安西幸輝がポルトガルに渡った理由を語る vol.2「プレースタイルは推進力を出して味方と絡んでいくこと」
2019年7月からポルトガル1部のポルティモネンセSCでプレーをする日本代表の安西幸輝選手(24歳)。育成年代を東京ヴェルディで過ごし、プロサッカー選手として東京ヴェルディ、鹿島アントラーズでプレーし、2019年3月から日本代表にも選出されている。今、大注目の安西選手に、サイドDFの魅力などを熱く語ってもらった。
佐久間秀実
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2020/02/07
安西幸輝がポルトガルに渡った理由を語る vol.1
ーー現在、何を課題にプレーしていますか?
安西:日本と違って、こっちの選手はボールを持つと仕掛けてくるので、守備のレベルを上げなければならないと思っています。今後、日本代表でスタメンを獲ることを考えていますし、守備面を磨いていきたいですよね。
ーー特に守備で、どの部分のレベルを上げたいのですか?
安西:守備に関しては全部なのですけどね(笑)。ポルトガルではセンターリングを上げられる数が日本よりも多いので、その対応を考えなければなりません。長友佑都君(ガラタサライ)は背が大きくないですけど、あれだけ守れるのは凄いと思うし、僕もそのような部分を身につけていきたいですね。
ーー安西選手は左右の足を同じように扱いますし、またドリブル突破が非常に魅力的です。かなり練習を積んできましたか?
安西:僕は右利きですが、もともと左でも蹴ることができました。小中高と、ヴェルディでパス&コントロールをかなりやらされていた思い出があります。練習を繰り返している内に上手くなっていったので感謝しています。ドリブルはあまり練習をしていなく、感覚でやっています(笑)。
ーー左右のポジション、どちらがやりやすいですか?
安西:僕のプレースタイルは推進力を出して味方と絡んでいくことなので、左右でさほどプレー自体は変わらないですよね。
ただ、左の守備が難しいと感じています。右サイドの場合、対面する相手に対して右足(利き足)を最初に出してボールを奪いにいきます。一方、左サイドで右足から出してしまうと縦に突破されやすくなるので、できるだけ左足から出すように意識しています。
ーーサイドDFをやり始めたのは、いつですか?
安西:小中時代にMFをやっていましたが、高1でサイドバックを本格的に始めるようになりました。僕は我の強い選手ではなく、上手く周りに合わせてやるタイプだったので、サイドDFは自分に合っているのかなと思いましたね。
ーーサイドDFの魅力を教えてください。
安西:サイドDFは試合中にフリーになることが多く、上がるタイミングを見計らってボールを受けられるので、攻撃に面白さを感じています。最初の頃は守備をやらなくてもセンターバックがカーバーしてくれるんだろうと思っていました(笑)。
ーー上下運動が必要とされるハードなポジションだと思いますが。
安西:体力に関してはすごく自信があって、高1の時に自分が周りの選手たちよりも走れることに気付き、それが武器となっていきましたね。
ーーこれまで、きつかった時期はありましたか?
安西:高2の夏に怪我をして3ヶ月位で治ると思っていたんですが、復帰初日の練習で足首を骨折してしまい、半年間もサッカーをやれないことがありました。この時、「プロになるのは無理だ」と思い、本当に辛かったですよね。
ーーその辛い状況を、どう乗り越えたのですか?
安西:U18のコーチの冨樫剛一さんに「絶対プロになってもらうから、ちゃんと治して焦らずやれ」と言われ、その言葉だけを信じてサッカーのことを考えながら毎日きついリハビリをしていましたね。その辛い経験が生きて、プロ1年目から試合に出ることができたと思います。
vol.3へ続く。
ーー現在、何を課題にプレーしていますか?
安西:日本と違って、こっちの選手はボールを持つと仕掛けてくるので、守備のレベルを上げなければならないと思っています。今後、日本代表でスタメンを獲ることを考えていますし、守備面を磨いていきたいですよね。
ーー特に守備で、どの部分のレベルを上げたいのですか?
安西:守備に関しては全部なのですけどね(笑)。ポルトガルではセンターリングを上げられる数が日本よりも多いので、その対応を考えなければなりません。長友佑都君(ガラタサライ)は背が大きくないですけど、あれだけ守れるのは凄いと思うし、僕もそのような部分を身につけていきたいですね。
ーー安西選手は左右の足を同じように扱いますし、またドリブル突破が非常に魅力的です。かなり練習を積んできましたか?
安西:僕は右利きですが、もともと左でも蹴ることができました。小中高と、ヴェルディでパス&コントロールをかなりやらされていた思い出があります。練習を繰り返している内に上手くなっていったので感謝しています。ドリブルはあまり練習をしていなく、感覚でやっています(笑)。
ーー左右のポジション、どちらがやりやすいですか?
安西:僕のプレースタイルは推進力を出して味方と絡んでいくことなので、左右でさほどプレー自体は変わらないですよね。
ただ、左の守備が難しいと感じています。右サイドの場合、対面する相手に対して右足(利き足)を最初に出してボールを奪いにいきます。一方、左サイドで右足から出してしまうと縦に突破されやすくなるので、できるだけ左足から出すように意識しています。
ーーサイドDFをやり始めたのは、いつですか?
安西:小中時代にMFをやっていましたが、高1でサイドバックを本格的に始めるようになりました。僕は我の強い選手ではなく、上手く周りに合わせてやるタイプだったので、サイドDFは自分に合っているのかなと思いましたね。
ーーサイドDFの魅力を教えてください。
安西:サイドDFは試合中にフリーになることが多く、上がるタイミングを見計らってボールを受けられるので、攻撃に面白さを感じています。最初の頃は守備をやらなくてもセンターバックがカーバーしてくれるんだろうと思っていました(笑)。
ーー上下運動が必要とされるハードなポジションだと思いますが。
安西:体力に関してはすごく自信があって、高1の時に自分が周りの選手たちよりも走れることに気付き、それが武器となっていきましたね。
ーーこれまで、きつかった時期はありましたか?
安西:高2の夏に怪我をして3ヶ月位で治ると思っていたんですが、復帰初日の練習で足首を骨折してしまい、半年間もサッカーをやれないことがありました。この時、「プロになるのは無理だ」と思い、本当に辛かったですよね。
ーーその辛い状況を、どう乗り越えたのですか?
安西:U18のコーチの冨樫剛一さんに「絶対プロになってもらうから、ちゃんと治して焦らずやれ」と言われ、その言葉だけを信じてサッカーのことを考えながら毎日きついリハビリをしていましたね。その辛い経験が生きて、プロ1年目から試合に出ることができたと思います。
vol.3へ続く。
試合写真/ポルティモネンセSC
取材写真/佐久間秀実