元体育会ソッカー部な国会議員!元榮太一郎(参議院議員&弁護士ドットコム株式会社 代表取締役会長)のJリーグを世界一のリーグへ 「エピソードゼロ:金子達仁(KING GEAR発起人) Vol.5」
今企画の第1回目には横浜FCの上尾和大社長に話を聞かせて頂いた。その後もサッカー関係者に話を聞かせて頂いている。その記事を掲載する前に「なぜこの企画を始めたのか?」そもそもの理由をKING GEAR発起人の金子達仁とエピソードゼロとして語って頂いた。
菊池 康平
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2019/09/06
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元榮:日本も今は低成長の時期と言われていますが、いよいよこのまま放っておくと、衰退の時期に来てしまうと思うんです。
どうにか頑張ろうとしても、そうなると思うんですよね。 そういう時が、ぐっとおせるタイミングなんですけどね。
そうならないように頑張るのが我々の仕事なんですが、万が一そういうことになった時は、むしろそれを改革の好機として、新しい令和の時代にふさわしい基軸とルールに変えていくという重要な一つが、スポーツを始めとしたコンテンツ産業です。
すでに日本が持っている素晴らしいものがあるのに、全く生かしきれていないところですよね。
金子:僕は甲子園にしても、冬の高校サッカー選手権にしても、アジア高校サッカー選手権にして良いと思うんです。
その世代にとっての憧れの地に日本をしておけば、大人になっても憧れだし、どんな反日教育にも勝る効果があるのではないかと思うんです。
元榮:それは面白いですね。各国の優勝高校が激突する形ですか?
金子:各国の予選を突破した高校などが、日本で最終的に3週間なり勝っていって、アジア1を目指す。ハワイまで含めて環太平洋でやってもいいでしょうし。
実際、高校野球でも昔は朝鮮半島と台湾が出場していたわけで、同じことを今でもやっていいと思うんですよね。そうすることによって日本国内のドメスティックな大会が、飛躍的に化ける可能性が出てくると思います。
元榮:そうすると高野連などですね。やはりスポーツは文化になってしまっているんですよね。文化は文化で大事ですけれども、持続可能性のある収益性、ビジネス性といったものをきちんと受け入れないといけないですね。
金子:異文化と接触したぐらいで消えてしまう文化は文化じゃないですしね。
元榮:そうですよね。相撲は多くの相撲ファンの心を掴んでいますしね。
金子:20年前と違って、今はヨーロッパへ行けばユーロスポーツで相撲が流れるわけですよ。
元榮:日本というのは今までなんとか現状維持で70年も80年もやってきてしまったので、変わることが苦手な国民性になってしまっていますよね。
金子:菅(官房長官)さんが、日本に外国人労働者を呼び込むことによって変わろうとしていますよね。同じことをスポーツでもやるべきだと思うんです。
元榮:本当にそうです。もしかしたら4月1日からスタートしている新制度というのが、本当の意味での開国に向けた一つの号砲が鳴ったかなと感じます。
社会の中では当たり前に外国人がいる中で、一人一人の心理的な障壁が失われて、柔道も高校サッカーも甲子園にも海外(外国人)が参加という形になっていくような気がします。
そしてサッカーの話でいうと、外資規制の緩和などにも繋がっていくような気がします。日本は今、開国はしているのですが、心理的には鎖国しているんですよね。
金子:その中でも一番鎖国しているのはスポーツ界だと思うんですよ。コンビニへ行って外国人と接することはさすがに当たり前になってきてますけど、高校へ行ったら相変わらず日本人だけだし、対戦相手は日本人だけなんですよ。
そして、日本中の高校が生徒集めに苦しみ始めてるじゃないですか。それも含めて、インターハイをまず招待選手という形で他のアジアの国々から参加者を集い、そこから心の壁を少しづづ取り払っていって、クラスの中や学校の中にアジア枠で生徒を取れるようにしていけば、少子化の問題にも対処できると思うんですけどね。
元榮さんがドイツにいらした頃と今のドイツでは、ユースチームとかを構成しているメンバーの人種が違ってきているはずです。
今はほとんどトルコ系の選手、アフリカ系の選手、少しのドイツ人選手という時代になっていますが、ドイツのサッカーは依然競争力を保ってるじゃないですか。まだまだ日本はすごく遅れていると思います。
元榮:日本代表の顔ぶれも10年後、20年後と全く変わってくる可能性もありますよね。
金子:でも、もっと混じりあわないと偏見って消えないし、差別も消えないし、そこをスポーツがごっちゃにしちゃって欲しいんですけどね。
元榮:ごっちゃにしていきたいですね。
金子:そこから生まれてくる活力ってあるはずですし。
(了)
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元榮:日本も今は低成長の時期と言われていますが、いよいよこのまま放っておくと、衰退の時期に来てしまうと思うんです。
どうにか頑張ろうとしても、そうなると思うんですよね。 そういう時が、ぐっとおせるタイミングなんですけどね。
そうならないように頑張るのが我々の仕事なんですが、万が一そういうことになった時は、むしろそれを改革の好機として、新しい令和の時代にふさわしい基軸とルールに変えていくという重要な一つが、スポーツを始めとしたコンテンツ産業です。
すでに日本が持っている素晴らしいものがあるのに、全く生かしきれていないところですよね。
金子:僕は甲子園にしても、冬の高校サッカー選手権にしても、アジア高校サッカー選手権にして良いと思うんです。
その世代にとっての憧れの地に日本をしておけば、大人になっても憧れだし、どんな反日教育にも勝る効果があるのではないかと思うんです。
元榮:それは面白いですね。各国の優勝高校が激突する形ですか?
