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セルティックFCが17年ぶりジャパンツアー 前田大然&中村俊輔が語る試合の意義

スコットランド1部のセルティックFCは17年ぶりの日本ツアーを実施。横浜F・マリノスとの対戦を控えた18日には、前田大然選手やクラブOBの中村俊輔氏、そして横浜F・マリノスの宮市亮選手らが試合への意気込みを語った。

Icon fopv vbvqbakadu 白鳥 純一 | 2023/07/19

19日の試合前には、横浜F・マリノスの宮市とケヴィン・マスカット監督、セルティックFCの前田とブレンダン・ロジャーズ監督が会見を行った。

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まずはセルティックの新指揮官に就任したロジャーズが、「私たちが高い優先順位を置いているのが、選手たちのフィットネスレベルを高めること。マリノスはマスカットとコーチが、非常に素晴らしいリーダーシップを発揮している。大変優れたチームであることは重々承知しています。昨年はJリーグチャンピオンに輝くなど、大変素晴らしい成功を収めています。マリノスの対戦相手になることができて、とても嬉しいです」と、シーズン開幕前に行われるこの試合の意義について言及した。


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続けて前田が登場。「一年半ぶりに日産スタジアムに帰ってきた。楽しみでワクワクしている。自分らしさを出して勝ちたい」と、かつて在籍した古巣、マリノスとの対戦に意欲を見せ、試合でも3得点を挙げる活躍で期待に応えた。

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マリノスのマスカットは、「久しぶりに前田選手にお会いできたことを、すごく嬉しく思いますし、セルティックというチームが日本に来てくれて、『ようこそ』と思っています。このような大事な準備期間の時に、セルティックがこうやって日本にわざわざ来てくれたことも、自分たちがこのホームの横浜で戦えることも楽しみにしていました。選手たちも明日の試合を本当に楽しみにしていますし、自分たちにとってはいい経験になると思う。簡単な試合にはならないと思いますが、しっかりやっていきたいなと思ってます」と、試合に向けた抱負を口にした。

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「セルティックのようなチームと対戦できるのは、本当に嬉しいですし、自分たちも昨年の王者として、しっかりと戦いたいと思います。個人的には、前田選手だったり岩田選手だったり、元チームメイトの選手と対戦できるのは、すごく楽しい。サポーターもすごく楽しみにしていると思うので、お互いにいい試合にできればなと思います」と意気込みを語った宮市は、翌日の試合でも後半からの途中出場で2得点の活躍を見せた。


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会見後には、会場を訪れていた中村が囲み取材に応じ、かつて在籍したマリノスとセルティックに対する思いや試合の意義について言及した。

ーーセルティックとマリノスの両チームに期待することは? 

中村:シーズン途中のマリノスと、これから新しいシーズンを迎えようとしているセルティックでは、勝敗を賭けたチーム同士の対戦にはならないかもしれないけど、そんな中でも、選手それぞれのためになることがあると思う。マリノスに在籍していた時にはマンチェスター・ユナイテッドとの試合(2013年7月23日)に出場させてもらいました。

その時は風邪をひいていたこともあって、最初の15分ぐらいで交代してしまった。なので、今思うとちょっともったいなかったですし、もっとやりたかったなという思いはあります。

僕はレッジーナ(2004年)、セルティック(2006年)の一員としても来日しましたが、その時も長距離の移動に慣れていなかったり、暑さが苦手だったりする味方選手の様子を見て、いろいろなことを感じられた。普段は見られない姿が見られるのは、面白いなと思いました。 

――マリノスもセルティックも、アンジェ・ポステコグルー監督(2023-24からはトットナムを指揮)の薫陶を受けたフィロソフィーを共有しているチーム同士の対戦です。
 

中村:マリノスの方が仕上がっていると思います。セルティックは、監督も変わったばかりで、選手同士も味方がどういうプレーをするのかもまだわかっていない。現役時代の僕も経験がありますが、海外のチームはいろいろな国を周りながら、試合を重ねてチームを作っていくんです。これは、(短期間に)キツい練習を行っていくJリーグではないこと。海外チームのやり方は僕自身もすごく勉強になりますし、僕個人は好きです。

(シーズン途中のマリノスとの対戦では)時期的なことはあるけど、瞬間瞬間はプライドが出ると思う。対面やポジションのゾーンで当たる選手のマッチアップは面白いと思います。

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19日に行われた試合では、前半だけでハットトリックを決めた前田の活躍に刺激されたマリノスの選手たちが応戦。後半から出場した實藤友紀選手や宮市が2得点をあげる活躍で、6対4でマリノスが逆転勝利を収め、J1王者の貫禄を見せつけた。