なぜ湘南ベルマーレを応援するのか?
2023年のJリーグも終盤を迎え、昇降格争いも佳境だ。J1に復帰した2018年から毎年2桁の順位ではあるが、J1に残留している湘南ベルマーレ。バックグラウンドは違うが、ベルマーレを愛する熱い気持ちを持った3人にその魅力について話を聞いた。※メイン画像:撮影/菊池康平
菊池 康平
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2023/11/29
――まずは自己紹介をお願いいたします。
昔から矢沢永吉が大好きで、趣味で音楽に没頭し、ボーカルやギターを今でも務めています。ひょんなことからベルマーレとの出会いがあり、今は矢沢と同じ、もしくはそれ以上にベルマーレには熱を入れています。
――湘南ベルマーレを応援することになったきっかけは?
立花:実は鹿島アントラーズが学生の頃から好きでした。家が湘南でしたので、アントラーズを見に「ベルマーレVSアントラーズ」の試合に足を運んでいるうちに「ベルマーレのサッカーって面白いな、熱いな」と感じ、ベルマーレファンになりつつありました。そんな時に島村さんとの出会いにより本物のファンになりました。
島村さんとの出会いは、2020年のコロナ渦で湘南ベルマーレが第一弾として企画したホームタウン観光応援プロジェクト「界 箱根」(【ホームタウン観光応援プロジェクト特別企画】 星野リゾート 界 箱根×湘南ベルマーレ サポーター限定プラン発売のお知らせ « 湘南ベルマーレ公式サイト (bellmare.co.jp)です。
島村さんや猪狩佑貴(元ベルマーレの選手、現ベルマーレのフロントスタッフ)さんがAWAYの試合をホテルで一緒に見ながら解説してくれるという内容でした。そのイベントを通じ、ベルマーレはもちろん二人の人柄に惚れてファンになったという経緯です。
加藤:2022年の初頭にベルマーレ関係者とご縁があったことからまずはチームに興味を持ちました。私は部下の指導にも携わっているため、人材育成に興味があり、今年の4月に開催された「第79回日本放射線技術学会総会学術大会」の中で、湘南ベルマーレ ベルマーレフットボールアカデミーの河野篤(アカデミーマネジメントダイレクター)さんに講演をお願いしました。
「湘南ベルマーレから学ぶ育成方法~たのしめてるか~」というタイトルです。会の中では異色のキャスティングでしたが、満員御礼の大人気な講演となりました。ベルマーレが大切にしている「たのしめてるか」という言葉は「夢中になれているか」ということでもあり、この講演を聞いてからは部下にはいつも「たのしめてるか?」と説いています。
島村:選手だったときよりもJ2に降格したくない気持ちは強くなっています。私は営業マンですので、いろいろな企業さんなどにスポンサー契約の話をします。降格してしまうと、集客や露出などの面からも、提案しづらくなります。J1にいる方がやはりセールスをしやすいということです。そのため営業部がJ1残留を1番祈っているかもしれません。選手の時はもちろん必死でしたが、今の方が祈っていて、試合に勝ったときは選手の時以上にガッツポーズをしていますよ(笑)
――皆さんにとってのベルマーレとは?
加藤:もう生活の一部です。週末の試合に勝てば1週間を笑顔で楽しく過ごせますし、反対に負けたら次の試合までの1週間を憂鬱な気分で過ごすことになります。個人で「公式サポーターズクラブベル12」の会員になり、DAZNにも加入し、近所迷惑もかえりみず、テレビの前で大声で応援しています。
もちろんスタジアムにも足を運びますよ。「レモンガスタジアム平塚」に行く際に平塚駅で降りて食事をしたりしますが、接してくれる方々がみんな優しいし、平塚は空気がいいんですよ。職場の人間にもベルマーレを布教していて、複数名がサポーターになりました。周りの人間がどんどんベルサポになっているのは嬉しい限りです。
立花:ベルマーレのお陰でスタジアムに足を運ぶ機会が増えましたし、仲間が増えました!現地に行けない場合はDAZNや速報で試合結果を必ずチェックするようになりました。こんなに1つのチームの結果を毎週末に気にすることはなかったです。
何よりベルマーレの相手よりも攻守に渡ってたくさん走っている姿に勇気をもらっています。また、今シーズンは「タチバナ」の名前を練習着の背中に貼っていただいていますが、まさに一緒に戦っているような気持ちでいます。選手に負けじと、私も筋トレやフットサルに励む機会が増えましたよ。
島村:こんなにベルマーレが生活の中に溶け込んでいることを聞いて嬉しく思っています。選手の時にも皆さまの応援はもちろん感じていましたが、実際にパートナー企業の方やチームをサポートしてくれている皆さまに接していると、こんなにも応援されているんだと身が引き締まる思いです。いい試合をして勝つことで恩返しをしたいです。
加藤:言葉は悪いですが、少し出来が悪いことです。ずっと攻めていてシュートもたくさん打っているのに、終了間際に相手のカウンターによるワンプレーにやられて負けて「なんでだよ!」と叫んだり。毎年、残留争いに巻き込まれギリギリの戦いを制して残留したり。喜怒哀楽の全ての感情が1試合、1年を通じて揺さぶられます。常勝チームでしたらこんなに感情を揺さぶられませんよね。
立花:毎年、残留争いに巻き込まれますが、粘り強く残留していく姿にハラハラしながらも熱くなっております。本当は優勝争いでワクワクさせていただきたいですが、今後の楽しみにしておきます。何より島村さんをはじめとしたクラブの方々のホスピタリティにも惹かれています。
――加藤さんは湘南ベルマーレフットサルクラブの試合も観戦しているんですよね?
