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【J1第11節】清水の松崎快の大活躍で福岡首位陥落!アビスパ福岡vs清水エスパルスを振り返る

2025年4月20日、IAIスタジアム日本平にて明治安田J1第11節のアビスパ福岡 vs 清水エスパルスが開催。MF松崎快の活躍により3-1で清水エスパルスが勝利を収め、福岡は首位陥落となった。※トップ画像出典/Pixabay(トップ画像はイメージです)

Icon kinggear icon KING GEAR編集部 | 2025/05/04

首位浮上の福岡と前節で逆転勝利を収めた清水が激突

両者の過去対戦成績は16勝2分4敗と清水の勝ち越し。横浜F・マリノスに逆転勝ちした福岡は勝ち点は19となり、クラブ史上初の暫定首位に。振り返ると、前半に先制点を許しても、すぐに取り返す精神力の強さがうかがえる。失点に対して、早い段階ですぐに切りかえて点を取り返す意識が組織として確立している。スタメンは、16日に行われたJリーグYBCルヴァンカップ1stラウンドの栃木SC戦からDF田代雅也を除く10人を入れ替えているものの、前節のスタメンからは変更なし。予想フォーメーションは、4-2-3-1。

公式戦8連戦の最終戦を迎える清水エスパルスも、いい流れが来ている。直近2試合では、後半に入ってから攻撃が加速する傾向にある。特に前節の横浜FM戦では、ハーフタイム明けからピッチ入ったFW乾貴士がゲームを牽引し大逆転劇を繰り広げ、秋葉忠宏監督からは「This is football」の言葉をいただくほどの会心の1勝を上げる結果を残した。そんな前節からのスタメン変更は4人。DF羽田健人、MF中原輝、MF矢島慎也、FWアフメド・アフメドフが外れ、MF北爪健吾、MF松崎、FW乾、FW北川航也が入る。予想フォーメーションは、4-2-3-1。

前半は一瞬の隙をついて清水エスパルスが3得点をマーク

試合開始直後3分で先制点を決めたのは、清水エスパルスのMF松崎。敵陣中盤でボールを受けたMF松崎がドリブルで前進すると、ミドルレンジから左足を振り抜き、GK沖悠哉の前でバウンドすると、そのままゴール右隅に突き刺した。取り返したい福岡は直後の前半9分、MF藤本一輝が敵陣のペナルティエリア内で相手に囲まれながらドリブルを仕掛ける。すると、MF乾に足を引っ掛けられて転倒しファールに。VARにて福岡がPKを獲得した。このPKによりMF見木友哉がゴールを決め同点に追いついた。

試合の流れは福岡が主導権を握るが得点につなげられない。前半43分はFWシャハブ・ザヘディがペナルティエリア左から左足で枠内にシュートを放つも、GK沖にセーブされてしまう。少ないチャンスや隙をついて、得点を稼いだのは清水エスパルス。前半終了間際の追加タイム2分で、FW松崎の右コーナーキックをMFマテウス・ブエノが頭で合わせゴールネットを揺らした。さらに前半50分、FW乾の左クロスをボックス右まで駆け上がったMF北爪がつなぐ。最後はゴール前に走りこんだFW松崎が左足でゴール左下に決め、3-1で前半を終えた。FW松崎は1アシストに加え、2得点を稼ぐ活躍ぶりを見せた。

松崎が全得点に絡む活躍!首位福岡は清水に完敗

迎えた後半、取り返したい福岡は、DF前嶋洋太からMF岩崎悠人へ交代カードを切る。前進する福岡に対して、堅守の清水。清水がボールを奪取するとカウンターを狙う展開が続いた。後半64分に右クロスのこぼれ球を拾ったMF藤本がシュートを放ったが惜しくも枠の上に外れた。最後まで福岡は追加点を奪えず、3-1で試合終了のホイッスルが鳴った。リーグ戦で連勝を収めた清水が暫定4位に浮上し、福岡は、8試合ぶりの黒星で首位陥落となった。

DAZN「明治安田生命J1リーグ ハイライト福岡 vs 清水: 第11節 」(2025年4月20日配信)より
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