今回の ネメシスはフィット感に重要な違いがあります。タイトなフィットが必要な部分にはそれを提供し、逆に必要のない部分には柔軟 性のあるフィットを提供します。
シューズの可動域も改善したいと考え、アウトソールを分割し、内側にトルションを備えた“スプリット・トルションシステム”を採用し ました。
この機能により、他のフランチャイズのフットウェアと比較しても、より多方向への激しい動きが可能になりました。
新素材を用いた商品開発は、新しい織り構造のアッパーデザインとなりました。商品の色や形も非常にユニークですが、この新 構造により、履き口の足入れの容易さがこれまでのレースレスデザインのスパイクにはないものとなっています。
――選手からのデザインの反応はいかがですか?
ネメシスシリーズは、最も進化的であり、最も興味を喚起し、衝撃を与えるフランチャイズです。『NEMEZIZ 19』を初めて見た多 くの選手が、この見た目、シルエット、カラーに驚いていました。同時に、彼らは過去のフットウェアよりもはるかに現代的で進化的 だと評価してくれています。
――日本でも多くの選手がアディダスのスパイクを履いてプレーをしています。スパイクを選ぶ彼らにデザイナーの観点から アドバイスをお願いします。
まず覚えてもらいたいのは、アディダスのスパイクは最高レベルでプレーができるように設計・デザインされているということです。当然、機能的な視点でスパイク選びをしてほしいですが、それと同時に感情的な視点でも自分にベストかどうか考えてスパイクを選んでほしいです。
『COPA(コパ)』であれば、最もオーセンティックなモデルありボールタッチを重視する。
NEMEZIZ は進化してい るモデルで、アジリティを重視するプレイヤー向け。
『PREDATOR(プレデター)』はコントロール、『X(エックス)』はスピード、あなたがピッチの上でどうなりたいかをイメージすることが大切です。
機能的な視点と感情的な視点の両方でスパイク選びをする。我々は、ある若いプレイヤーに興味深い傾向に気がつきました。 どのようにイメージするかが、どのように感じるかに影響を与え、またそれがプレーに影響をもたらす。
良い方向に考え、感じれば、結果も良い方向にいく。
スパイクはプレイヤーそのものと言えるでしょう。