加藤:Fリーグの試合も見ていますよ!選手の名前も覚えてきました。チャントがサッカーと同じで応援しやすいんですよ。
島村:私も2021年にプレーしていたので嬉しいです。フットサルは攻守の切り替えも早く、得点シーンもたくさん生まれるので、サッカーとは違った見応えがありますよね。引き続きフットサルの応援もぜひお願いします!
立花:ベルマーレと関わってから、フットサルを再開したのでFリーグのプレーも参考にするためによくABEMA TVで見ています。スピーディーな展開で面白い試合が多いですよね。
――最後にベルマーレに期待することは?
加藤:どんな時も応援しますが、毎週末の試合に勝って1週間を笑顔で過ごさせてほしい。まずはなんとしてもJ1残留です。いつの日かJ1優勝、ACLに出場することを願っています。
立花:贅沢はいいません。まずはJ1残留です。引き続き胸を熱くさせてくれる試合が見たいです。
※このインタビューは湘南ベルマーレのJ1残留が決まる前に行われました。
島村毅さん 撮影/菊池康平
島村:2008年~2018年まで湘南ベルマーレ(以下:ベルマーレと表記)で選手としてプレーし、引退後はベルマーレの営業スタッフを務めています。並行して2021年からは湘南ベルマーレフットサルクラブ(Fリーグ)で1シーズンプレーしました。立花徹さん 撮影/菊池康平
立花:株式会社タチバナとその子会社のBeClean株式会社の代表取締役を務めています。共に清掃の会社で、2021年から湘南ベルマーレのオフィシャルパートナーを務めております。加藤京一さん 撮影/菊池康平
加藤:「湘南の虎」の島村さんと「あのタチバナ」の立花社長とご一緒できて、ベルサポとしてすごく嬉しいです。私の職業は大学教員・診療放射線技師です。肩書きとしては昭和大学大学院教授・技術部長です。昔から矢沢永吉が大好きで、趣味で音楽に没頭し、ボーカルやギターを今でも務めています。ひょんなことからベルマーレとの出会いがあり、今は矢沢と同じ、もしくはそれ以上にベルマーレには熱を入れています。
――湘南ベルマーレを応援することになったきっかけは?
立花:実は鹿島アントラーズが学生の頃から好きでした。家が湘南でしたので、アントラーズを見に「ベルマーレVSアントラーズ」の試合に足を運んでいるうちに「ベルマーレのサッカーって面白いな、熱いな」と感じ、ベルマーレファンになりつつありました。そんな時に島村さんとの出会いにより本物のファンになりました。
島村さんとの出会いは、2020年のコロナ渦で湘南ベルマーレが第一弾として企画したホームタウン観光応援プロジェクト「界 箱根」(【ホームタウン観光応援プロジェクト特別企画】 星野リゾート 界 箱根×湘南ベルマーレ サポーター限定プラン発売のお知らせ « 湘南ベルマーレ公式サイト (bellmare.co.jp)です。
島村さんや猪狩佑貴(元ベルマーレの選手、現ベルマーレのフロントスタッフ)さんがAWAYの試合をホテルで一緒に見ながら解説してくれるという内容でした。そのイベントを通じ、ベルマーレはもちろん二人の人柄に惚れてファンになったという経緯です。
加藤:2022年の初頭にベルマーレ関係者とご縁があったことからまずはチームに興味を持ちました。私は部下の指導にも携わっているため、人材育成に興味があり、今年の4月に開催された「第79回日本放射線技術学会総会学術大会」の中で、湘南ベルマーレ ベルマーレフットボールアカデミーの河野篤(アカデミーマネジメントダイレクター)さんに講演をお願いしました。
「湘南ベルマーレから学ぶ育成方法~たのしめてるか~」というタイトルです。会の中では異色のキャスティングでしたが、満員御礼の大人気な講演となりました。ベルマーレが大切にしている「たのしめてるか」という言葉は「夢中になれているか」ということでもあり、この講演を聞いてからは部下にはいつも「たのしめてるか?」と説いています。
撮影/菊池康平
――島村さん、選手の時と今のベルマーレ愛に違いはありますか?島村:選手だったときよりもJ2に降格したくない気持ちは強くなっています。私は営業マンですので、いろいろな企業さんなどにスポンサー契約の話をします。降格してしまうと、集客や露出などの面からも、提案しづらくなります。J1にいる方がやはりセールスをしやすいということです。そのため営業部がJ1残留を1番祈っているかもしれません。選手の時はもちろん必死でしたが、今の方が祈っていて、試合に勝ったときは選手の時以上にガッツポーズをしていますよ(笑)
――皆さんにとってのベルマーレとは?
