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はなわがBC埼玉球団とコラボで「咲きほこれ」熱唱! 元巨人宮本和知さんのグラブも持参の野球愛

お笑いタレントのはなわが、昨年に引き続きルートインBCリーグの埼玉武蔵ヒートベアーズとコラボして「埼玉」球団を盛り上げた。BC埼玉武蔵では、公式チアパフォーマンスチーム「Bgirls」がホーム戦では必ずはなわの「咲きほこれ埼玉」を踊っている。ファンにとっても馴染み深い歌だ。 この日も試合のために集まった1800人を前に、はなわが「埼玉県のうた」「ニュー咲きほこれ埼玉」を熱唱。野球ファンの喝采を浴びていた。※トップ画像:筆者撮影

Icon img 20200702 114958 井上 尚子 | 2024/05/21

埼玉の球場で埼玉の歌を熱唱


野球日和の晴天だった。5月18日のUDトラックス上尾スタジアム(埼玉県上尾市)周辺では、AGETAKEと称して40店舗もの飲食店や物産店が出店しており、お祭りムードで賑わった。集まった人々は思い思いに買い物をし、入場無料の球場内でひとときを過ごす。

それに加えてルートインBCリーグ公式戦に駆け付けた多くのファンが、熱量高く試合を待ち受けていた。

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「埼玉県のうた」を歌う際には「怒らないでくださいたま!」と笑わせた ※筆者撮影
試合前に登場したはなわは、「埼玉県のうた」を歌い、さらにBgirlsのダンスをバックに「ニュー咲きほこれ埼玉」を歌う。2022年からBgirlsが応援に取り入れており、馴染んだ曲にファンはノリノリ。応援席では一緒にダンスをするファンや子供たちの姿もあった。

ライブのあと、試合を観戦していたはなわは、5回のグラウンド整備の際に再び登場。少年野球チーム同士のベースランニング競争を、実況担当アナウンサーとともに「実況・解説」。子供たちとともに汗をかいてイベントを楽しんだ。

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はなわとアナウンサーが子供たちのレースを実況・解説 ※筆者撮影

「埼玉で歌うとやはり気合いが入ります」


イベント出演を終えたはなわは「埼玉で歌うときはやはり気合いが入りますね」と振り返った。

埼玉の縁が結んだコラボだ。「咲きほこれ埼玉」は2019年に公開された大ヒット映画「翔んで埼玉」の主題歌「埼玉県のうた」にカップリングされた曲だった。

2022年のシーズンからBgirlsが「埼玉」球団にちなんで取り入れ、グラウンドでのパフォーマンスの際にはファンと一緒に踊るナンバーとなっていた。

2023年11月に映画第二弾となる「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」が公開されると、主題歌には新しく音を作り直した「ニュー咲きほこれ埼玉」が使用された。このミュージックビデオにBgirlsが出演するなど縁は続いている。

はなわが球場へ招かれ一緒にパフォーマンスをするのは昨年に続いて2回目で、この日もコンビネーション抜群の賑やかなライブとなった。
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チアアカデミーの子供たちも一緒に「咲きほこれ埼玉」を踊って盛り上げる ※筆者撮影

はなわも魅了された「熱い」ファンの集まる野球


BC埼玉武蔵ヒートベアーズは、今年で創立10周年を迎える独立球団だ。昨年はリーグチャンピオン、そして独立リーグチャンピオンシップで準優勝に輝いた。元日本ハム・西武の西崎幸広監督が率いるチームのもとには、清田育宏、由規という元NPBの錚々たる指導者たちとNPBを目指す若い選手たち、そして独立でも有数の「熱い」ファンが集う。

昨年招待を受けてライブを行ったはなわにとっても、若々しいチームとファンの熱さは魅力的だった。

「熱狂的なファンというのは聞いていましたが、実際来てみて、本当に熱いファンの皆様で、声援がすごくて、僕も一瞬でファンになっちゃいました。ほんとにヒートベアーズをずっと応援している感じです」

この日のBC埼玉武蔵は序盤から失点して劣勢だったが、応援席で鳴り物を演奏し声援を送るファンの応援ボルテージは変わらなかった。
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熱いファンの集うBC埼玉武蔵の試合風景 ※筆者撮影

「まだシーズンもこれから。ここからやってくれると信じてます。このヒートベアーズからNPBにたくさんの選手を輩出して、NPBでも活躍して欲しいという気持ちを込めて応援しています。ファンの皆さんも一緒に応援しましょう!」

特に名前を出して期待を口にしたのは高卒3年目、強打の捕手・町田隼乙選手だ。ドラフト候補でもあり、今季はキャプテンも務めている。この日までに4本のホームランを放っており、長打力は魅力十分だ。

「もっともっと羽ばたいて、人生咲きほこって欲しいですね!

夢に向かって直向きに打ち込む選手に向けて、はなわらしいエールも送られた

「キャッチボールだけでもやりたくて」宮本さんのグラブを持参


この日はマイグラブも持参。「GIANTS 21 宮本」という文字の入ったグラブは、元巨人の宮本和知さんからもらったものだ。自身が草野球チームを持つはなわだが、「なかなか野球をやれるチャンスがないので、キャッチボールだけでもやりたくて」とグラブを持参した。試合前のちょっとした時間に、青木玲磨コーチ補佐兼外野手とボールを投げ合ったはなわは嬉しそうで、そのボールを控室にも持ってきていた。

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宮本さんのグラブを手に左腕を振るうはなわ ※筆者撮影
「軟式野球チームなので、硬式は触る機会がないんです。最高です」
その感触は格別だったようだ。

「埼玉県のうた」は埼玉あるあるを歌った「ディスり」ソングだが、そんな歌をともに歌って笑ってくれる。「懐の深さ」「寛大な心」が埼玉の素晴らしさ、とはなわは讃える。

「どこか余裕があるというんでしょうか。そういうところが好きですね」

初夏の眩しい青空の下、埼玉愛と野球愛に溢れたはなわの一日だった。