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日本代表、3バックで攻撃力強化!FIFAワールドカップ2次予選、ミャンマー戦を5-0で快勝しグループ1位通過
FIFAワールドカップ26アジア2次予選 兼 AFCアジアカップ2027予選の第1節に5-0で圧勝したミャンマーと6月6日に敵地で対戦。きしくも第1節と同じく5得点で完封し、危なげない内容で5連勝を記録した。今回は第5節「ミャンマー vs 日本」の試合ハイライトからゴールシーンをまとめつつ、新フォーメーションの威力を振り返る。※トップ画像出典/Getty Images
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攻撃的3バックでさらなる強化を図る
シリア、北朝鮮、ミャンマーを含むグループBで戦い、1試合は没収試合扱いだが、第4節まで全勝している日本代表。すでに2次予選突破が決定しているが、9月の最終予選に向けてさらなる強化を図った。慣れ親しんだ4バックではなく3バックを採用したのもそんな強化の一環だろう。より攻撃的な布陣で挑む森保ジャパンが、蒸し暑さの残るヤンゴンのトゥンナスタジアムで圧倒的な強さを見せつける。
中村の先制ゴールで試合が動く
3-4-2-1のフォーメーションで、GKは前川黛也、3バックは右から橋岡大樹、谷口彰悟、伊藤洋輝、ダブルボランチに守田英正と旗手怜央、ウィングバックに菅原由勢と中村敬斗、2シャドーに堂安律と鎌田大地、そして1トップに小川航基を配置。キャプテンは谷口が務める。
相手陣でパスを回しながらチャンスを伺う日本は、前半17分にようやく試合を動かす。相手のスペースを見逃さなかった鎌田が引き付けてボールを放ち、それを受けた中村がそのまま運んでニアポスト脇にグラウンダーを突き刺した。中村がネットを揺らしたのは出場3試合ぶりとなる。前半34分、背後を取った中村が切り返しを入れて鎌田に繋ぎ、鎌田はそれを振り返りざまにシュート。左ポストに阻まれるが、ペナルティーエリア内に陣取っていた堂安が跳ね返ったボールをきっちり押し込んだ。1点目を取った後に停滞気味だった日本だが、前半のうちにリードを広げてペースを整え、2-0で折り返す。
小川が立て続けにゴールを決める!勝ち点「15」でグループ1位通過決定
後半に入ってメンバー交代。旗手と堂安が下がり、川村拓夢と鈴木唯人がイン。今回が代表デビューとなる鈴木は堂安の右シャドーに入った。立ち上がりから伊藤や鈴木、小川らが次々とシュートを放つが、なかなか得点に結び付かない。後半17分には3、4人目の交代カードを使い、鎌田と菅原に代わって前田大然と相馬勇紀を投入。決定力のある2人を入れ、さらなる得点力アップを図る。そして後半30分、相馬がカットインからクロスを上げ、ゴールライン中央付近で構えていた小川が頭で合わせて3点目を獲得。4年ぶりに日本代表で得点した小川はこれまでの悔しさを晴らすかのように、そのわずか8分後にやってきたチャンスもものにする。相馬が右から入れ相手DFに当たったボールを、小川が振り向きざまに左足でシュートを決めた。ちなみに後半35分には5枚目の交代カードが切られ、守田に代わって板倉滉が投入されていた。
アディショナルタイムは4分。すでに4点リードで進んでいた日本だが、残り2分の時点で中村がこの日2得点目となる豪快なミドルシュートを決める。実況もすかさず「見事な右足! 見事なミドルシュート! これぞ中村敬斗! 芸術的な右足フィニッシュ!」と歓喜の声を上げていた。
試合は0-5で日本が快勝し、第1節のホーム戦と合わせてミャンマーから10得点も奪ったことになる。そして、勝ち点を15まで積み上げ、グループ1位通過が決まった。今後の3バック適用も併せてさらなる活躍に注目していきたい。
『ミャンマー vs 日本 試合ハイライト』FIFA ワールドカップ26アジア2次予選 兼 AFCアジアカップ2027予選より
配信日:2024年6月6日
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