藤巻亮太インタビュー「なぜ歌い、なぜ登り、なぜ球を蹴るのか?」 Vol.4フットサルから教えられたこと
藤巻亮太といえば何を思い浮かべるか? 誰もが知っているレミオロメンの名曲の「粉雪」を思い浮かべる方が多いと思う。しかしながら私は登山を思い浮かべてしまう。なぜなら約5年前に初めて会った際にもらった名刺の強烈なインパクトが忘れられないからだ。Vol.4では、なぜ歌詞は凄く繊細なのにフットサルのプレーは強気でゴリゴリしているのかなどを聞きました。
菊池 康平
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2017/11/09
<Vol.3はこちら>
ーー 一緒にプレーする人たちは同じぐらいの年齢ですが、様々な業界の人がいますよね?
藤巻 そうですね。フットサルをやっている時は肩書なんて関係ないですからね。ただ30代になってフットサルを通じて友達が増えたこと、これは凄い財産です。
ーーいつもサッカーやフットサルの時は一番早くグランドに来られてますよね。一緒にプレーさせてもらう時に藤巻さんは朝イチから体がキレているなと思っていたんですけど、早起きしてコンディションを整えたりしているんですか?
藤巻 そんなことないですよ。普通に起きて、ユニホーム着て出かけるという感じです。
ーーそうなんですね。なんか藤巻さんは物凄くストイックなイメージがあります!
藤巻 全然僕はストイックではないですよ!
ーー朝からでもすぐにスイッチが入るタイプなんですね?
藤巻 そうなのかな?確かに体調が悪い時はだめですけど、まぁ最初からイケるほうかもしれないですね。
ーー朝から全開なので軽く走ってから来ているのかと思っていました。
藤巻 全然そんなことしていませんよ。ただ体のケアは大事にしています。信頼できる方にマッサージをしてもらっています。特に30代になってからは体の左右、上下のバランスを整えることを定期的にやっています。人間って日々バランスを崩す生き物なんで。それは大きいかもしれませんね。
ーー確かにいつもいい姿勢ですよね。
藤巻 願わくば常にいい姿勢でいたいと思っています。それは歌にも影響してきますからね。
ーー声の出方とかですか?
藤巻 そうです。猫背になるだけで肺に入る空気の量がかなり違うので、姿勢は大事にしています。
ーー疑問が晴れました!
藤巻 でも僕はそんなにストイックではないですよ(笑)
ーーでも走れるし、プレースタイル的には個人的にキャプテン翼の日向小次郎のイメージがあるんです。ゴリゴリというか・・・。
藤巻 確かに日向君みたいなところがあるかもしれないですね。僕は本当にゴリゴリです(笑)こんな穏やかそうな顔しているので良い人そうに見られますけど全く真逆です(笑)
ーーアーティスト界で№1のゴリゴリですよね。
藤巻 ナオト(インティライミ)君ぐらいゴリゴリ行くかもね(笑)
ーー歌詞が繊細なイメージがあるんですが、メンタルもゴリゴリ系なんですか?
藤巻 歌詞は繊細って言われるよね(笑)どうなんでしょうね、あまり分析したことがないけど、気質としてはサッカーの時は前に前にという部分が強くて、ゴールしか見てないですね。ドリブルが好きだし、点を取るのも好きだし、気質としてはFWなんです。
今のサッカーチームが出来てキャプテンをやらせてもらってますが、今まで人をまとめることってなかったんですよ。学級委員長とか部長とかも一切やったことがないんです。
レミオロメンでも誰かがリーダっていうわけでもなかったので、ソロになって初めて人を引っ張っていく立場になりまして。自分のことも引っ張っていかないといけませんしね。。
サッカーチームでもみんなそれぞれ想いが違いますよね。情熱も、動ける動けないも違うし、早く来る人、遅く来る人、遠くから来る人、近くから来る人などいろんな想いでみんな来ていて。
みんなとどういう風に空気を作っていこうかなという部分は凄く大事にしていて、グラウンドに来た時に、みんないいものを持ち寄って、みんなで元気になって帰れたら最高だなって思っていますね。
うまくいく、いかないは別としてそういった部分は自分なりに大切にしていて、それは作詞をする時にも通ずるものがあって、その部分はプレースタイルとは違う部分かもしれませんね。
ーー僕らKING GEAR FCと練習試合をして頂いた後に、藤巻さんのチームは、みんなシャワーも浴びずに24時近くまで残ってミーティングをしていたのが印象的です。僕らは世界大会を控えていたのにシャワーを浴びてサラっと帰っていったので反省しました。本当に熱いチームですよね。
藤巻 ミーティングについては毎回やっているわけではないけど、対外試合をするとチームとして共有することが増えてくるので、それは試合が終わった直後のほうが話しやすくて。
それぞれが感じたことを言語化することが大事だし、聞くことも大事だと思ってます。その言語化したものを共有することでチームの方向性も共有できるので大事なことだと思っています。そういう時間を経てチームがひとつになっていくと思います。
ーー何かの媒体で藤巻さんが「人を縛り付けるのではなく、スペースを与えてあげるのが優しさなんだ」とおっしゃっていたのを拝見しました。これはチーム作りにも表れているんですか?