加藤:もう生活の一部です。週末の試合に勝てば1週間を笑顔で楽しく過ごせますし、反対に負けたら次の試合までの1週間を憂鬱な気分で過ごすことになります。個人で「公式サポーターズクラブベル12」の会員になり、DAZNにも加入し、近所迷惑もかえりみず、テレビの前で大声で応援しています。
もちろんスタジアムにも足を運びますよ。「レモンガスタジアム平塚」に行く際に平塚駅で降りて食事をしたりしますが、接してくれる方々がみんな優しいし、平塚は空気がいいんですよ。職場の人間にもベルマーレを布教していて、複数名がサポーターになりました。周りの人間がどんどんベルサポになっているのは嬉しい限りです。
立花:ベルマーレのお陰でスタジアムに足を運ぶ機会が増えましたし、仲間が増えました!現地に行けない場合はDAZNや速報で試合結果を必ずチェックするようになりました。こんなに1つのチームの結果を毎週末に気にすることはなかったです。
何よりベルマーレの相手よりも攻守に渡ってたくさん走っている姿に勇気をもらっています。また、今シーズンは「タチバナ」の名前を練習着の背中に貼っていただいていますが、まさに一緒に戦っているような気持ちでいます。選手に負けじと、私も筋トレやフットサルに励む機会が増えましたよ。
島村:こんなにベルマーレが生活の中に溶け込んでいることを聞いて嬉しく思っています。選手の時にも皆さまの応援はもちろん感じていましたが、実際にパートナー企業の方やチームをサポートしてくれている皆さまに接していると、こんなにも応援されているんだと身が引き締まる思いです。いい試合をして勝つことで恩返しをしたいです。
撮影/菊池康平
――ベルマーレのどこに1番惹かれていますか?
加藤:言葉は悪いですが、少し出来が悪いことです。ずっと攻めていてシュートもたくさん打っているのに、終了間際に相手のカウンターによるワンプレーにやられて負けて「なんでだよ!」と叫んだり。毎年、残留争いに巻き込まれギリギリの戦いを制して残留したり。喜怒哀楽の全ての感情が1試合、1年を通じて揺さぶられます。常勝チームでしたらこんなに感情を揺さぶられませんよね。
立花:毎年、残留争いに巻き込まれますが、粘り強く残留していく姿にハラハラしながらも熱くなっております。本当は優勝争いでワクワクさせていただきたいですが、今後の楽しみにしておきます。何より島村さんをはじめとしたクラブの方々のホスピタリティにも惹かれています。
――加藤さんは湘南ベルマーレフットサルクラブの試合も観戦しているんですよね?
加藤:Fリーグの試合も見ていますよ!選手の名前も覚えてきました。チャントがサッカーと同じで応援しやすいんですよ。
島村:私も2021年にプレーしていたので嬉しいです。フットサルは攻守の切り替えも早く、得点シーンもたくさん生まれるので、サッカーとは違った見応えがありますよね。引き続きフットサルの応援もぜひお願いします!
立花:ベルマーレと関わってから、フットサルを再開したのでFリーグのプレーも参考にするためによくABEMA TVで見ています。スピーディーな展開で面白い試合が多いですよね。
――最後にベルマーレに期待することは?
加藤:どんな時も応援しますが、毎週末の試合に勝って1週間を笑顔で過ごさせてほしい。まずはなんとしてもJ1残留です。いつの日かJ1優勝、ACLに出場することを願っています。
立花:贅沢はいいません。まずはJ1残留です。引き続き胸を熱くさせてくれる試合が見たいです。
※このインタビューは湘南ベルマーレのJ1残留が決まる前に行われました。