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進化し続ける若き精鋭・関根大輝!さまざまな経験を積み高みへ

22歳とは思えないほどの落ち着いた表情で「非常に充実したシーズンにここまで上がっているなと言うのは自分でも感じていて。レイソルでもそうですけど、代表にも選んでもらって成長させてもらってます」とインタビューで語るのは注目のDF関根大輝選手。自らの実力でサクセスストーリーを昇りつめる若き精鋭に今回はスポットを当てた。※トップ画像:出典/Getty Images

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プロ選手から日本代表招集までの軌跡

2002年8月に静岡で生まれ、6歳の頃には気付いたらボールを蹴っていたという関根。キューズFC・エスパルスジュニアから、サッカーの強豪校である静岡学園中学校・高等学校へ進学。高校2年時には、全国高等学校サッカー選手権大会で優勝の経験もある。高校卒業後すぐのプロ入りは果たせなかったものの、2023年大学在学中にもかかわらず柏レイソルに加入が決定。

同年5月には鹿島アントラーズ戦に出場しデビューを果たしている。2025年から正式加入の予定だったが、前倒しして2024年から特別指定選手として加入が決定。加入後、開幕からスタメン入りを果たし2024年度リーグ戦では通算31試合と、多くの試合に出場している。182cm、82kgの恵まれた体格もプロとして遜色はない。実力を伴ったルーキーは最初からアクセル全開だ。

実際に試合では、プロ1年目とは思えないほど、大胆なプレーを見せる。

エリア外からでも、敵の隙間を縫って果敢にミドルシュートを蹴りこんだ。チャンスがあれば貪欲にゴールを狙うそのプレーは鬼気迫るものがある。サイドに回った際にはしっかりとゴール前の動きを把握し、瞬時に正確なクロスを上げ得点に繋げてチームに貢献した。

2024年4月には、AFCU‐23アジアカップ2024のU-23代表に選出、初先発でチームに貢献しパリオリンピック出場を決めた。右サイドバックとして5試合全てにフル出場し、強さと運動量、技術の高さを世に知らしめる。

実際の試合で強烈なミドルシュートを放ち「最高ですね、関根。サイズあって上下動できて技術的にもしっかりしてますし、素晴らしい選手ですね」と、解説者にも言わしめた。

自身も「ずっと目指していた舞台なので、最高の結果を得て日本に帰ってきたい」と目標を語り、得意の攻撃だけでなくクロス対応など守備面での課題にも真摯に取り組む姿勢だ。

J1、日本代表そして世界へ

そんな目まぐるしい活躍の関根だがまだまだその進化は止まらない。

2025年1月フランス1部リーグ・アンのスタッド・ランスへの完全移籍を発表した。Jリーグを飛び出した彼の今後の活躍が楽しみだ。


プロ1年目にしてポジションを確保し、オリンピック本大会でも4試合中3試合で先発出場した実績を持つ関根。J1から日本代表、そして世界の檜舞台へ羽ばたくその足は休むことを知らない。まだ22歳という若さで夢を一つずつ自身の力で確実に叶え、異例の早さで栄進する大型新人の飛躍はまだまだ止まらない。



「Jから代表へ 関根大輝 -パリ五輪経由A代表入り-」より

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