藤巻 人間関係って、制限を付けて人を狭いほうに追いやることもできるし、こういうこともあるよねって線をとって広げてあげることもできる。どっちもできるじゃないですか。
だったらある程度、線を取ってあげて、その空間を広げていったほうがみんな心地良いし、いいと思います。でも、それだけだとチームにならないので決めごとを作ったんです。そうするとチームがうまくいっている時は味方のミスをカバー出来たり、物凄く空気がいいんですよ。
だけど途中でピリピリしてくると、お互いにあら探しが始まって、ミスに対してみんなが敏感になってプレーが消極的になってしまう。最近思ったことですが、ルールは破るためにある。他人もルールを完璧には守れないし、自分も守れない。
だったらルールは守れないと思ったほうが、ひとつ優しくなれて、その時にお互い様だよねって話になるので。お互い様になれるとまた強くなっていくし、視野も広がる。許していくということをチームで学びますね。ミスに対して寛大になるというのは凄く大事だと思いますね。
<Vol.5へ続く> http://king-gear.com/articles/580
取材中写真:瀬川泰祐
ーー 一緒にプレーする人たちは同じぐらいの年齢ですが、様々な業界の人がいますよね?
藤巻 そうですね。フットサルをやっている時は肩書なんて関係ないですからね。ただ30代になってフットサルを通じて友達が増えたこと、これは凄い財産です。
ーーいつもサッカーやフットサルの時は一番早くグランドに来られてますよね。一緒にプレーさせてもらう時に藤巻さんは朝イチから体がキレているなと思っていたんですけど、早起きしてコンディションを整えたりしているんですか?
藤巻 そんなことないですよ。普通に起きて、ユニホーム着て出かけるという感じです。
ーーそうなんですね。なんか藤巻さんは物凄くストイックなイメージがあります!
藤巻 全然僕はストイックではないですよ!
ーー朝からでもすぐにスイッチが入るタイプなんですね?
藤巻 そうなのかな?確かに体調が悪い時はだめですけど、まぁ最初からイケるほうかもしれないですね。
ーー朝から全開なので軽く走ってから来ているのかと思っていました。
藤巻 全然そんなことしていませんよ。ただ体のケアは大事にしています。信頼できる方にマッサージをしてもらっています。特に30代になってからは体の左右、上下のバランスを整えることを定期的にやっています。人間って日々バランスを崩す生き物なんで。それは大きいかもしれませんね。
ーー確かにいつもいい姿勢ですよね。
藤巻 願わくば常にいい姿勢でいたいと思っています。それは歌にも影響してきますからね。
ーー声の出方とかですか?
藤巻 そうです。猫背になるだけで肺に入る空気の量がかなり違うので、姿勢は大事にしています。
ーー疑問が晴れました!
藤巻 でも僕はそんなにストイックではないですよ(笑)
ーーでも走れるし、プレースタイル的には個人的にキャプテン翼の日向小次郎のイメージがあるんです。ゴリゴリというか・・・。
藤巻 確かに日向君みたいなところがあるかもしれないですね。僕は本当にゴリゴリです(笑)こんな穏やかそうな顔しているので良い人そうに見られますけど全く真逆です(笑)
ーーアーティスト界で№1のゴリゴリですよね。
藤巻 ナオト(インティライミ)君ぐらいゴリゴリ行くかもね(笑)
ーー歌詞が繊細なイメージがあるんですが、メンタルもゴリゴリ系なんですか?
