W杯最終予選・白星発進!中国に大差をつけて初戦を制した日本代表に迫る!試合直後の伊東選手にも直接取材!
世界中が熱狂するサッカーW杯。その頂点へ向けていよいよ最終予選が始まった。今回、日本は初戦の中国を相手に大勝を収めた。今回はどのような試合だったのか、解説を交えわかりやすく試合を振り返ってみる。そして試合に大きく貢献した伊東純也選手が試合直後のインタビューで、今回の試合について、そしてこれからの予選についても語ってくれた。※トップ画像出典/Getty Images
止まらない攻撃、絶えず仕掛けるアプローチ
2024年9月5日ワールドカップアジア最終予選グループC、日本代表は中国との初戦を迎えた。注目のスタメンは、ウィングバックに堂安律選手と三笘薫選手。シャドウに久保健英選手、南野拓実選手を配置した3-4-2-1の攻撃的なポジショニング。
前半には、クロスボールを受け強烈なヘディングシュートを叩き込むも相手キーパーがセーブ。これで得たコーナーキックにキャプテンの遠藤航選手がヘディングで合わせ、先制点を獲得した。続く45分には、堂安選手の右クロスを逆サイドから三笘選手が合わせてヘディングでゴールにボールを叩き込んだ。
後半も絶えず攻撃を仕掛ける日本代表。後半52分には、相手のディフェンスを巧みにかわし南野選手がボールを蹴り込んで3点目を獲得。止まらない南野選手は、58分にはドリブルからのシュートでさらに追加点を重ねた。南野選手は6分間で2ゴールを奪い、4-0と中国を大きく引き離した。そして攻撃の手を緩めない日本代表は、伊東選手を投入。場内スタンドのサポーターからは歓喜の声が沸いた。伊東選手は交代するや否や仲間からのパスを受けシュート、ボールは緩やかにゴールに吸い込まれ5-0に。86分には伊東選手の右サイドからのクロスに合わせてポスト前に走り込んだ前田大然選手が飛び込み、見事ゴールを決めた。
後半アディショナルタイムには、久保選手がとどめの7点目を決め、試合を締めくくった。相手に1点も許さず、大量得点で初白星を収めた日本代表。7-0と大差をつけて中国に勝利した。最高のスタートにサポーターのボルテージは最高潮、勝利を祝う大きな歓声がスタジアム内に響き渡った。
途中出場でアシスト、得点と大活躍の伊東選手!
番組後半では、試合の解説を務めた中村憲剛さんが、代表復帰初戦で勝利に貢献した伊東選手に試合直後に直接インタビューを行った。
中村さんが、今日久しぶりの復帰戦だったがどういう意気込みだったかを尋ねると、「最終予選だったのでチームに貢献したいっていうのと、ゴールでアシストを取りたいと思ってたので取れてよかったなと思いました」とコメント。
代表復帰戦で得点を決めた瞬間を振り返ると、嬉しそうな表情を浮かべながら、「皆が喜んでくれて、自分を…皆来てくれて嬉しかったです」と感慨深げに答えた。さらに「さっき映像で見たんですけどベンチの選手たちも喜んで飛び出してくれてたんで本当に嬉しかったなと思います」と、白い歯をこぼしながら喜びを再びかみ締めていた。
元日本代表の李忠成さんからは「今日多分点取るな。と自分で自信があったと思いますが、何%位の確率で点が取れると思ってましたか?」という質問が飛び出すと「そうですね、本当に良い流れだったので自分も絶対点取りたいなと思ってたので…」と少し考え「90%位取れるかなと」とニヤリと自信を含んだ笑いで答えていた。続いて「今日の試合はいつものポジションより1列落ちる形の右のウィングバックだったが難しさはなさそうでしたね」という問いには、「今日は最後押し込めてたので。ボール蹴られた時のセカンドゴールを拾うところもあったり。森保(監督)さんにも今日は絶対(相手の得点)ゼロで。と言われて入っていったので、守備もしっかりやりつつ前に関係あればいいかなと思ってて…まぁ上手くやれたかなと思います」とコメント。
「ゴールシーンは?」との問いには「ちょっとラッキーだったかなと」と謙遜する伊東選手。中村さんが、「いや!打ったから入りました!」と首を振ると「そうですね、まぁニア…股を狙ってキーパーの真正面だったんですけど、相手に当たって良いコースに行って良かったなと思います」と照れくさそうな表情を浮かべて答えた。最後に次のアウェイでのバーレーン戦について聞かれると「バーレーンはオーストラリアに勝ったという情報もありますし、本当にアウェイで厳しい戦いになるなと思うんで。今日の勝ち、良い流れは持ちつつ、でも気を引き締めてやらなきゃいけないなと思ってます」と、真剣な眼差しで次の試合への意気込みを語り、インタビューを締めくくった。
勝って兜の緒を締めよという言葉の通り、この大勝に甘んじることなく優勝への道のりを一歩一歩進める日本代表。優勝を目指す限りこれからも強豪国との戦いは避けては通れない道だ。日本代表のこの先の勝利を願ってやまないと共に、白熱した試合を楽しみにしている。
『やべっちスタジアム』#174 : 今週のサッカー界のトレンドがマル分かり!やベスタトピックス!より
※記事内の情報は放送当時の内容を元に編集して配信しています