元体育会ソッカー部な国会議員!元榮太一郎(参議院議員&弁護士ドットコム株式会社 代表取締役会長)のJリーグを世界一のリーグへ 「エピソードゼロ:金子達仁(KING GEAR発起人) Vol.4」
今企画の第1回目には横浜FCの上尾和大社長に話を聞かせて頂いた。その後もサッカー関係者に話を聞かせて頂いている。その記事を掲載する前に「なぜこの企画を始めたのか?」そもそもの理由をKING GEAR発起人の金子達仁とエピソードゼロとして語って頂いた。
菊池 康平
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2019/09/03
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元榮:確かにそうですね。トレーニング面でも陸上の400メートル男子リレーのバトンの渡し方などは本当に素晴らしい技術で、あれはトレーナーがしっかり分析しているんですよね。
また、スピードスケートのパシュートは、芸術的な隊列を組んでるじゃないですか。
日本には、そういうトレーニング技術やトレーニング理論などはあるわけですよね。ただ施設にお金がいかないんですね。海外でそのようなものは、公的なお金なのか民間のお金なのか、どちらなのでしょうか?
金子:アメリカは基本、公的なお金です。
元榮:そうですか。やはりスポーツは国威発揚であり、世界の覇権国としての威信にかける一つの重要な分野の位置づけがあるわけですね。
金子:ほんの十数年前までは、これだけの大学にたくさんの外国人を呼び込んでいるアメリカが、オリンピック養成のところだけはアメリカ人オンリーだったんです。
それを変えるきっかけになったのは、ジャマイカのウサイン・ボルト。彼がアメリカの短距離を脅かすようになったことによって、このままではいけないということで、外国に門戸を開いたそうです。
元榮:それはアメリカのために開いたわけですよね?そういう人達と一緒にトレーニングをさせて、彼らの色々なものを研究するのかもしれませんよね。
金子:つまり勝つためにそれだけ努力しているんです。それを日本は選手任せにしすぎている部分が多々あります。
そのオリンピック選手がトレーニングする場所にも、ショッピングモールなどを併設して、スタジアムがやっているようなことを実現しているわけなんですよ。
元榮:いつでも賑わっているような場所にトレーニングセンターがあるという状態ですね。カジノをコンテンツにしたIRだけじゃなくて、色々な形のやり方があるわけですよね。
金子:eスポーツであり、リアルスポーツであり、それをくっつけてやったり。とにかく「日本に行かなければそういう環境は無いぞ」というものをどれだけ作れるかで、日本のスポーツの未来は決まると思うんですよ。
元榮:圧倒的に国がかけている予算が違うのですね。
金子:日本の場合、民間と一緒にということにはなると思いますが。でも、アメリカと中国は凄いと言っても、この2ヶ国以外で日本を脅かす国は無いじゃないですか。
また、未だに講道館には世界中の柔道選手が対戦相手を求めて修行に来るわけじゃないですか。そこに日本にしかないトレーニング施設があったら、もっと魅力的になると思います。
元榮:今は「柔道創設の地」のように、聖地的に来るような状態ですか?そこで技術が上達することなどはまた別の話ですか?
金子:それもありますね。ただ残念ながら、ウインブルドンのテニスは、19世紀の段階で外国人に門戸を開きましたけれど、柔道の全日本選手権は、未だに出場できないんです。
日本中の柔道ファンは日本の柔道とオリンピックの柔道が違いすぎると感じていると思います。世界中に門戸を開き、全日本選手権に世界中の選手が憧れて出場するようになれば、こちらの方にオートマチックに引っ張られて来ると思うのです。これが本当の柔道だと。
本当にコンテンツによっては、世界中の人たちが「そのために日本を目指す」というのは、まだまだ作れると思うのです。
元榮:作れますよね。
金子:でも、恐らく柔道の世界でこれを変えようとしている人はいないと思うんですよね。
元榮:フェンシングみたいな、競技人口が比較的少なくて動きやすいところは変われますけれど、大きくて伝統があると、危機でもないと変わりにくいですよね。
Vol.5へ続く
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元榮:確かにそうですね。トレーニング面でも陸上の400メートル男子リレーのバトンの渡し方などは本当に素晴らしい技術で、あれはトレーナーがしっかり分析しているんですよね。
また、スピードスケートのパシュートは、芸術的な隊列を組んでるじゃないですか。
日本には、そういうトレーニング技術やトレーニング理論などはあるわけですよね。ただ施設にお金がいかないんですね。海外でそのようなものは、公的なお金なのか民間のお金なのか、どちらなのでしょうか?
金子:アメリカは基本、公的なお金です。
元榮:そうですか。やはりスポーツは国威発揚であり、世界の覇権国としての威信にかける一つの重要な分野の位置づけがあるわけですね。
金子:ほんの十数年前までは、これだけの大学にたくさんの外国人を呼び込んでいるアメリカが、オリンピック養成のところだけはアメリカ人オンリーだったんです。
それを変えるきっかけになったのは、ジャマイカのウサイン・ボルト。彼がアメリカの短距離を脅かすようになったことによって、このままではいけないということで、外国に門戸を開いたそうです。
元榮:それはアメリカのために開いたわけですよね?そういう人達と一緒にトレーニングをさせて、彼らの色々なものを研究するのかもしれませんよね。
金子:つまり勝つためにそれだけ努力しているんです。それを日本は選手任せにしすぎている部分が多々あります。
そのオリンピック選手がトレーニングする場所にも、ショッピングモールなどを併設して、スタジアムがやっているようなことを実現しているわけなんですよ。
元榮:いつでも賑わっているような場所にトレーニングセンターがあるという状態ですね。カジノをコンテンツにしたIRだけじゃなくて、色々な形のやり方があるわけですよね。
金子:eスポーツであり、リアルスポーツであり、それをくっつけてやったり。とにかく「日本に行かなければそういう環境は無いぞ」というものをどれだけ作れるかで、日本のスポーツの未来は決まると思うんですよ。
元榮:圧倒的に国がかけている予算が違うのですね。
金子:日本の場合、民間と一緒にということにはなると思いますが。でも、アメリカと中国は凄いと言っても、この2ヶ国以外で日本を脅かす国は無いじゃないですか。
また、未だに講道館には世界中の柔道選手が対戦相手を求めて修行に来るわけじゃないですか。そこに日本にしかないトレーニング施設があったら、もっと魅力的になると思います。
元榮:今は「柔道創設の地」のように、聖地的に来るような状態ですか?そこで技術が上達することなどはまた別の話ですか?
金子:それもありますね。ただ残念ながら、ウインブルドンのテニスは、19世紀の段階で外国人に門戸を開きましたけれど、柔道の全日本選手権は、未だに出場できないんです。
日本中の柔道ファンは日本の柔道とオリンピックの柔道が違いすぎると感じていると思います。世界中に門戸を開き、全日本選手権に世界中の選手が憧れて出場するようになれば、こちらの方にオートマチックに引っ張られて来ると思うのです。これが本当の柔道だと。
本当にコンテンツによっては、世界中の人たちが「そのために日本を目指す」というのは、まだまだ作れると思うのです。
元榮:作れますよね。
金子:でも、恐らく柔道の世界でこれを変えようとしている人はいないと思うんですよね。
元榮:フェンシングみたいな、競技人口が比較的少なくて動きやすいところは変われますけれど、大きくて伝統があると、危機でもないと変わりにくいですよね。
Vol.5へ続く