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東京五輪で団体5位 フェンシング女子サーブル 江村美咲選手が、埼玉西武の始球式で『100点満点』の投球を披露!やっぱり本番に強かった!

8月15日の西武ー楽天(メットライフドーム) 「たっぴくん・たっぴちゃんスペシャルデー」の始球式に 東京五輪フェンシング女子サーブルで過去最高の5位入賞に貢献した 江村美咲選手(立飛ホールディングス)が ユニホーム姿にサーベルとマスクを持ち登場。 マウンド上でグラブとボールに持ち替えると、見事なノーバウンド投球を披露した。 始球式終了後、江村選手がインタビューに応じた。

Icon s  801300490 0 佐藤 悠平 | 2021/08/18

ーー始球式はいかがでしたか?


 江村:(観客の入場が)制限されているなかでも、たくさんのお客さんがいらっしゃってくださいました。その目の前でプレーするのは、フェンシングでもなかなかできない。本当に良い体験ができたと思います。

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ーーマウンドでの景色はいかがでしたか?

 江村:緊張しすぎて周りが見えてなくて、思ったよりキャッチャーまでの距離が遠かったので 、すごく不安な気持ちで…。ちょっと周りが見えてなかったですね。
 
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ーー見事投球を終えられた後は、球場が暖かい拍手に包まれましたね?

 江村: やっぱりノーバンでキャッチャーミットに”ズバッ"といきたかったので…。 それができて、拍手ももらって本当に幸せでした。

 ーー何か練習はされたんでしょうか?

 江村:家の近くの公園とかで練習をやったんですけど、硬式ボールも持っていなくて …。先輩からグローブや、軟式ボールも借りてやってみました。

動画を撮りながら、自分のフォーム見て練習してみたんですけど 、(投球フォームの)最初が、結構格好悪くて …。色々な選手のフォームを見ながら 、真似して練習していました。

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ーー真似された投手はどのような選手?

 江村:色々な選手が流れてくるYouTubeの動画なので、名前は分からないです…。

ーーその中でも、今日は『100点満点』というような感じでしたか?

 江村:はい!『100点満点』でいいと思います。


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ーー前日Twitterでは、雨天を心配されていましたが、雨の中でも快適に投げられたということでしょうかね? メットライフドームは、今シーズンからリニューアルされ、ビジョンなどが大きく変わったのですが、スタンドをご覧になられたご感想はいかがでしょうか?


  江村:前に、”ももクロマニア19”のLIVEがあった時もこの球場に来させていただいて、 その時も剣を持って、ステージに上がらせていただきました。

(2019年は)リニューアルされる前だからか分からないですけれど 、その時は夜。今日の始球式は昼間だったので、また違った景色が観れました。

 また、入ってくる途中に座席とかも見えたんですけど、 すごい座り心地の良さそうな席とかがあって 、「野球場ってこんな豪華なんだ!」って …。

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ーー西武の選手たちと、何かお話しはされましたか?


  江村:できなかったです。 してみたいなと思ったんですけど…。応援しています!

 ーーちなみに、これまで野球を観られたことはありますか?

  江村:全然なくて、今日が初めてですね。

 ーー応援したいなって思うような選手はいますか?

  江村:さっき教えていただいたのが リーダーじゃなくて…。キャプテン(源田選手)が 同じ大分県出身だと聞いたので、ちょっと注目して観てみたいと思います。

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ーーまた、オリンピックが明けてから1週間ほど経ちましたが、メッセージが届いたりはしていますか?


  江村:誰かと連絡を取ると 「オリンピックお疲れ様」とか、送っていただいてるんですけど…。テレビとかで色々な選手が活躍しているのを見ると、日が経つごとに悔しさも増してきていて、『やっぱり、自分もあそこにいきたいな!』って気持ちが強くなっています。

 ーーもうすでに練習を再開されてるんでしょうか?

  江村:ナショナルチームの練習はまだ休みなんですが、 自分で近くのクラブに行って、練習させていただいたりしています。

 ーー江村選手ご自身の目標をお願いします。

  江村:一時期は、世界ランキングを7位まで上げられたんですけど、 一回怪我をしてから落としてしまいました。また17位まで上げられたので、まずは、1桁台まで順位を戻すこと。あとは、まだ獲ったことがないワールドカップの金メダルを獲りたいですね。

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本番前、本人に連絡した際 「不安しかない」と語っていた江村選手。 公園での練習動画を見せてもらったが、そこには、ぎこちないフォームでの投球が映っており、お世辞にもストライク投球とは言えないものだった。 しかし、一発勝負の本番でこの投球。 まさに、『本番に強い』の一言に尽きる。

座右の銘は『納得』 。動画でフォームを研究し、イメージが出来上がるまで 文字通り”納得”するまで繰り返し練習したに違いない。

 以前、キングギアでも取り上げた 『アスリート×書道』。 そこでも、納得いくまで書き続ける様子が印象的だった。

フェンシングと書道の異色コラボが実現 企画に秘められた想いとは

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また、江村選手の始球式の反響は大きく ストライク投球に喜び飛び跳ねた姿が流れると、SNSでは 「ぴょんぴょん跳ねて可愛い」「さすがアスリート」と称賛のコメントが相次ぎ、 インスタグラムのフォロワーも急増。 埼玉西武ライオンズのファンだけでなく、野球ファンが盛り上がった!

 また、フェンシング界では 生粋のライオンズファンであることを公言している 男子フルーレの松山恭助選手が 「ガチな西武ファンです」。「始球式やりてー!」とオファー。

こちらもSNSが大盛り上がり! 注目されるフェンシング界。 ワールドカップでの金メダル、パリ五輪でのメダル獲得。 江村選手の今後の活躍が楽しみである。

【取材協力】埼玉西武ライオンズ