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埼玉西武が今夏限定の「ハントブルーユニフォーム」を発表。古賀悠斗が活躍を宣言「ライオンズが変わったと思われるような戦いを」

埼玉西武ライオンズは5月24日、ベルーナドームで記者向けの発表会を開き、夏の恒例イベント「ライオンズフェスティバルズ2024」(8月2日~9月1日)の期間中に着用する限定ユニホーム「ハントブルーユニフォーム」を発表した。デザインを担当したクリエイティブディレクターの相沢陽介さん、モデルとして佐藤龍世、古賀悠斗が登場。限定ユニフォームへの思いや、夏の戦いに向けての意気込みを語った。

Icon 1482131451808 佐藤 主祥 | 2024/05/24
夏の大型イベントとして開催している「ライオンズフェスティバルズ」では毎年、さまざまなコンセプトで期間限定ユニフォームを作成している。昨年は、遥か彼方まで晴れ渡った蒼空をイメージし、“ライオンズブルー”を全身にあしらった「蒼空ユニフォーム」を発表。ベルーナドームを蒼色一色に染め上げた。

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球団提供
そして今回、発表されたのが「ハントブルーユニフォーム」。「獅子たちが、夏の月夜に敵を駆る。」というコンセプトで、月より狩りをする獅子の雄姿と選手たちを照らし合わせ、ユニフォームに表現したという。

夏の月夜を表現したネイビーに、前面にはライオンが勇ましく吠えている様子をデザイン。全身にはストライプに模した獅子の爪痕を入れてたくましさを表現し、胸のロゴの「Lions」と、キャップのキャップとヘルメットの「Saitama Seibu Lions 」の頭文字SSLをクラシカルなオリジナルフォントであしらった。

なお、一軍の対象試合はホーム15試合、ビジター12試合の計27試合、そのうち8月4日と同25日の楽天戦では、一部の座席を除く来場者に限定ユニホームを無料配布する予定だ。ファームはホーム10試合、ビジター14試合の計24試合が対象となる。

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筆者撮影
デザインを担当したクリエイティブディレクターの相沢陽介さんは、「“ライオンズブルー”というものが子どもの頃から印象に残っていて、そのブルーの中で最も濃いミッドナイトブルーを初めに想像したんです」と当初のイメージについて説明。

続けて「野球のユニフォームというのは、下半身を白にして、上半身とのバランスを取った方が美しいと思っているんです。なので爪痕のストライプは上下で色を反転させています」とデザインへのこだわりを語った。

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筆者撮影
実際に限定ユニフォームを着用した佐藤龍世は、「率直にかっこいいなと。個人的には白のズボンに太めのストライプが入ってるのがすごく気に入っている」とコメント。

報道陣から通常ユニフォーム時との気持ちの入り方の違いについて聞かれると、「試合に望む気持ちや、勝ちたい気持ちは変わらずつねに持ってはいる」と前置きした上で、「やっぱり普段と違うユニフォームを着ることによって、気持ちの乗り方は変わってくる。ファンも普段と違うユニフォームを着ることでスタンドがネイビーに染まるので、気持ちよくプレーはできるんじゃないか」と試合を想像しながら答えた。

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筆者撮影
古賀悠斗も「ストライプが入っているのは、ホーム、ビジターどちらにもないのでとても新鮮でかっこいい」と限定ユニフォームを絶賛。「僕はキャッチャーなので、防具からユニフォームに合わせてカラーリングされることもあり、通常とはまた違った雰囲気を味わえる」と捕手ならではの感想を述べた。

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筆者撮影
相沢さんは埼玉県所沢市出身で、地元球団である西武を幼少期から応援し続けてきた。1986年~94年の黄金期を知っているからこそ、この限定ユニフォームのデザインには並々ならぬ想いがある。

「やはり西武は強く、私が子どもの頃から常勝軍団でした。今夏のシリーズのナイトゲームで選手たちにこのユニフォームを着てもらい、願わくば全勝できるように、そういう思いを込めてデザインをさせていただきました」

そのことに対して佐藤は「このユニフォームを着て、全勝できるようにデザインされた思いも背負いながら、僕らは戦っていきたい」と力強く宣言。古賀は「例年、ライオンズは夏に強いと言われているので、このユニフォームを着て夏に強いライオンズをファンの皆さんに見せられたら」と夏の戦いでの活躍を誓った。

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筆者撮影
西武は今シーズン、自力優勝の可能性はすでに消滅。現在も今季2度目の7連敗中(22日時点)と苦境が続いている。チームとしては、「ライオンズフェスティバルズ2024」での試合を逆襲劇のきっかけにしたいところだ。

「この限定ユニフォームを着て、ライオンズが変わったというふうに思われるような戦いをしたい」と古賀。

相沢さんの想いが詰まった「ハントブルーユニフォーム」を身にまとい、ライオンズナインが躍動する姿を想像しながら、今夏の快進撃を期待したい。