金子:各国の予選を突破した高校などが、日本で最終的に3週間なり勝っていって、アジア1を目指す。ハワイまで含めて環太平洋でやってもいいでしょうし。
実際、高校野球でも昔は朝鮮半島と台湾が出場していたわけで、同じことを今でもやっていいと思うんですよね。そうすることによって日本国内のドメスティックな大会が、飛躍的に化ける可能性が出てくると思います。
元榮:そうすると高野連などですね。やはりスポーツは文化になってしまっているんですよね。文化は文化で大事ですけれども、持続可能性のある収益性、ビジネス性といったものをきちんと受け入れないといけないですね。
金子:異文化と接触したぐらいで消えてしまう文化は文化じゃないですしね。
元榮:そうですよね。相撲は多くの相撲ファンの心を掴んでいますしね。
金子:20年前と違って、今はヨーロッパへ行けばユーロスポーツで相撲が流れるわけですよ。
元榮:日本というのは今までなんとか現状維持で70年も80年もやってきてしまったので、変わることが苦手な国民性になってしまっていますよね。
金子:菅(官房長官)さんが、日本に外国人労働者を呼び込むことによって変わろうとしていますよね。同じことをスポーツでもやるべきだと思うんです。
元榮:本当にそうです。もしかしたら4月1日からスタートしている新制度というのが、本当の意味での開国に向けた一つの号砲が鳴ったかなと感じます。
社会の中では当たり前に外国人がいる中で、一人一人の心理的な障壁が失われて、柔道も高校サッカーも甲子園にも海外(外国人)が参加という形になっていくような気がします。
そしてサッカーの話でいうと、外資規制の緩和などにも繋がっていくような気がします。日本は今、開国はしているのですが、心理的には鎖国しているんですよね。
金子:その中でも一番鎖国しているのはスポーツ界だと思うんですよ。コンビニへ行って外国人と接することはさすがに当たり前になってきてますけど、高校へ行ったら相変わらず日本人だけだし、対戦相手は日本人だけなんですよ。
そして、日本中の高校が生徒集めに苦しみ始めてるじゃないですか。それも含めて、インターハイをまず招待選手という形で他のアジアの国々から参加者を集い、そこから心の壁を少しづづ取り払っていって、クラスの中や学校の中にアジア枠で生徒を取れるようにしていけば、少子化の問題にも対処できると思うんですけどね。
元榮さんがドイツにいらした頃と今のドイツでは、ユースチームとかを構成しているメンバーの人種が違ってきているはずです。
今はほとんどトルコ系の選手、アフリカ系の選手、少しのドイツ人選手という時代になっていますが、ドイツのサッカーは依然競争力を保ってるじゃないですか。まだまだ日本はすごく遅れていると思います。
元榮:日本代表の顔ぶれも10年後、20年後と全く変わってくる可能性もありますよね。
金子:でも、もっと混じりあわないと偏見って消えないし、差別も消えないし、そこをスポーツがごっちゃにしちゃって欲しいんですけどね。
元榮:ごっちゃにしていきたいですね。
金子:そこから生まれてくる活力ってあるはずですし。
(了)