藤巻 歌詞は繊細って言われるよね(笑)どうなんでしょうね、あまり分析したことがないけど、気質としてはサッカーの時は前に前にという部分が強くて、ゴールしか見てないですね。ドリブルが好きだし、点を取るのも好きだし、気質としてはFWなんです。
今のサッカーチームが出来てキャプテンをやらせてもらってますが、今まで人をまとめることってなかったんですよ。学級委員長とか部長とかも一切やったことがないんです。
レミオロメンでも誰かがリーダっていうわけでもなかったので、ソロになって初めて人を引っ張っていく立場になりまして。自分のことも引っ張っていかないといけませんしね。。
サッカーチームでもみんなそれぞれ想いが違いますよね。情熱も、動ける動けないも違うし、早く来る人、遅く来る人、遠くから来る人、近くから来る人などいろんな想いでみんな来ていて。
みんなとどういう風に空気を作っていこうかなという部分は凄く大事にしていて、グラウンドに来た時に、みんないいものを持ち寄って、みんなで元気になって帰れたら最高だなって思っていますね。
うまくいく、いかないは別としてそういった部分は自分なりに大切にしていて、それは作詞をする時にも通ずるものがあって、その部分はプレースタイルとは違う部分かもしれませんね。
ーー僕らKING GEAR FCと練習試合をして頂いた後に、藤巻さんのチームは、みんなシャワーも浴びずに24時近くまで残ってミーティングをしていたのが印象的です。僕らは世界大会を控えていたのにシャワーを浴びてサラっと帰っていったので反省しました。本当に熱いチームですよね。
藤巻 ミーティングについては毎回やっているわけではないけど、対外試合をするとチームとして共有することが増えてくるので、それは試合が終わった直後のほうが話しやすくて。
それぞれが感じたことを言語化することが大事だし、聞くことも大事だと思ってます。その言語化したものを共有することでチームの方向性も共有できるので大事なことだと思っています。そういう時間を経てチームがひとつになっていくと思います。
ーー何かの媒体で藤巻さんが「人を縛り付けるのではなく、スペースを与えてあげるのが優しさなんだ」とおっしゃっていたのを拝見しました。これはチーム作りにも表れているんですか?
藤巻 人間関係って、制限を付けて人を狭いほうに追いやることもできるし、こういうこともあるよねって線をとって広げてあげることもできる。どっちもできるじゃないですか。
だったらある程度、線を取ってあげて、その空間を広げていったほうがみんな心地良いし、いいと思います。でも、それだけだとチームにならないので決めごとを作ったんです。そうするとチームがうまくいっている時は味方のミスをカバー出来たり、物凄く空気がいいんですよ。
だけど途中でピリピリしてくると、お互いにあら探しが始まって、ミスに対してみんなが敏感になってプレーが消極的になってしまう。最近思ったことですが、ルールは破るためにある。他人もルールを完璧には守れないし、自分も守れない。
だったらルールは守れないと思ったほうが、ひとつ優しくなれて、その時にお互い様だよねって話になるので。お互い様になれるとまた強くなっていくし、視野も広がる。許していくということをチームで学びますね。ミスに対して寛大になるというのは凄く大事だと思いますね。
<Vol.5へ続く> http://king-gear.com/articles/580
取材中写真:瀬川泰祐
New Album 「北極星」 発売中
[初回限定盤] VICL-64845 / 3,300円+税
[通常盤]VICL-64846 / 3,000円+税
【曲目】
01 優しい星
02 Blue Jet
03 Have a nice day
04 another story
05 マスターキー
06 波音
07 go my way (TVアニメ「エンドライド」エンディングテーマ)
08 紙飛行機
09 北極星 (「リブ・マックス ホテルズ&リゾート」TVCMソング)
10 愛を
11 Life is Wonderful
Bonus Track(初回限定盤のみ収録)
12 LIFE (『ツール・ド・東北』公式テーマソング)
13 3月9日 (大塚製薬「カロリーメイト」CMソング)
iTunes Storeほか主要音楽配信サイト &Apple Music、dヒッツ、Spotify、LINE MUSICほか定額制聴き放題サービスにて配信中!!
01 優しい星
02 Blue Jet
03 Have a nice day
04 another story
05 マスターキー
06 波音
07 go my way (TVアニメ「エンドライド」エンディングテーマ)
08 紙飛行機
09 北極星 (「リブ・マックス ホテルズ&リゾート」TVCMソング)
10 愛を
11 Life is Wonderful
Bonus Track(初回限定盤のみ収録)
12 LIFE (『ツール・ド・東北』公式テーマソング)
13 3月9日 (大塚製薬「カロリーメイト」CMソング)
iTunes Storeほか主要音楽配信サイト &Apple Music、dヒッツ、Spotify、LINE MUSICほか定額制聴き放題サービスにて配信中!!
iTunes Store
https://itunes.apple.com/jp/album/id1274990901?app=itunes&ls=1
レコチョク http://recochoku.jp/song/S1005450729/
mora http://mora.jp/package/43000005/VE3WA-17948/
写真集 「Sightlines」 発売中!
https://itunes.apple.com/jp/album/id1274990901?app=itunes&ls=1
レコチョク http://recochoku.jp/song/S1005450729/
mora http://mora.jp/package/43000005/VE3WA-17948/
「藤巻亮太 Polestar Tour 2017」 開催中!!
11/5(日) 広島 BLUE LIVE 広島
11/6(月) 鹿児島 姶良市文化会館 加音ホール
11/8(水) 福岡 イムズホール
11/12(日) 山梨 甲斐市双葉ふれあい文化館
11/18(土) 東京 昭和女子大学 人見記念講堂
写真集 「Sightlines」 発売中!