
【NPB】横浜・宮﨑、中日・大野、ホークス・川瀬、リチャードなどベテランも若手も躍動の日本プロ野球オープン戦(3/11~3/13)
プロ野球開幕まで2週間を切り、連日のオープン戦もいよいよ佳境に差し迫っていて、各球団ベテランも若手も開幕1軍を目指してギア全開である。そこで今回は、ハマのヒットメーカー宮﨑敏郎選手待望のオープン戦第1号ホームランの試合をはじめ、中日のベテラン大野雄大投手、ホークス川瀬晃選手、リチャード選手などの活躍を振り返っていく。※トップ画像出典/PhotoAC

ベテラン宮崎に待望の一発!ハマのヒットメーカーに今年も期待!
3月11日
東北楽天ゴールデンイーグルス 3 - 5 東京ヤクルトスワローズ(静岡)
勝ち投手 小川泰弘投手(2勝0敗)
負け投手 藤井聖投手(1勝2敗)
埼玉西武ライオンズ 2 - 3 阪神タイガース(ベルーナドーム)
勝ち投手 佐藤隼輔投手(1勝0敗)
負け投手 早川太貴投手(0勝1敗)
千葉ロッテマリーンズ 4 - 5 北海道日本ハムファイターズ(ZOZOマリンスタジアム)
勝ち投手 山﨑福也投手(2勝0敗)
負け投手 石川柊太投手(0勝1敗)
横浜DeNAベイスターズ 2 - 1 広島東洋カープ(横浜スタジアム)
勝ち投手 宮城滝太投手(1勝0敗)
負け投手 高橋昂也投手(0勝1敗)
中日ドラゴンズ 3 - 4 オリックス・バファローズ(バンテリンドームナゴヤ)
勝ち投手 アンダーソン・エスピノーザ投手(1勝1敗)
負け投手 髙橋宏斗投手(1勝1敗)
福岡ソフトバンクホークス 4 - 4 読売ジャイアンツ(長崎)
横浜・アンドレ・ジャクソン投手、広島・床田寛樹投手の投げ合いで始まった横浜対広島の対戦。両先発とも初回にランナーを出すも後続を打ち取って無得点で切り抜けると、2回3回を三者凡退で抑えるしまった試合展開になる。4回表広島の攻撃、2アウトランナーなしからエレフリス・モンテロ選手が外角の変化球をうまく打ってレフトスタンドに運ぶソロホームランで1点先制。後続を打ち取ったジャクソンはこの回でマウンドを降りる。横浜の反撃は5回、3番手高橋昂也投手から先頭バッターの筒香嘉智選手がフォアボールを選び出塁。続く宮崎は1ボール1ストライクからの3球目甘く入ったインコース高めのボールをうまくさばき、レフトスタンドへ高い放物線を描く滞空時間の長い2ランホームランを叩き込む。オープン戦打率1割台となかなか調子の上がらない宮崎だが、このホームランを機に開幕へ向けてギアを上げていきそうだ。横浜投手陣は、その後の広島打線をわずか2安打に抑え勝利を収めた。
中日大野が好投!再起を狙うベテラン左腕がパーフェクトピッチ!
3月12日
東北楽天ゴールデンイーグルス 雨天中止 東京ヤクルトスワローズ(静岡)
埼玉西武ライオンズ 1 - 0 阪神タイガース(ベルーナドーム)
勝ち投手 ニック・ネルソン投手(1勝0敗)
負け投手 甲斐野央投手(0勝1敗)
千葉ロッテマリーンズ 5 - 2 北海道日本ハムファイターズ(ZOZOマリンスタジアム)
勝ち投手 西野勇士投手(1勝0敗)
負け投手 金村尚真投手(1勝1敗)
横浜DeNAベイスターズ 2 - 6 広島東洋カープ(横浜スタジアム)
勝ち投手 ジョハン・ドミンゲス投手(1勝0敗)
負け投手 武田陸玖投手(0勝1敗)
中日ドラゴンズ 3 - 2 オリックス・バファローズ(バンテリンドームナゴヤ)
勝ち投手 ナッシュ・ウォルターズ投手(1勝0敗)
負け投手 阿部翔太投手(0勝1敗)
福岡ソフトバンクホークス 3 - 4 読売ジャイアンツ(みずほpaypayドーム福岡)
勝ち投手 横川凱投手(2勝0敗)
負け投手 大津亮介投手(0勝1敗)
中日大野とオリックス宮城大弥投手の先発で始まった対戦、両投手の持ち味を生かした圧巻の試合となった。宮城は初回と4回にヒットを重ねられ2失点こそしたが、6回まで投げて13個の三振を奪う力投。昨年ケガの影響で規定投球回数にわずかに及ばなかったオリックスのエースは、今年2年ぶりのリーグ優勝に向けてチームをけん引する。大野は2023年4月、左ひじのケガにより手術を受けた後リハビリに専念し、その年はわずか1試合の登板に終わる。2024年は9試合に登板し2勝6敗と満足のいく成績ではなかった。復活を誓う今年はオープン戦でも順調な仕上がりを見せている。中でもこの日の投球はすさまじく、5回を投げて1人の出塁も許さないパーフェクトピッチングをやってのけた。プロ15年目のベテラン左腕は3年連続最下位に沈んでいる中日浮上のカギを握るかもしれない。
ホークス川瀬・リチャードのホームランなどで5得点!投手陣も1安打無失点で快勝!
3月13日
福岡ソフトバンクホークス 5 - 0 読売ジャイアンツ(みずほpaypayドーム福岡)
勝ち投手 伊藤優輔投手(1勝1敗)
負け投手 山﨑伊織投手(1勝1敗)
この日のオープン戦はホークスと巨人の対戦1試合のみ。ホークス伊藤、巨人山﨑の両先発でプレイボール。山﨑は、5回を投げ3安打4奪三振と数字だけ見るとほぼ完ぺきな投球内容だが、3安打のうち2本はホームランで結果2失点。負け投手となり課題の残る試合となった。伊藤は4回2/3を投げ1安打1奪三振無失点とほぼ完ぺきな内容で、古巣巨人に恩返しのピッチングとなった。攻撃面では3回と5回にソロホームランを放ち得点。4回と7回にも得点を重ねるなどすきのない攻撃が印象的だ。レギュラーシーズン0本塁打の川瀬のホームランや、オープン戦2号目となるリチャードのホームランなどレギュラーを狙う若手選手の躍動もチームとしてはうれしい材料だろう。
オープン戦も中盤から終盤に向け、アピール合戦が激しくなってくる。面白い試合がまだまだ続く。
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